今夏バイエルン退団のアラバ、13年過ごしたクラブは「家族、家、特別な場所」

 バイエルンのオーストリア代表DFダヴィド・アラバが、13年過ごしたクラブの退団に当たってコメント。クラブ公式が6日に伝えている。

 バイエルンの下部組織出身のアラバは6月末をもってクラブとの契約満了を迎える。2月に退団を明言し、現在ではレアル・マドリードへの加入が決定的と見られている。

 アラバはクラブを去ることについて「クラブを去るまでまだ少し時間はあるし、今はまだ完全に受け入れられてはいないよ」とコメント。それでも「正直に言ってしまえば、バイエルンでの特別な時間を振り返る日もある。この数年間は本当に素晴らしかったよ」と続け、振り返った。

「16歳でウィーンからここにきて、13年経って人生のほとんど半分を振り返っているよ。それが全てを物語っていて、クラブは僕の家族であり、家であり、特別な場所だね」

 また、ファンに向けてメッセージを求められると「とてもシンブルで、今まで本当にありがとう! 僕はこの関係を決して忘れないし、いつでも僕の心の中にあるよ」と回答。ボールボーイや入場時にセンターサークルで丸い旗を持った記憶などを振り返り、クラブとの別れを惜しんだ。

「何かが終わるときはいつも難しいものだけど、このクラブでいつもくつろいでしまっていたことは間違いないね」

「もちろん僕は涙を流しながらバイエルンを去るけど、同時に自分の将来も楽しみにしているよ。クラブに反する決断ではなかったけれど、何か新しいことに挑戦して違うステップを踏みたいと思ったんだ」

「成長するためには『居心地のいい場所』を離れなければならないね」

 最後に、バイエルンに望むことを問われると「最高であることだけだね。このクラブは常に僕の心の中にある。とても感謝しているよ」とコメント。「バイエルンが素晴らしいサクセスストーリーを描き続けてくれることを願っている。正直、何の心配もないけどね」と続けた。

2021/5/7 0:45

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます