【新潟大賞典展望】1番人気が14連敗中のハンデ重賞
春の新潟開催の目玉となるレースで、上半期のローカル中距離路線を締めくくる一戦という面もある。混戦のメンバー構成によるハンデ戦ということもあって大荒れも珍しくなく、直近の1番人気の勝利は06年のオースミグラスワンまで遡る。
1.前走の着順に注目
過去10年の勝ち馬10頭中、7頭は前走で3着以内だった。荒れやすいレースではあるが、大敗して人気を落としていた馬が一気に変わり身を見せて勝利ということは稀。ただし、2・3着には前走10着以下だった馬が7頭好走している。
2.小柄の馬は苦戦気味
過去10年の成績を馬体重別で見てみると、440〜459kgの馬は複勝率9.1%、460〜479kgの馬は16.7%、480〜499kgの馬は21.2%、500〜519kgの馬は25.9%、520kg以上の馬は21.4%。小柄の馬は苦戦傾向にある。
3.重賞実績は不問
過去10年、前走3勝クラスだった馬は複勝率38.5%と上々なのに対し、前走オープン特別組は複勝率19.4%、前走GIII組は複勝率15.5%、前走GII組は複勝率16.2%。重賞実績は不問で、上がり馬も十分通用するレース。なお、過去10年の勝ち馬延べ10頭中それ以前に重賞勝ちがあったのは2頭だけ。
ダノンマジェスティは昨秋に2年4か月ぶりの長期休養から復帰すると、2・2・1着で3勝クラスを勝ち上がり。気性面の難しさはあるが、ブランクを感じさせない強い走りを見せている。ディープインパクト産駒にしては持続力に秀でたタイプなので、新潟コースは合っていそう。昇級初戦から好走を期待したい。