元夢アド 志田友美 13年ぶりショートヘア、ためらいは「めちゃくちゃありました」

人気アイドルグループ・夢みるアドレセンスの元メンバーで、ファッションモデルや女優として男女問わず支持を集める志田友美が、5月12日(水)に7年ぶりとなる写真集『志田友美写真集 RESTART』(KADOKAWA)を発売する。

小学生の頃からロングヘア一筋であった彼女が、ショートヘアへと生まれ変わる瞬間を収めた同写真集。アイドルもロングヘアも卒業した等身大の彼女をたっぷりと収録する、まさに“RESTART”といえる作品となっている。

2万枚もの写真データを自ら選別し、徹底的にこだわり抜いた自己プロデュースの1冊。作品への思いや撮影エピソード、グループを卒業してからのこれまでとこれからを志田に聞いた。

──『RESTART』と名付けられた今回の写真集。志田さんにとってどんな意味を持つ1冊なのでしょうか。

お話をいただいた時には、まさか今のタイミングで出せるとは思っていませんでした。7年ぶりの写真集なので、24歳の等身大の私を見せられるなと思いました。アイドルも卒業してソロのタイミングで、“第2の人生”という意味を込めて『RESTART』と名付けました。全部自己プロデュースなんです。やるからには全部こだわりたいなと思って。

──そうなんですね。特にどんな部分をこだわったんでしょうか。

男女どっちにも見てほしいなと思ったんです。男子目線だけを意識するなら水着、露出が多めになるのかもしれないんですが、女子目線を考えて可愛い系の服やスポーティーな服を着るようにしました。写真セレクトも全部私がやったんです。

──なるほど。量も多くて大変そうです。

2万枚もある中から選んだので、自分の顔にゲシュタルト崩壊をおこしてしまって「もう当分見なくていいな」と思いました(笑)。写真集の中で13年ぶりに髪の毛をばっさり切ったんですが、ロングヘアの写真を9割、ショートヘアの写真を1割の分量にしてるんです。

──新しい、ショートヘアが多めではないんですね。

その理由は、ロングの私をちゃんと堪能してもらいたいのと、ショートの私が気になってくれるように。ショートをたくさん入れてしまうと、この1冊で満足しちゃうんじゃないかなと思ったんです。

──なるほど。あえて物足りないくらいにしている。

そうです。SNSをフォローしてもらうなどして、ずっと追いかけてほしいなって。

──ショートヘアにしたのには、なにか特別な理由があるんですか?

この写真集を出すまでは、この先ずっとロングだろうなと思ってたんです。自分がショートヘアになるイメージはなかった。でもこのタイミングでショートにする提案をしていただいて、アリだなと。新鮮味があるし、ロングだけじゃつまらないかもと思って、ばっさりいきましたね。

──ためらいはなかったんですか。

めちゃくちゃありました。周りの人もロングの私を見慣れているので「え、大丈夫?」って言われることが多かったんです。でも髪が軽くなって乾かしやすくなったし、ロングではできないヘアアレンジができるし、切ってみたら正解でしたね。評判もすごく良いので、ありがたいです。

──自己プロデュースで仕上げた今回の写真集、出来上がりの満足度はどれくらいですか?

最高です。点数は付けられないですね。大人っぽい私から無邪気な私まで見られると思うので、満点ですね。

──7年前に出した写真集と比べると、変化は感じますか。

自分で言うのもなんなんですが、とにかく大人っぽくなったなと思いました。前回の写真集も久しぶりに見返してみたんです。「こんな表情してたんだ」って無邪気さに驚きましたね。

──今回の撮影で思い出に残っている出来事はなにかありますか。

撮影期間がすごく短かった。3日間の撮影だったんですけど、実質2日くらいの時間でした。本当は海外に行く予定だったんですよ。行きたかったです〜。まさかの関東になってしまいました。三浦海岸と横浜中華街。

──忙しい撮影だったんですね。

めっちゃ早いテンポでの撮影でした。休憩もなく、とにかく着替えては撮っての繰り返しだったので、正直疲れた。疲れたし寒かった(笑)。でもそれを感じさせない仕上がりなので満足です。

──美尻・美脚が魅力と紹介されていますが、体を仕上げるうえで準備もされたんでしょうか。

パーソナルジムに1ヶ月間みっちり通って、家でもトレーニングして、食事管理もしてもらって。撮影当日もギリギリまでお尻を鍛えてましたね。

──当日も!

お尻をパンプするだけでかなり見栄えが違うんですよ。四つん這いになって、膝をバンドで巻いて、脚を引き上げるようにするとお尻が鍛えられるのでオススメです。じわじわやっていくと、それだけでぷっくりしたお尻になります。

──特に注目してほしいシチュエーションはありますか。

全部ですが、海をバックに木漏れ日を感じている志田友美、これは良い感じです(笑)。あとは脚とかお尻をしっかり写してもらったカットが多いので、やっぱり鍛え上げた体には注目してほしいですね。

──エッセイも収録されているんですよね。書くのは大変でしたか。

文章を書くのは得意な方なので、スラスラ書けました。大人っぽい文章を書きたいとも思ったんですが、それじゃあ等身大じゃなくてカッコつけだな、と思って、普通に書くことにしました(笑)。

──エッセイは「幼少期」「岩手」「夢アド、アイドル」「モデル」「ライフスタイル」「筋トレ」「性格」「食事」「ファッション」「笑顔」の10テーマ。特に見てほしい項目はなんでしょう。

「性格」はあんまり自分から言ってこなかったかも。夢占いが大好きなこととか、あまり知っている人はいないと思う。

──夢占いが好きなんですか。

好きですね。夢を見ると検索しちゃいます。

──最近はどんな夢を見ましたか。

人に殴られた夢。まず、トイレットペーパーが無くなったんですよ。で、ヤバいと思ったら場面が変わって、人に殴られました。

──どういう夢...(笑)踏んだり蹴ったりな夢ですね。

大変でした(笑)。

──夢みるアドレセンスを卒業してから現在までで、なにか変化を感じることはありますか。

だいぶお休みは増えましたね。コロナ禍ということもあるんですけど、アイドル時代は本当に休みなく働いていたので、やっと落ち着けたなという感覚です。今は空き時間を堪能してます。

──2019年末に卒業して、すぐのコロナ禍。大変でしたね。

卒業ライブが出来たのは奇跡的でしたね。最後の最後に無観客じゃないライブが出来たのは、今振り返れば良かったです。

──卒業してからは、どんな風に日々を送っていたのでしょうか。

早寝早起きするようにして、これまで関心のなかった散歩もするようになりました。日を浴びて光合成をして、一日が始まるんです。最近は本も読むようにしてます。

──どんな本を読むんですか?

“人とは”、みたいな本。

──“人とは”...。自己啓発本みたいなものですかね。

“人間とは”みたいな。いろんな人がいるんだな、みたいな本ですね。

──その本で、どんな学びがありましたか?

いろんな人がいるんだな、って(笑)。

──(笑)。

大人になって、人間関係を考えないといけないなと考えるようになりましたね。昔の自分は子どもでした。思ったことをすぐ言っちゃうタイプだったんですけど、今は「待てよ、これは言って良いのか」と考えてから発言するようにしてます。人に干渉しすぎないようにもなりました。人と関わるのには、ほど良い距離感を保つのがいいんだなと思いましたね。...どんな会話?人生論じゃん(笑)。

──卒業前に思い描いていたビジョンと現在とで違いはありますか?

卒業前というか、24歳がこんな感じとは思っていませんでしたね。10代の頃に想像した24歳はお姉さんってイメージでした。でも実際には心は小学3年生のまま。体だけ大人になって、どんどん疲れが増していくだけです(笑)。

──志田さんの現在の目標とはなんでしょうか。

夢アド時代は、ファンの方に毎日のように会ってたんです。でも今はなかなか会えない状況。最近のイベントも延期になってしまいました。ファンの方と会う機会は今後も積極的に作っていきたいですね。新しいことにもどんどんチャレンジしていきたいです。

──改めて、写真集のアピールをお願いします!

男性、女性、ロングヘア好き、ショートヘア好き、と幅広く楽しんでいただける作品になっています。24歳の大人っぽい志田友美を堪能していただければ幸いです!

2021/5/6 10:00

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