英フィリップ王配、死因は「老衰」だったことが明らかに

現地時間4日、エディンバラ公フィリップ王配の公式な死亡証明書が明らかになったことを『The Telegraph』が報じた。同メディアが入手した書面によると、王配の死因は老衰と記されているという。

死因については、王室主治医のヒュー・トーマス卿によって証明されたものだ。トーマス卿は死に繋がる病気や怪我などはないと認定しており、この中には王配が亡くなる数週間前に手術を受けた心臓疾患も含まれる。

老衰を死因とするのは、患者が80歳以上で医師が長期間において診療する中、患者が徐々に衰えていく様子を観察した場合に挙げられる。

王配の死亡届は英時間4月13日、私設秘書の准将アーチー・ミラー=ベイクウェル氏によってウィンザー・アンド・メイデンヘッド王立区に提出された。

死亡証明書には、王配のフルネーム「エディンバラ公フィリップ殿下、元ギリシャとデンマーク王子フィリッポス、元フィリップ・マウントバッテン」が記載され、最初の職業は「海軍士官」、2番目の職業が「君主、英女王エリザベス2世の夫」と記されている。

届を通知したミラー=ベイクウェル氏については「葬儀の責任者」と記載された。同氏は英時間4月17日に営まれた王配の葬儀で、ウィンザー城から聖ジョージ教会に向かう棺の後ろを歩いた少数のスタッフを率いた人物だ。

現在はパンデミックのため、死亡届は電話で通知するよう区が要請している。通常は親族が提出するが、死亡時に立ち会った人や本人の家の住人、葬儀の手配者などであれば誰でも登録することが許可されている。法的には、死後5日以内に登録を行うことが定められている。

フィリップ王配の逝去後、王室は2週間の喪に服していた。そんな中、エリザベス女王は夫の死後4日目にウィンザー城での対面イベントに出席、英時間4月21日に迎えた95歳の誕生日はウィンザー城で静かに過ごした。喪中期間を終えた4月27日にはオンライン公務を行う様子を公開している。

画像は『The Royal Family 2021年4月9日付Instagram「It is with deep sorrow that Her Majesty The Queen has announced the death of her beloved husband, His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh.」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

2021/5/6 4:00

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