峯岸みなみ「『恋チュン』『ヘビロテ』の名残で番組に出ているな…」AKB48が抱えている悩みとは?
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。4月15日(木)のお客様は、矢口真里さんとAKB48・峯岸みなみさん。ここでは、各グループの現在の立ち位置について、2人が熱いトークを繰り広げました。
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(左から)峯岸みなみさん、矢口真里さん
◆「団体になるとすごい威圧感が出るの」(矢口)
峯岸:モーニング娘。さんが歌番組に出ているのをずっと見ていて、AKB48もやっと出られるようになったときに、たまに現場でお会いするときがあって。
矢口:あったよね。あのとき、楽屋に全員できてくれたりしたけど、めちゃめちゃ怖かったでしょ?
峯岸:めちゃめちゃ……怖かったです。
矢口:(笑)。
峯岸:怖かったというか、すごい偉大な存在なので、とにかく緊張と萎縮と……記憶がないくらいなんですけど。
矢口:多分ね、私たちって怖いのよ。一人ひとりはすごい優しいんだけど、団体になるとすごい威圧感が出るの。
峯岸:それっていうのは、AKB48(以下:AKB)に対して正直“(新しい)アイドルが出てきたな”みたいな感じがあったのか、全方向に対してそうなっちゃっていたのか。
矢口:AKBに対してではない。
峯岸:そうなんだ。
矢口:“しっかりしなきゃいけない”“舐められちゃいけない”が一人ひとりにあって。それが、全員で集まるとすごい威力として放っていた感じだよね。だから多分、相当怖かっただろうなと思って。
峯岸:それを聞いて、“自惚れていたな”ともちょっと思いました。
矢口:そう?
峯岸:アイドルとして意識をしてくれているから、そういうふうにちょっと怖く見えてたのかなとも思ったけど、“そこまで見られていなかったな”っていう感じもしました。
矢口:いや、どうなんだろう……。その時代って、自分たちのことしか考えられないから、周りがあまり見えてなかったのかな。
峯岸:正直AKBファンの人とかは、もしかしたら、もともとモーニング娘。のファンの方も多くいたかもしれないし、逆に“打倒モーニング娘。”みたいな空気は、追いかける側だからあったと思うんですけど、モーニング娘。さん的には、そんなに意識はしていなかったですか?
矢口:いや、していたとは思うんだけど、私がいる頃は、まだそんなにドカーン(と売れてる)っていうイメージがなかったのよ。
峯岸:モーニング娘。さんと初めてご一緒したのは、私の記憶があるなかではNHKで、メジャーデビューの「会いたかった」の頃だったので、たしかに意識されるほどでもなかったと思います。
◆モー娘。とAKB48、現在の立ち位置
矢口:でも多分、今の(モーニング娘。'21の)メンバーは、絶対にAKBがライバルっていう感じでは見てるよ。そこはオリコンとか(のランキング)もそうだし、あとは歌番組。“AKBさんは出てるけど、うちらは出られない。悔しい”みたいなのは絶対に持ってるから。
峯岸:でも、私たちもすごいモーニング娘。さんにコンプレックスがあって。
矢口:そうなの?
峯岸:初期の方たちにとっては、ファンでもあり“神(のような存在)”っていうのがあるんですけど、現役メンバーの方たちに対しては、多分、私よりも今のAKBの若手のほうがきっとそうだと思うんですけど、モーニング娘。ってずっと名前を引き継いでるのに、ちゃんと形を変えて、そのときの今のモーニング娘。を表現しているのがすごいなと思って。
矢口:うわぁ、ありがたい。
峯岸:モーニング娘。の今のスタイルって、昔と全然違うじゃないですか。
矢口:うん、全然違う。
峯岸:だから、(初期とは)全然違うファンもついているし。だけどAKBって、どこか切り替えができていないっていうか。それは多分私とか、昔のメンバーがまだいるから区別がしづらいっていうのもあるんですけど。楽曲も方向性がそんなにガラッと変わったりしていないし。
矢口:なるほど。
峯岸:やっぱり、モーニング娘。さんのほうが、形をどんどん変えていってる。今のメンバーならではのプライドがすごいあるから。
矢口:たしかに。
峯岸:多分それが、今のAKBの若手は特にコンプレックスに感じていると思います。
矢口:そうなんだ! 知らなかった。
峯岸:どうしたらいいかなって。
矢口:でも、現役のモー娘。も、それはそれでめちゃめちゃ苦労してるから。歌番組にも呼んでもらえないとか、表に出られない時代が結構多くて。本当に苦しい時代を経て、ようやく今、形となって見えてきたというか。だから、意外と氷河期が実はあって。それはもう、みんなが経験してきているから強いのかなと思うけどね。
峯岸:正直、今のAKBの子たちも頑張っているけど、ある意味「恋チュン(恋するフォーチュンクッキー)」とか「ヘビロテ(ヘビーローテーション)」の頃の名残で“番組に出させてもらってるな”っていうのは、やっぱりあるので。逆に言ったらモーニング娘。さんみたいに、“一瞬出られなくなった時期”っていうのを味わったら、またさらに強くなれる可能性もやっぱりありますよね。
矢口:どうなんだろうね。でも一線に居続けるっていうのはすごいことだと思うけどね。それはなかなか経験できないというか。
峯岸:でもやっぱり誤解を恐れずにいうと、“第一線”って言うのはちょっと苦しいかなって。正直、自分もメンバーとして思います。
矢口:そうなの? そういう悩みもあるんだ。
峯岸:そうですね。ちょっと自分のせいもあるなと思いながら。
矢口:違う違う(笑)。別に足を引っ張ってないじゃん。
峯岸:ずっと居座ったな、みたいなところもあるし。だから、“サクッとやめる”っていうのもすごいなと思いました。
矢口:みんななんかね、それぞれ次の夢ができたときに卒業していくんだと思うんだけど。でもどうなんだろう……お互いに葛藤はすごいあるんだよね。
峯岸:たしかに。きっと違う見方で悩んでますよね。
矢口:そうなの。
峯岸:それなのに、こんな先輩たちがヤンチャして。
矢口:ほんとよ、迷惑かけてるんだから。だから私、めっちゃ恩返ししてるから。
峯岸:どうやっているんですか?
矢口:自分の番組に現役のメンバーを呼んだりとか、(現役メンバーの)研究をめっちゃしてる。今いるメンバーのプロフィールとかをめっちゃ読んで、例えばゴルフの話が出たら「現役の生田(衣梨奈)がすごいうまいんですよ」みたいな。いないところでもプレゼンをしたり、結構応援してる。
峯岸:私たちができるのはそこですよね。
矢口:そうね、恩返しだね。
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今週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……
5月5日(水・祝)パックンマックン・パックン×テツandトモ(中本哲也さん、石澤智幸さん)
5月6日(木)薬丸裕英さん×岡本健一さん
がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!
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▶▶峯岸みなみ、矢口真里に対決依頼!?「“モー娘。VS AKB48”でやりましょうよ!」 続きは「AuDee(オーディー)」で!
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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/