3か月毎日15分の日焼け用ベッド使用で、29歳女性が皮膚がんに(英)

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小麦色の肌に憧れる英グロスターシャー州グロスター在住のルーシー・ハートランドさん(Lucy Hartland、29)は、これまでありとあらゆる製品を試し理想の肌を目指してきた。しかしどれを使っても満足のいく結果が得られず、昨年4月に日焼け用ベッドを使い始めた。

ルーシーさんは「自分の思い通りの色を出すには、日焼け用ベッドが一番手っ取り早いと思ったの。セルフタンニング剤だとムラができるし、いつも不満だった。だから日焼け用ベッドをレンタルし、一日10~15分ほど自宅で毎日使うことにしたのよ。それに1時間約6000円(40ポンド)を払って、日焼けサロンにも足を運んだわ。痛みは感じなかったし、短いバケーションにでも行ってるような感じで舞い上がっていたの」と当時を振り返り、こう続けた。

「日焼け用ベッドの効果はすぐに現れ、私はとても満足していたの。日焼け促進剤も併用していたから、こんがり焼けた肌に白い歯が映えて以前より断然見栄えがするようになった。それに自分にも自信がついて嬉しかったわ。」

だがその3か月後、ルーシーさんは足のすねに今までなかった小さなほくろを見つけ、かかりつけ医に相談した。紹介されたグロスターシャー州のロイヤル病院ではすぐに薄茶色のほくろが切除され、その一部が生体組織検査に回された。

検査の結果、ルーシーさんのほくろは皮膚悪性腫瘍の1つであるメラノーマで、がんの厚さが1ミリ以下の「第1期A」ということが判明した。

ルーシーさんは「検査から1週間も経たないうちに結果を知らされたの。ショックだった…。私は日焼け用ベッドにがんのリスクがあるなんて全く知らなかったから。医師にがんだと聞いた時は、まず3歳の娘のことが頭に浮かんだわ。もし悪化したらどうしようってね」と告知された時の心境を明かした。

こうしてルーシーさんには、すねのがんを完全に切除し、大腿部から皮膚を移植する手術が行われた。しかしその後も試練は続き、ルーシーさんは細菌に感染。傷口が膿んでしまい何度も病院を往復した。

ルーシーさんは「手術は成功したけど、感染症で大腿部の傷の回復は遅れ、私のすねには皮膚が大きくえぐれてしまったような傷が残ったわ。だから当分の間は、スカートをはいたりドレスを着ることはないでしょうね。それに3か月に一度は医師の診察が必要だし、今後の日焼けには人一倍気を付けなくてはいけないわ」と溜息をつき、「こんな思いは、私だけでたくさんよ。だから日焼け用ベッドは絶対に使わないで!」と注意喚起した。

なおルーシーさんは今年1月、皮膚がんになった自分の経験をFacebookに綴っており、手術後の脚の写真も添えている。この投稿には、ユーザーからこのようなコメントが届いた。

「たった3か月で、皮膚がん? これは怖いわね。」
「よく気づいたわね!」
「あんな小さなほくろなのに、こんなに大きな傷になってしまったなんて。」
「早いうちに見つかって良かったと思う。」
「自業自得でしょう。日焼け用ベッドの危険性は、かなり前からニュースになっているわよ。」
「日焼け用ベッドは全面禁止にすべき。」
「小麦色の肌に魅力を感じるって、そういう時代は終わったのよ。」
「命をかけてまで日焼けしたいとは思わないわ。」
「セルフタンニング剤で十分よ。」

ちなみにイギリスでは、14歳から日焼け用ベッドを使用してきた43歳女性が、耳を失うなどの試練に見舞われた。またロシアでは、18歳の女性が15分間の日焼けベッドの使用で身体の80%に熱傷を負っていた。

画像は『Mirror 2021年5月3日付「Mum diagnosed with cancer after using sunbeds for three months issues stark warning」(Image: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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  • 5/5 4:00
  • Techinsight japan

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