安野モヨコ「ハッピー・マニア」「後ハッピーマニア」から“価値観の移り変わり”を分析

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TOKYO FMの新音声サービス「AuDee(オーディー)」にて配信中の番組「山田玲司とバグラビッツ」。漫画家・山田玲司と俳優・伊澤恵美子が、カルチャーやニュースをもとに“恋愛”を分析していくトーク番組です。5月2日(日)の配信では前回に引き続き、安野モヨコの恋愛漫画「ハッピー・マニア」(祥伝社)を分析しました。

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(左から)伊澤恵美子、山田玲司


◆恋愛結婚が幸せの象徴だった時代

「ハッピー・マニア」の物語のおよそ20年後を描いた「後ハッピーマニア」(祥伝社)は、2019年から連載開始。山田は「ハッピー・マニア」が連載されていた当時の時代背景を振り返り、20年の歳月のあいだに生じた「価値観の移り変わり」について分析します。

山田:連載がスタートした1995年って、日本のバブルが終わる最後の祭りをしていた時代なんですよ。「ハッピー・マニア」は、バブル期に「恋愛をしろ」と言われた少女たちの大混乱が終わるまでの物語って感じです。

伊澤:終わり方が卒業のそれというか。祭りの終わり感は確かにあるかもしれないです。

山田:キツいなって思うのが、この頃って雅子様が結婚をしていて、いわゆる婚礼ブームがあったんですよ。「恋をしなきゃだめだよ」ってところから「そろそろ落ち着こうよ」みたいな空気がある時代で。

伊澤:うんうん。

山田:このときに上の世代がバンバン結婚して、今度は育児ブームが到来するわけです。(漫画の主人公は)その流れのなかにいるので、結婚というのが大変に重要なんですよ。恋愛して結婚するのが、一番正しいことだと思い込んでいるんですよね。そこから若い世代になってくると、その価値観から解放されてくるんです。

伊澤:そうですね。

山田:だけどこの頃は(恋愛結婚という)強烈な呪いがかかっている。だから「ハッピー・マニア」でも、ハッピーとは何かを考えているようで、めちゃくちゃ定型に収まっていきます。この地獄が、のちの「後ハッピーマニア」に繋がっていくんですね。

◆20年の歳月が“幻想の幸せ”を打ち砕く

「後ハッピーマニア」では、主人公のカヨコが夫・高橋から突如離婚を切り出されます。45歳になったカヨコに待ち受けていたものは、「子どもなし・スキルなし・金なし」の現実でした。

山田:絶対に裏切らないと思っていた男から離婚を切り出されると。

伊澤:「結婚したら終わりじゃないんですか?」っていう(笑)。

山田:「王子様と結婚をして末永く幸せに暮らしましたとさ」で話をまとめた。だけど、そのあとに人生の真実があるわけですよ。

伊澤:(ハッピーエンド)からの、ってやつですね(笑)。

山田:よせばいいのに、全部描くんですよ(笑)。安野モヨコのサムライっぷりときたら。サムライモヨコですね(笑)。

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次回の5月9日(日)配信分は、「エロい気持ちになる歌」について語ります。詳しくは音声配信サービス「AuDee(オーディー)」でチェックしてください!

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<番組概要>
番組名:山田玲司とバグラビッツ
配信日時:日曜22:00配信
パーソナリティ:山田玲司、伊澤恵美子
番組Webサイト: https://audee.jp/program/show/100000214

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  • 5/4 19:00
  • TOKYO FM+

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