約4万円でも完売のチェックシャツ。実はユニクロ、GUにも負けないコスパ
―[MBのヘビーユース108(心底惚れ込んで愛用しているアイテム)]―
◆85/108 スーパーライトチェックシャツウール(AURALEE)3万6300円
ぶっ飛んだ値段のチェックシャツですが、長く使えるマスターピースとしておすすめします。
チェックシャツといえば、古着屋さんでもユニクロでもGUでも購入可能なメンズ定番のファッションアイテム。そんな供給過多のなか、昨シーズンは取扱店全店で完売という人気ぶりを叩き出したのがAURALEEです。
4万円近くする値付けにもびっくりですが、アパレル不況にもかかわらず、完売状態になるのも驚き。ほかのチェックシャツと大きく異なるところはまず素材です。
実は極上のウールを採用しています。
◆高機能素材でケアも簡単
春のチェックシャツといえば、コットン素材や合繊が多い。しかし、こちらはサマースーツなどでも使われそうなサラリと光沢のあるウール素材を採用しています。
「ウールのシャツなんて気軽に洗えないじゃないか」と思うかもしれませんが、最近は「テックウール」などの名前で、高機能ウール素材が数多く流通しています。
このシャツもウール素材にウォッシャブル加工を加えることで、洗濯機で洗える仕様になっていて、コットン素材と変わらず、ヘビーに使うことができます。
◆ハンガーにかけるだけでシワが消える
しかも、原料となっている素材は極細繊維のスーパー180’sウール。極上の天然ウール素材は「元に戻ろう」とする性質があるため、ハンガーにかけておくだけで日常でついた肘や背中のシワは消えていきます。
高級ウールと聞くと、「洗えないし、ヘタりやすいし」と敬遠しがちですが、このシャツは通常のコットンシャツなどよりもはるかにイージーケア。
さらにウール特有の美しい光沢のおかげでチェックシャツも子供っぽくならない。縫製も生地の先端、キワの部分で丁寧に縫い合わせてあり、ステッチが目立ちにくいです。
ドレスシャツに近い印象があるため、ショーツなどに合わせても夏休みの小学生にはなりません。
◆転売市場でも価格が落ちない人気アイテム
昨年はメルカリの転売市場でもユーズドが定価に近い価格で取引されていたほど人気沸騰の一着。
春や秋には使う機会も多いチェックシャツだけに極上品を一枚持っておいて、長く使い続けるのもいい選択かと思いますよ。
今年のモデルもすでに在庫希少状態。気になる人はお早めに。
商品、衣装/すべて私物 撮影/林 紘輝(商品) 岡戸雅樹(人物)
―[MBのヘビーユース108(心底惚れ込んで愛用しているアイテム)]―
【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』ほか関連書籍が累計100万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)