阿部寛『ドラゴン桜』が『半沢直樹』化!圧勝TBSに残る『水戸黄門』魂!!

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 4月25日から放送が始まったドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)の続編。2005年の前作から引き続き、桜木建二役の阿部寛(56)、水野直美役の長澤まさみ(33)が出演する一方、生徒役にはKing&Princeの高橋海人(22)、加藤清史郎(19)、平手友梨奈(19)らが新たに起用された。

「キャストだけでなく今回の『ドラゴン桜』では、作品の風合いにも新風が吹き込んでいます。4月29日の『デイリー新潮』でも報じられましたが、2005年放送の前作では軽いタッチの学園コメディで照明も明るかったのものの、今作ではシリアス調になり、照明も暗めになるという変化があり、まるで堺雅人(47)主演の大ヒットドラマ『半沢直樹』(TBS系)のようになっているんです。

 確かに冒頭の江口のりこ(41)演じる龍海学園の理事長・龍野久美子と及川光博(51)演じる教頭の高原が会議室で対峙するシーンは、2人とも『半沢』にも出ていただけあって、それらしさ全開のシーンに見えましたね」(芸能記者)

■ストーリー展開も敵がいるところも同じ?

『デイリー新潮』の記事によると、作風の変化、そして『半沢』化は、演出家が前作の塚本連平氏から福澤克雄氏に交代したことが大きいという。

「ドラマで圧倒的な実績を誇るTBSのエース・福澤氏に交代したことで、特に大きく変わったのは“敵の存在”でしょう。2020年版の『半沢』では、第一部で東京セントラル証券に出向した半沢と親会社である東京中央銀行と戦い、第二部では東京中央銀行に戻った半沢が政府を相手に信念と執念の牙をむく、というストーリーが展開されていました。

『ドラゴン桜』の前作にはこうした要素はなかったのですが、続編となる今作では1話の段階で不良生徒を操り、桜木を陥れようとするキンプリ高橋演じる瀬戸輝、東大に合格しなかったことで桜木を逆恨みし、復讐を図っているような佐野勇斗(23)演じる米山圭太と、『半沢』ほどのスケールの大きさこそ感じないものの、1話の段階ですでに桜木の敵となりうる存在が出てきています」(前出の芸能記者)

 主人公が敵と対峙し、それを倒し乗り越えていく。 『半沢』と『ドラゴン桜』の続編に共通する要素は、TBSで過去に放送されていた大名作に通ずるものがあるという。

「1969年8月から2011年12月まで、長らく放送されていた時代劇『水戸黄門』のイズムが『半沢』と『ドラゴン桜』の続編にはある、との声が聞こえてきます。たしかに『水戸黄門』は正義の主人公が悪を倒す勧善懲悪ものの代表作ですからね」(制作会社関係者)

 約42年にわたってTBS系の地上波で放送されていた『水戸黄門』。水戸藩主・徳川光圀をモチーフにした作品で、光圀公が佐々木助三郎(助さん)と渥美格之進(格さん)を引き連れた諸国漫遊の最中、遭遇する悪人を懲らしめていくというストーリーになっている。

■黄門様の力でヒット作を生み出す!?

 TBS版では、黒澤明監督や小津安二郎監督作にも多く出演した東野英治郎さんが初代光圀公役を務め、2011年12月の終了時には5代目となる里見浩太朗(84)が演じていた。

「TBSで放送されていた『水戸黄門』は“パターン化の極北”との呼び声があるほど、展開が決まっていて、基本的に1話完結で諸国漫遊の途中で光圀公一行が庶民の問題を発見、旅の町人と身分を偽り問題解決に向けて動き出す。

 悪事の証拠を見つけると光圀公一行と悪党が対決。クライマックスでは、格さんが印籠を取り出して、“この紋所が目に入らぬか。ここにおわすお方をどなたと心得る。恐れ多くも先の副将軍、水戸光圀公にあらせられるぞ。頭が高い。控えおろう”と身分を明かして相手を降参させる。庶民から感謝されて、次の場所へ旅に出かけるという、大まかな流れがお決まりでした。

 この正義である光圀公一行が悪を追い詰めて、最後に必ず気持ちよく悪を成敗するパターンは様式美として確立され、1話完結の勧善懲悪ものの代表的なフォーマットとなりました」(前出の制作会社関係者)

『水戸黄門』の2011年12月の地上波での放送終了から9年が経過した。

「『半沢』は1話で完結とはいかないものの、徐々に相手を追い詰めて終盤で一気に逆転し、正義の半沢が悪である敵を最後には必ずやっつける。そして『ドラゴン桜』の初回では、瀬戸が操っていた不良生徒が一時は桜木を追い詰めるも最後は逆転して、桜木がやり返すという展開がありました。

 完全に同じではなくても、必ず最後に正義が勝つ『水戸黄門』スタイルが戻ってきているようなところも感じさせます。正義の主人公が窮地を乗り越え悪を成敗する、やはり、そうしたカタルシスを得られるストーリーが日本人は大好きですよね。『水戸黄門』イズムがあるからこそ、現在の、“ドラマのTBS”と呼ばれるほどの成功があるとの声も聞こえてきますね」(前同)

『水戸黄門』は、TBSの作品で脈々と受け継がれ、また次世代の視聴者を楽しませているようだ。

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  • 5/2 7:10
  • 日刊大衆

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この記事のみんなのコメント

2
  • しよく

    5/5 13:30

    今のところ見ているが半沢や水戸黄門のような勧善懲悪の爽快感はほとんど無いがな。先週だと悪役は主人公に怒鳴られただけで、結果的には悪事を行ったおかげで夢も叶って万々歳ともとれる内容だったし、流石に半沢や水戸黄門に失礼だと思うわ。

  • ドラゴン桜に正義は勝つって主旨は原作と全然違う。そもそも東大合格が目的なのに半沢直樹や水戸黄門にみたいにするなら普通の学園ドラマでよくない?それか主人公が弁護士なんだからリーガルドラマでいいわ。

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