両親からの虐待を絵に描いていた 5歳女児の死に「防ぐことができたはず」怒りの声(香港)

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香港新界屯門区にある屯門医院に2018年1月6日、5歳女児Aちゃんが意識不明の重体で運ばれてきた。Aちゃんは頭部を含む身体全体に133か所の痣や傷があり、搬送後間もなく息を引き取った。また同日、同病院にはAちゃんの兄(8)も搬送されており、やせ細った身体には妹とほぼ同じ数の痣や傷があった。

義母ファン・シャオトン(Huang Xiaotong)が7歳の娘と母親を連れてAちゃんの家族と同居し始めたのは2017年8月10日のことで、それ以来8歳の兄とAちゃんは実父のチェン・ハイピン(Chen Haiping)とファンから虐待を受けていた。

Aちゃんの死因は黄色ブドウ球菌とサルモネラ菌に感染したことによる敗血症で、約150日間にわたる虐待で免疫力が弱っていたためだった。Aちゃんの133か所の傷や痣のほとんどはハサミや杖を使ったものとみられており、なかでもメディアが注目したのは頭部にできた傷だった。

実はAちゃん、虐待を示唆する数枚の絵を遺しており、その中の1枚には家の天井についた血が壁をつたって流れ落ちてくる様子や血の海の床に人が立っている姿が描かれていた。『7NEWS.com.au』では「これはAちゃんが幼稚園で描いた絵」としたうえで、「大人に投げ飛ばされたAちゃんが、天井に頭をぶつけ血を流した様子を描いたもの」と報じている。

今回の裁判でチェンとファンは、兄妹に食事を与えないなどの育児放棄やしつけと称した虐待をしていたことを認めたが、殺人罪については否定していた。またファンの実娘は虐待を受けていなかったことも明らかになっており、現在8歳の兄の面倒は実父の母親が見ているという。

ちなみにこの事件では、有罪となったチェンとファンの冷酷さを責める声のほか次のようなコメントがあがっている。

「Aちゃんが通っていた幼稚園の教師は、虐待に気付いていながら何もしなかった。」
「5歳の子がこんな絵を描くなんて、やりきれない。なぜもっと早く虐待に気付いてあげられなかったのか。」
「祖母は、Aちゃんが虐待により歩いたり座ったりすることも困難になっていたのにもかかわらず見て見ぬふりをしていた。『なぜ?』という疑問しか残らない。」
「幼稚園が当局に連絡することもできたのでは? またソーシャルワーカーがもっと早く動いていれば、Aちゃんが亡くなることはなかったのではないか。」
「兄が助かったことだけが救い。ただ心の傷が癒えるには相当の時間が必要だろう。」
「このような事件を二度と起こしてはいけない。」

画像は『7NEWS.com.au 2021年4月16日付「Drawing done by five-year-old leads to parents’ murder conviction over her death」(Credit: AsiaWire/AsiaWire)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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  • 5/1 5:00
  • Techinsight japan

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この記事のみんなのコメント

1
  • トリトン

    5/1 8:59

    防ぐことができなかった?怒り?何を似非チャイナが日本みたいに助ける組織でもあるんかい?糞なくな国が歌うなや。

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