登場人物はほぼ殺し屋!映画『Diner ダイナー』のストーリーを最初から最後まで【ネタバレあり】

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『Diner ダイナー』は、蜷川実花が監督を務めたサスペンス・アクション映画です。藤原竜也、玉城ティナをはじめとした豪華キャストの出演も話題を呼びました。この記事では、本作品のあらすじを最初から最後まで紹介していきます。物語の結末についても触れているので、ネタバレが気になる人は注意してください!

『Diner ダイナー』ってどんな映画?

Diner ダイナー

Diner ダイナー

2019年/日本/117分

作品情報 / レビューはこちら

『Diner ダイナー』は、平山夢明による同名小説を実写化した映画です。
監督は蜷川実花が務めており、きらびやかで色彩豊かな「蜷川ワールド」全開な作品になっています。

物語の舞台は、殺し屋のためのレストラン。運命のいたずらでこの店のウェイトレスになってしまった少女・オオバカナコは、危険しかない世界で無事生き延びることができるのでしょうか……。

『Diner ダイナー』の作品情報

原作:平山夢明『ダイナー』
監督:蜷川実花
公開年:2019年
上映時間:117分
製作国:日本

映画『Diner ダイナー』のキャスト情報

ボンベロ/役:藤原竜也
オオバカナコ/役:玉城ティナ
スキン/役:窪田正孝
キッド/役:本郷奏多

『Diner ダイナー』の評価

Filmarks:★3.3/5.0
Amazon:★3.3/5.0
IMDb:★5.8/10.0
映画.com:★2.9/5.0

映画『Diner ダイナー』のストーリー【ネタバレ解説】

殺し屋の食堂“ダイナー”に売られた主人公・カナコ

主人公のオオバカナコは、ひょんなことがきっかけでメキシコに憧れを抱くようになり、渡航費を稼ぐために怪しげなバイトに手を出します。

バイトの内容は、依頼主である男女を車で指定場所に送り届けるというだけ。しかし、彼らを追いかけてきた組織の人間にあっけなく捕まってしまい、カナコはカップルもろとも命を奪われかけます。

恐ろしい拷問の中、生き残るために必死で命乞いをし、「私は料理ができる」と謎のアピールまでしたカナコ。このときの言葉が功を奏したのか、彼女は見逃され、とある食堂の従業員として雇われることになるのでした。

その食堂の名前は、“ダイナー”。殺し屋のみが客になれる、一風変わった店です。シェフで店主のボンベロも元殺し屋で、絶対的な王として店を支配していました。こうして、平凡な人間だったはずのカナコは、人殺しに囲まれた危険な日常を送ることに……。

傷だらけの殺し屋・スキンとの出会い

カナコが初めて接客した相手は、全身に傷が刻まれた殺し屋・スキン。彼はボンベロと昔なじみで、このダイナーにもたびたび顔を出すのでした。

カナコは、接客中に緊張しすぎるあまり、自分をリラックスさせるため無意識のうちに『遠き山に日は落ちて』を歌い始めます。この曲はカナコにとって、かつて自分を捨てた母親との数少ない思い出が詰まった、大切なものだったのです。

カナコの歌声を耳にしたスキンは、彼女に親近感を抱きます。彼もカナコと同じように、この歌を聴くと母親のことを思い出すのでした。スキンはカナコに対して優しく接し、彼女がほかの殺し屋にいじめられたときにも守ってくれます。

そんな彼の大好物は、おふくろの味であるスフレ。しかし、カナコが持ってきたスフレを口にしたスキンは、中にコインが入っていると気付き怒り始めます。カナコはそのことを厨房に伝えますが、ボンベロはまったく取り合おうとしません。スキンが言うには、カップの中には毎回異物が混ざっているとのこと。彼はがっかりしたようすで店を後にします。

殺し屋・キッドに殺されかけるカナコ

ある日、ダイナーで留守番をするカナコのもとに、仕入れに出かけたボンベロが電話をかけてきました。彼は、キッドが来たら席で待たせておくよう伝えます。そのすぐ後にキッドが姿を現したため、カナコは言われたままに彼を店の中に案内することに。

しばらく待つと、再びボンベロから連絡が。キッドが来たことを報告するカナコですが、ボンベロはそんな電話はかけていないと答えます。実は、最初にかかってきた電話はボンベロではなく、彼の声をコピーしたキッドによるものだったのです。

ボンベロは、店の番犬・菊千代から離れないようカナコに指示。その後キッドに襲われ、殺されかけたカナコですが、菊千代のおかげでピンチを免れます。そのうちにボンベロも帰ってきて、キッドを店から追い払ってくれるのでした。

疲れて意気消沈したカナコを気遣ってか、ボンベロがおいしいハンバーガーを出してくれます。その味に感動したカナコは、自分も料理人になりたいと思うようになるのでした。

“完璧なスフレ”を食べたスキンは……。

店の中に息も絶え絶えのようすで入ってきたスキン。彼は、かつて殺された裏社会のボス・デルモニコの死の真相について探っているところでした。彼は自分の雇い主と連絡がつかないと零し、大きな抗争が起きることを予感したのか、カナコに対しいざというときにはボンベロを守るよう言い付けます。

その後、ボンベロからスフレを受けとったカナコは、好意ゆえにカップの中から異物を取り除きます。すると、スフレを食べ終えたスキンが、突如豹変して銃を乱射。さらに、自分の身体につけた自爆装置を起動させようとします。そこに現れたボンベロがすかさずスキンを撃ち、カナコを救出するのでした。

ボンベロは、スキンが“完璧なスフレ”を食べることを夢見ており、その夢が叶わないからこそ生きていたと告げます。だからこそ彼は、毎回カップの中にボタンやコインを入れていたのです。

カナコを叱責し、店から出ていくよう命令するボンベロ。それでもカナコは、ボンベロのような料理人になりたいといって引き下がろうとしません。カナコの強情さに負けたボンベロは、彼女に料理を教え始めます。

懇親会にて殺し合いが勃発!ボンベロとカナコは……?

次第に打ち解け合う2人ですが、楽しい時間は長くは続きませんでした。ある日、ダイナーではデルモニコの後を継ぐボスを決める懇親会が開かれ、その途中で殺し合いが勃発してしまうのです。参加していたのは、マリア、無礼図、コフィの3人。コフィがデルモニコ殺害の黒幕だったことが明らかになり、血みどろの争いが始まったのでした。

最後に生き残ったのは無礼図。彼女は2人を殺した後、ボンベロに店を続けるよう言いますが、彼は断固として拒否します。結果、ボンベロは無礼図やその部下と抗争を始めることに。

ボンベロは菊千代とともに戦いますが、あっという間に追い詰められてしまいます。彼は口座番号と暗証番号を入れた首飾りをカナコに渡すと、先に逃げろと言うのでした。カナコはそんな彼にキスをすると、自分の店を開いたときにはボンベロのための席を空けておくと約束します。そしてボンベロは、スキンから奪った自爆装置を起動させ……。

それから時が経ったある日、メキシコのとある町にて。カナコは夢を叶え、小さなダイナーを営んでいました。“死者の日”のお祭り騒ぎの中、いつものように店の準備をするカナコのもとに、ようやくボンベロと菊千代がやってきます。待ち望んだ再会が果たされ、カナコは思わずボンベロに抱きつくのでした。

色鮮やかな映像美が魅力!映画『Diner ダイナー』

カナコとボンベロの関係の変化が見どころの映画『Diner ダイナー』。カナコとボンベロ、菊千代を、死んだ人がこの世に戻ってくるという“死者の日”に再会させたことで、ボンベロたちが生きているのか、あるいは死んでしまったのかをはっきりさせていないところもミソです。

実際に作品を全編通して視聴することで、ストーリーはもちろん、蜷川実花ならではの映像美にもぜひ注目してみてください。独特の世界観にどっぷり浸ってみてはいかがでしょうか!

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