800mリレーに犬が乱入 次々と選手を追い抜き1位でゴール(米)

犬が乱入してしまったのは、米ユタ州にあるローガン・ハイスクールで今月17日に開催されていた800メートルリレーでのことだ。

当時リレーは各チームの最終走者が走り出し、レースは終盤に差し掛かっていた。陸上トラック真横の芝生に飼い主と一緒にいた犬の“ホーリー(Holly)”は、何度も自分の前を走り抜ける選手たちを見て気持ちが高まってしまったようで、飼い主の手から離れて駆け出してしまったのだ。

その様子が動画で捉えられており、YouTube上で大きな話題を呼んだ。最終走者がコーナーを曲がっている時、近くの芝生にいたホーリーは陸上トラックに飛び出し、3人の選手を一気に追い抜いた。

その後、先頭で最後の直線を走っていたグレイシー・レイニーさん(Gracie Laney)を猛追してその距離を瞬く間に縮め、グレイシーさんに追い付くとスピードを落として並走し始めた。

そしてゴールが近づくと、ホーリーはグレイシーさんを追い抜き1位でゴールラインを駆け抜けた。観客たちはそれまで普通に観戦していたが、ホーリーがレースに乱入するや否や大歓声をあげている。

グレイシーさんは「最初は後ろに他の選手が迫っていたのかと思って驚きました。だってそれまで私達のチームは他のチームから大きくリードを取っていたんですよ。追ってくる影が見えると、『人間にしては小さすぎる』と思い、それで犬だと気が付いたんです」と当時を振り返った。

続けて「犬が私のレーンに入ってきてしまった時、つまずいて転んでしまうかと思ってヒヤリとしました。それから私のスパイクでケガをさせてしまうのではないかと心配になりましたよ。本当に一瞬の出来事でした」と明かしている。

グレイシーさんが話した通り、ゴールラインを跨ぐ瞬間、ホーリーはグレイシーさんの目の前を横切っている。グレイシーさんはスパイクでホーリーを傷つけないように避けようとしたためよろめいてしまったが、なんとか転倒を免れた。

『Insider』によると、最後の100メートルをホーリーは10.5秒で走り切ったという。これはウサイン・ボルトの世界記録9.58秒と約1秒しか変わらず、相当な速さで駆け抜けたようだ。

この動画を見た人からは「犬のスピード速すぎない!?」「犬が最後にスピードを落としてゴールするの面白い」「観客が盛り上がっているのが最高だね」「これは笑いが止まらないよ。可愛いね」と驚きや笑いのコメントが続出した。

ちなみにホーリーが表彰台に立つことはなく、グレイシーさんのチームが1分59.27秒で1位として表彰されたそうだ。

画像は『Insider 2021年4月23日付「A very speedy dog snuck into a high school relay race and ran the final 100m almost as fast as an Olympic sprinter」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 iruy)

2021/4/27 21:00

この記事のみんなのコメント

2
  • かなこ

    4/28 6:29

    ワンちゃんも選手と走りたかったのかな(*^^*)走れて良かったね(≧▽≦)

  • トリトン

    4/27 21:40

    いいね面白いねワンちゃん頑張ったね。

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