実はオスカー取ってます!MCUでヴィランを演じた&これから悪役で出演するアカデミー賞受賞俳優6選
ベン・キングスレー(『アイアンマン3』のマンダリン役)
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(※このページには、『アイアンマン3』のネタばれがあります!)
『アイアンマン3』(2013年)は、『アベンジャーズ』(2012年)で人類滅亡の危機に仲間と立ち向かったトニー・スターク/アイアンマンがスーパーヒーローの在り方に疑問を感じ始め、そんな迷いがあるなかで新たな敵が登場する…という展開に。
そして、その新たな敵とは、ベン・キングスレー演じるテロ組織“テン・リングス”のリーダー、マンダリンです。ところが、実はマンダリンの正体は危険な武器の開発を進めていた科学者アルドリッチ・キリアンが、隠れ蓑として雇った俳優トレヴァー・スラタリーだと判明…!
犯行声明ビデオでは強面の悪党然としていたのに、トニーが彼のアジトへ踏み込むと単なる飲んだくれで女好きのオッサンだった…というオチで、一つの映画で全く異なるキャラを見事に演じ分けたベンは、『ガンジー』(1982年)でアカデミー賞主演男優賞に輝いた演技派。
賢人やヴィラン、役人などシリアスな役を演じることが多いベンにとって、だらしがなくうだつが上がらない男役は非常に珍しいと言えそう。ベン自身も、かなりマンダリン/トレヴァー・スラタリー役を楽しみながら演じたのではないでしょうか。
ちなみに、2021年9月にリリースされるマーベル映画『Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings』 に本物のマンダリンが登場すると言われており、公開が待ちきれません!
サム・ロックウェル(『アイアンマン2』のジャスティン・ハマー役)
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MCUでは、光線を放ったり空を飛んだり出来るエイリアンや、悪の組織に属するキャラクターだけがヴィランではありません。
『アイアンマン2』(2010年)ではトニー・スタークが率いる企業、スターク・インダストリーズをライバル視するハマー・インダストリーズで、武器のエンジニア兼CEOを務めるジャスティン・ハマーが主要ヴィランとして登場。
彼は、第2ヴィランとなるロシア人のイワン・ヴァンコ/ウィップラッシュを利用して、アイアンマンのスーツを模倣したロボットを開発しようと躍起になっていました。
そして、小柄で可愛らしい顔つきのハマーを演じたのが、ヴィランらしからぬサム・ロックウェルです。その頼りない存在感&言動で、やること成すこと全てが裏目に出る悪役を何だか憎めないキャラクター像で演じました。
サムは、2017年に公開された社会派サスペンス・コメディ映画『スリー・ビルボード』で演じた、ジェイソン・ディクソン巡査役でアカデミー賞助演男優賞を受賞。人種差別的なディクソンは劇中で信じられないような暴挙に出るのですが、次第に改心していく姿をサムが説得力ある演技で体現していました。
ちなみに、サムは『アイアンマン』第1作でトニー・スターク役でオーディションを受けたのですが落選し、続編でヴィラン役にキャスティングされた裏話は知られたトリビアとなっています。
ケイト・ブランシェット(『マイティ・ソー バトルロイヤル』のヘラ役)
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MCUでは女性キャラクターのヴィランが意外と少ないように感じますが、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)では、主人公ソーの姉で死の女神であるヘラがスーパー・ヴィランとして登場しました。
ヘラはソーの父親オーディンの第一子で、大昔に父親と一緒に侵略により祖国アスガルドを強大な帝国に築き上げるも、改心したオーディンに追放されて彼女の存在が永遠に封印されてしまいます。
しかし、オーディンの死により封印を解かれたヘラが復活し、アスガルドを再び支配しようとソーと対決する…という展開に。
まるで、ゴス・ロッカーのような黒装束&濃いダークなメイク姿でスーパーパワーを炸裂させるヘラを演じたのは、アカデミー賞に2度も輝いた超演技派のケイト・ブランシェットです。
ケイトは、『アビエイター』(2004年)で演じた女優キャサリン・ヘプバーン役で助演女優賞を受賞し、『ブルージャスミン』(2013年)では、富豪の妻から離婚でドン底生活に突き落とされたジャスミン役で主演女優賞を獲得! その他に4回も候補となっており、まさにオスカー常連女優の名を欲しいままにしています。
ジェフ・ブリッジズ(『アイアンマン』のオバディア・ステイン役)
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先ほど、『アイアンマン2』でジャスティン・ハマーを演じたサム・ロックウェルと、『アイアンマン3』で偽のマンダリンに扮したベン・キングスレーがオスカー俳優だと紹介しましたが、オリジナルとなる第1作でもアカデミー賞俳優がヴィランを演じているのです。
第1作では主人公トニー・スタークの父親ハワードの親友で、彼が亡き後もトニーの右腕として企業を牽引していたオバディア・ステイン役でジェフ・ブリッジズが出演。
最初、オバディアは純粋にトニーを支えていたのですが、会社の方針を180度変更して武器の製造を止めたトニーに反旗を翻してヴィランへ転じ、権力の誘惑に屈した哀しき男を巧みな演技で魅せてくれました。
ジェフは、2009年に公開された音楽映画『クレイジー・ハート』で、落ちぶれたカントリー歌手を演じて主演男優賞を獲得。その他にも6度も助演&主演にノミネートされた経歴を誇っています。
『アイアンマン』が全3部作でヴィランにオスカー俳優を迎えたことを考えると、かなり演技派がお好みのシリーズだと言えそうです。
ジェイミー・フォックス(『Spider-Man: No Way Home』のエレクトロ役)
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まず、2021年12月17日に全米公開されるトム・ホランド主演の『スパイダーマン』シリーズの第3作となる『Spider-Man: No Way Home』に、『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年)でヴィランのマックス・ディロン/エレクトロに扮したジェイミー・フォックスが同役でカムバックすることが明らかに!
過去の『スパイダーマン』作品とMCUのシリーズを繋ぐ重要な役目を果たすことになったジェイミーは、2004年公開の音楽伝記映画『Ray/レイ』でレイ・チャールズを演じてオスカー主演俳優に!
『アメイジング・スパイダーマン2』では、スパイダーマンに救出されてスーパーヒーローに執着するようになった電気技師のマックスが、事故により放電のコントロールが利かない体に…。
その後の誤解が原因でスパイダーマンを敵視するようになった彼がエレクトロとなり、もう一人のヴィランであるグリーン・ゴブリンと結託してスパイダーマンを追い詰めていきました。
そして、映画のラストでエレクトロが迎えた結末を考えると、彼は『Spider-Man: No Way Home』にMCUで紹介されつつあるマルチバースで姿を見せるのではないかと予想されますが、演技派のジェイミーのこと、過去に演じたエレクトロから進化したパフィーマンスでファンを圧倒してくれるのではないでしょうか。
クリスチャン・ベイル(『Thor: Love and Thunder』のゴア・ザ・ゴッド・ブッチャー役)
HOLLYWOOD, CA - NOVEMBER 04: Christian Bale arrives Premiere Of FOX's "Ford V Ferrari" held at TCL Chinese Theatre on November 4, 2019 in Hollywood, California. (Photo by Albert L. Ortega/Getty Images)
これまでにMCUの単独シリーズは3部作がお決まりでしたが、その初の例外となったのが『マイティ・ソー』シリーズです。
第4作となる『Thor: Love and Thunder』が2022年5月4日に全米公開の予定で、その最新作でヴィランのゴア・ザ・ゴッド・ブッチャー役にクリスチャン・ベイルが決定! クリスチャンといえば、DCスーパーヒーロー映画『ダークナイト』トリロジーで演じたバットマン/ブルース・ウェイン役のイメージが強いですが、筋金入りのメソッドアクターとして知られています。
2010年公開の『ザ・ファイター』でアカデミー賞助演男優賞に輝いたクリスチャンは、『バイス』(2018年)では体重を20キロ以上増量してディック・チェイニー元副大統領役に挑んで主演男優賞候補に。
その他にも、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015年)と『アメリカン・ハッスル』(2014年)でもノミネートされた実力派のクリスチャンが、『マイティ・ソー』シリーズ第4作を圧倒的な存在感でパワーアップしてくれるのではないかと期待が掛かります!
関連リンク
- 4/26 20:00
- 映画board
