10か月で48kg減。クイズ王・古川洋平がダイエットに成功できたワケ
『水曜日のダウンタウン』などのバラエティ番組でもおなじみのクイズ王、古川洋平氏。つい1年前までは体重100㎏以上、丸いシルエットに眼鏡がトレードマークだった。そんな彼が、なんと48㎏も減量し、別人かと見間違うほどの劇的なイメチェンに成功。話題となっている。
◆10か月で48㎏減。クイズ王が到達したダイエットの真理
「物心ついたときから太っていた」と話す古川氏だが、37歳にしてここまで痩せることができたのはなぜなのか。
「減量を成功させるために大切なのは、一日の摂取カロリーが消費カロリーを下回ること。僕が効果を実感したのは、レコーディングです。アプリを使って、食べたもののカロリーと栄養素、そしてその日の運動量を記録して、消費カロリーと摂取カロリーをほぼ正確に把握しました。
食生活では糖質か脂質のどちらかを減らすことを考えて糖質がカットされた『マンナンごはん』や、タンパク質が豊富で脂質の少ないサブウェイのメニューを取り入れていましたね。運動はリングフィットアドベンチャーを一日1時間やった程度です。太っていたときはジムに行くのも億劫でしたから」
実は、一日の消費カロリーのうち、運動によって消費されるカロリーは半分以下。古川氏は、運動以上に基礎代謝の重要性に注目した。
「一日の消費カロリーの5割以上は基礎代謝です。代謝をよくするために筋肉量を増やせとよく言われますが、筋肉は基礎代謝の18%で第3位、第2位が脳で19%。そして、1位は肝臓で27%もありました。調べるまで肝臓なんて気にしたことがありませんでしたが、その無知が僕を太らせていたのかと気づいて、お酒もやめましたね」
◆結局「摂取カロリーが一日の消費カロリーを下回れば痩せる」
つまり古川氏が実践したのは、食事制限に軽い運動というシンプルな方法だったのだ。だが、それもクイズ王ならではの探究心で、膨大な情報の取捨選択によって導き出したものである。
「ダイエット法によってメソッドは異なりますが、食事や基礎代謝にまつわる根本的なことは、理屈がかぶっていることが多いのです。また、集めた知識を応用して、時期や目標とする体型に合わせてアレンジもしました。例えば、僕も48㎏の減量うち、30㎏以上は体重が落ちやすい糖質制限で落としましたが、終盤から痩せ幅は狭いけど、リバウンドしにくい脂質制限に切り替えました」
しかし、こうした当たり前の方法こそ、達成が難しいもの。高カロリーなものを食べたい、という欲求には敵わないのではないか? それに対し、古川氏は「“摂取カロリーが一日の消費カロリーを下回れば痩せる”という大原則を正しく突き詰めれば、欲望にも打ち勝てる」と力説する。
「自分が口にする食事のカロリー、一日の消費カロリー、基礎代謝……それらを把握せず、知識なくダイエットすることは、森の中を彷徨うようなもの。そこに知識が加わることで道路が整備されて『痩せる村』と『太る村』の方向がわかるようになります。自分が今どの道に立っているのかを知れば、食べるときの判断力も変わるのです」
その考え方が有効なのは、古川氏のビフォー・アフターを見れば一目瞭然だ。減量に成功した現在、古川氏のもとにはダイエットにまつわる取材のオファーが多く届いているという。
◆ダイエットによって訪れた心境の変化
一方、そんな古川氏の本業はクイズ作家。企業のキャンペーンやゲームにクイズを提供する制作会社「カプリティオ」の代表を務めている。大手食品メーカー、公務員と2度の転職を経て、現在の会社を立ち上げた古川氏は、もう失敗できないという思いでがむしゃらに走り続けてきた。しかし、ダイエットの過程でこれまでになかった感情が芽生えてきたという。
「クイズは相手に競り勝つことが重要な相対評価の世界だから、どうしても他人軸な生き方をしてきました。でも、ダイエットを通して初めてこれだけの時間を自分と向き合って、もっと自分軸でやりたいように生きてもいいんじゃないかと考えるようになったのです」
◆キャラ変をしたわけではまったくない
古川氏は目標体重の64㎏を達成したその日に、美容院で髪を染め、メガネからコンタクトレンズに替えた。
「ダイエット期間に、オレンジ色の髪をした自分の夢を見ました。それが自由そうですごく羨ましかったから、生まれ変わるつもりで実際にやってみたら、別に死なないし、誰かに怒られることもない。ああ、やりたいことってできるんだとわかってホッとしました。
でも、キャラ変をしたわけではまったくないんですよ。テレビに出るのも好きで、十八番の堂本剛さんのものまねだって、ご要望があれば全然やりますので、いつでも声をかけてほしいですね(笑)」
◆クイズ王式ダイエットお助けアイテム3選
・リングフィットアドベンチャー
冒険しながら運動できる、Nintendo Switchのソフト。「有酸素運動と筋トレの両方がバランスよく取り入れられていて、楽しみながら続けられる、まさにダイエット向きのゲームです」
・ダイエットアプリ「あすけん」
食事を記入するとカロリーと栄養素を自動で計算してくれるアプリ。「運動の項目もあるので、消費カロリーと摂取カロリーの把握に役立ちます。僕のダイエットではマストアイテム」
・ヘパリーゼ プラスⅡ
肝臓の働きをサポートする成分などを含んでおり、二日酔い以外の日に飲んでもよい。「僕の中で肝臓の働きを助ける=基礎代謝が上がると結びついて、毎日飲んでいます」
【古川洋平】
’83年生まれ。クイズ作家。『パネルクイズ アタック25』『タイムショック21』などの高校生大会のほか大学生、社会人向けの数々のクイズ大会で優勝を飾る。現在はクイズ作家集団「カプリティオ」の代表を務める
<取材・文/森野広明 撮影/工藤玲久>
◆10か月で48㎏減。クイズ王が到達したダイエットの真理
「物心ついたときから太っていた」と話す古川氏だが、37歳にしてここまで痩せることができたのはなぜなのか。
「減量を成功させるために大切なのは、一日の摂取カロリーが消費カロリーを下回ること。僕が効果を実感したのは、レコーディングです。アプリを使って、食べたもののカロリーと栄養素、そしてその日の運動量を記録して、消費カロリーと摂取カロリーをほぼ正確に把握しました。
食生活では糖質か脂質のどちらかを減らすことを考えて糖質がカットされた『マンナンごはん』や、タンパク質が豊富で脂質の少ないサブウェイのメニューを取り入れていましたね。運動はリングフィットアドベンチャーを一日1時間やった程度です。太っていたときはジムに行くのも億劫でしたから」
実は、一日の消費カロリーのうち、運動によって消費されるカロリーは半分以下。古川氏は、運動以上に基礎代謝の重要性に注目した。
「一日の消費カロリーの5割以上は基礎代謝です。代謝をよくするために筋肉量を増やせとよく言われますが、筋肉は基礎代謝の18%で第3位、第2位が脳で19%。そして、1位は肝臓で27%もありました。調べるまで肝臓なんて気にしたことがありませんでしたが、その無知が僕を太らせていたのかと気づいて、お酒もやめましたね」
◆結局「摂取カロリーが一日の消費カロリーを下回れば痩せる」
つまり古川氏が実践したのは、食事制限に軽い運動というシンプルな方法だったのだ。だが、それもクイズ王ならではの探究心で、膨大な情報の取捨選択によって導き出したものである。
「ダイエット法によってメソッドは異なりますが、食事や基礎代謝にまつわる根本的なことは、理屈がかぶっていることが多いのです。また、集めた知識を応用して、時期や目標とする体型に合わせてアレンジもしました。例えば、僕も48㎏の減量うち、30㎏以上は体重が落ちやすい糖質制限で落としましたが、終盤から痩せ幅は狭いけど、リバウンドしにくい脂質制限に切り替えました」
しかし、こうした当たり前の方法こそ、達成が難しいもの。高カロリーなものを食べたい、という欲求には敵わないのではないか? それに対し、古川氏は「“摂取カロリーが一日の消費カロリーを下回れば痩せる”という大原則を正しく突き詰めれば、欲望にも打ち勝てる」と力説する。
「自分が口にする食事のカロリー、一日の消費カロリー、基礎代謝……それらを把握せず、知識なくダイエットすることは、森の中を彷徨うようなもの。そこに知識が加わることで道路が整備されて『痩せる村』と『太る村』の方向がわかるようになります。自分が今どの道に立っているのかを知れば、食べるときの判断力も変わるのです」
その考え方が有効なのは、古川氏のビフォー・アフターを見れば一目瞭然だ。減量に成功した現在、古川氏のもとにはダイエットにまつわる取材のオファーが多く届いているという。
◆ダイエットによって訪れた心境の変化
一方、そんな古川氏の本業はクイズ作家。企業のキャンペーンやゲームにクイズを提供する制作会社「カプリティオ」の代表を務めている。大手食品メーカー、公務員と2度の転職を経て、現在の会社を立ち上げた古川氏は、もう失敗できないという思いでがむしゃらに走り続けてきた。しかし、ダイエットの過程でこれまでになかった感情が芽生えてきたという。
「クイズは相手に競り勝つことが重要な相対評価の世界だから、どうしても他人軸な生き方をしてきました。でも、ダイエットを通して初めてこれだけの時間を自分と向き合って、もっと自分軸でやりたいように生きてもいいんじゃないかと考えるようになったのです」
◆キャラ変をしたわけではまったくない
古川氏は目標体重の64㎏を達成したその日に、美容院で髪を染め、メガネからコンタクトレンズに替えた。
「ダイエット期間に、オレンジ色の髪をした自分の夢を見ました。それが自由そうですごく羨ましかったから、生まれ変わるつもりで実際にやってみたら、別に死なないし、誰かに怒られることもない。ああ、やりたいことってできるんだとわかってホッとしました。
でも、キャラ変をしたわけではまったくないんですよ。テレビに出るのも好きで、十八番の堂本剛さんのものまねだって、ご要望があれば全然やりますので、いつでも声をかけてほしいですね(笑)」
◆クイズ王式ダイエットお助けアイテム3選
・リングフィットアドベンチャー
冒険しながら運動できる、Nintendo Switchのソフト。「有酸素運動と筋トレの両方がバランスよく取り入れられていて、楽しみながら続けられる、まさにダイエット向きのゲームです」
・ダイエットアプリ「あすけん」
食事を記入するとカロリーと栄養素を自動で計算してくれるアプリ。「運動の項目もあるので、消費カロリーと摂取カロリーの把握に役立ちます。僕のダイエットではマストアイテム」
・ヘパリーゼ プラスⅡ
肝臓の働きをサポートする成分などを含んでおり、二日酔い以外の日に飲んでもよい。「僕の中で肝臓の働きを助ける=基礎代謝が上がると結びついて、毎日飲んでいます」
【古川洋平】
’83年生まれ。クイズ作家。『パネルクイズ アタック25』『タイムショック21』などの高校生大会のほか大学生、社会人向けの数々のクイズ大会で優勝を飾る。現在はクイズ作家集団「カプリティオ」の代表を務める
<取材・文/森野広明 撮影/工藤玲久>
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- 4/27 15:54
- 日刊SPA!
