嫌われる中高年にならない方法を、TikTokで大人気の“愛されおじさん”に聞いてみた

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新卒時はバブル崩壊、就職氷河期、そして今はコロナ禍でリストラ、失業危機とシビアな社会人人生を歩む40代、50代の会社員。しかし、ここで思考停止してしまっては、あっという間に時代から置き去りにされて、会社では嫌われる中高年になってしまう。人生はまだ中盤戦、今から「イケてる中年」にアップデートできないものか……。そこで、現在TikTokで大人気の「愛されおじさん」にその秘訣を聞いた!

◆ゆるふわ愛されキャラで、“会社の顔”として活躍中!

 白髪に短いネクタイ、メタボ腹―サラリーマンのおじさんが全力で踊る動画がTikTokで若者に人気だ。中年ダンサーの正体は、溝口孝英さん(56歳)。タクシー会社「三和交通」の取締役部長である。

「最近は、電車で学生に声をかけられることもあります。孫も喜んで見ているようです」

 溝口さんは、2019年2月にTikTokを開始。今は相方の森嶋幸三さん(渉外係長)とともにほぼ毎日、動画を投稿している。三和交通のアカウントは、フォロワー数8.7万人、映像の総再生回数は1億4000万回を超えた。

「最初は個人アカウントで始めたのですが、モノ珍しかったのか早々にバズったんです。そこで採用募集のために会社でアカウントを作り、現在に至ります。高齢化が進むタクシー業界では、いかに若い人材を呼び込むかが喫緊の課題。広告予算も限られているなか、会社の楽しい雰囲気を伝えたいと思っています」

◆「かわいい」「お腹が素敵!」という声が多数

 これまでも業務の一環としてニコ生やYouTubeに登場していたため、顔出しすることには抵抗はなかったという。

「当初はアンチの心配もしましたが、コメントの大多数は好意的。『かわいい』『お腹が素敵!』という声が多いですね」

 自ら「おだてられたら、どんな高い木にも登る性格」と述べる溝口さん、反響を得るにつれてますますハマっていった。

「お腹がよく見えるようネクタイを短くするなど見せ方も工夫していきましたね」

◆実は昨年12kg減量していた

 実は溝口さん、昨年にメタボ指導を受け、1年間で12㎏の減量を果たしたのだとか。

「そこで痩せたのはいいんですが、今度は視聴者から『あれ、お腹凹んだ?』『あのお腹が好きなのに』という声が寄せられて。僕もリクエストに応えるため、あっという間にリバウンドしてしまって……というのは言い訳ですかね(笑)」

◆“愛され”の秘策とは?

 いまや「癒やし系おじさん」としてのキャラを確立した溝口さんだが、“愛され”の秘策とは。

「TikTokなど新しいサービスも『若い人だけのものだから』と頭から決めつけずに、まずは気軽に楽しんでみることが大切ですね。ダンスも完璧じゃなくていい。僕たちも撮影は、常にぶっつけ本番ですが、多少のミスはご愛嬌。楽しんでいる動画ほど再生回数が伸びるんです。そもそも中高年は体力ないので、ヘタに頑張って練習しないほうが身のためですね(笑)」

 ダンスもメタボ腹もあくまで等身大。そしてなにより全力で楽しむことが中年の愛されキャラに欠かせないのだ。

<取材・文/週刊SPA!編集部>
※週刊SPA!4月27日発売号の特集「[イケてる中年]の肖像」より

―[[イケてる中年]の肖像]―


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  • 日刊SPA!

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