SpotifyのCEO、アーセナル買収に関心「クロエンケに売却の意思があれば…」

 大手音楽ストリーミングサービス『Spotify』のダニエル・エクCEO(最高経営責任者)が、アーセナルの買収に関心を抱いていることを認めた。24日、イギリスメディア『Football London』が伝えた。

 アーセナルは欧州スーパーリーグ(ESL)をめぐる騒動により、アメリカ人オーナーのスタン・クロエンケ氏に対するサポーターの不満が爆発。23日に行われたプレミアリーグ第32節エヴァートン戦では、約1000人のサポーターが本拠地『エミレーツ・スタジアム』の前に集まり、同氏の退陣を要求していた。

 現時点で、クロエンケ氏にアーセナル売却の意思はないと伝えられている。それでも、仮にクラブが売りに出された場合、SpotifyのエクCEOが買収に動く可能性があるようだ。同氏は23日に自身の公式Twitter(@eldsjal)を更新し、「育ち盛りの子供だった頃から、覚えている限りずっとアーセナルを応援してきた。もしKSE(クロエンケ・スポーツ&エンターテインメント)にアーセナル売却の意思があるのなら、私は喜んで立候補するよ」と投稿している。

 エク氏はスウェーデン出身の現在38歳。13歳のときに法人向けWebサイトを扱うビジネスを開始し、北欧のオークション会社での上級職を経て、2006年にSpotifyの共同設立者となった。エク氏の財産は、最新の試算で30億1700万ポンド(約4516億円)と言われている。エク氏の純資産はクロエンケ氏の半分程度に過ぎないが、それでもアーセナルを買収するには十分だという。

2021/4/24 21:14

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