「冷蔵庫」販売員が本当に買っている3機種と絶対に買わない1機種

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―[家電屋さんのトリセツ]―

 皆さん、こんにちは。関東の某家電量販店に、十数年間務めている店員のスズキです。黒物から白物まで、ジャンルを問わずさまざまな商品の販売に携わり、店長も務めたことがある私が、日々の生活に役立つ家電の情報をお届けしていきます。

◆「冷蔵庫」の正しい選び方は?

 前回は、ロボット掃除機「ルンバ」のオススメを紹介しましたが、今回はテーマをガラリと変えて、冷蔵庫の中から「販売員が買っている&絶対買わない機種」をそれぞれお話したいと思います。

 コロナ禍の生活が長引く中で、冷蔵庫を新調する際に、現在使っているものよりも大容量のサイズを選ぶお客様が増えています。外食を控えたり、まとめ買いをしたりするなら、やはり大容量の冷蔵庫のほうが心強いですからね。

 容量が大きくなると電気代が上がりそうなイメージですが、実は大量量サイズのほうが省エネ性能は優れています。そこで今回は、容量が400L以上の冷蔵庫を選びました。このサイズの冷蔵庫は、価格が大体20万円前後になっています。

◆「クイック冷却」など便利機能がたくさん搭載

 1位は’20年10月に発売された日立の「R-H48N」で、容量は475Lです。

 発売から少し時間が経っていますが、そのぶん価格が落ち着いていて、実勢価格が17万4000円前後と比較的財布に優しくなっています。

 特筆すべきは2℃という少し低めの温度と約80%の湿度を保つ、「まるごとチルド」を搭載していること。すべての冷蔵室をチルドとして使用できるので、食品の鮮度が長持ちしますし、サラダにラップをかけなくていいなど、管理も楽になります。

 冷蔵庫に入れ忘れていたビールを急いで冷やしたいときに便利な「クイック冷却」や、凍らせない約-1℃で乾燥を押さえて肉や魚を美味しく保存する「特鮮氷温ルーム」を搭載しているのもうれしいですね。

◆コロナ禍の生活にピッタリの最新モデル

 続いて、2位にはシャープの「SJ-MF46H」(容量457L)を選びました。

 ’21年3月発売の最新モデルなだけあって、実勢価格は24万円前後と高価ですが、まとめ買いや作り置きの保存に便利な「メガフリーザー」を搭載しており、コロナ禍の生活にピッタリだと思います。

 上部の冷凍室を合わせると、SJ-MF46Hには冷凍スペースが全部で4か所用意されており、大きさに合わせて無駄なく、見やすく保存できます。

◆パワーもデザイン性も高水準

 しかも、しかもただスペースが広いだけではありません。上段の冷凍室は60℃の食品まで一気に冷凍してくるパワーも持っています。

 デザイン性にも優れていて、メタルドアと木目調ハンドルを組み合わせた本体デザインは、スタイリッシュで非常にオシャレ。

 さらに音声対話連携の「AIoT機能」やヘルシオやヘルシオ ホットクックとの家電連携にも対応しているので、これらのキッチン家電を愛用している方にもオススメです。

◆コスパ重視派には最適の実力派

 3位に選んだ東芝のVEGETA「GR-S470GZ」は、コスパ重視の方にピッタリの冷蔵庫。

 実勢価格は15万円前後と、お求めやすくなっています。安さのヒミツは、’20年4月発売で価格が落ち着いているのと、’21年4月に最新モデルのVEGETA 「GR-T470GZ」が発売されたからです。

 最新モデルのGR-T470GZは野菜の保存性能や除菌機能がパワーアップしていますが、実勢価格は22万5000円前後と、GR-S470GZよりも7万5000円ほど高価。

 この機能差であれば、安価なGR-S470GZはかなり狙い目。展示品でれば、さらにお得に交渉できる可能性がありますよ。

◆スリムなのに大容量の優れもの

 GR-S470GZは、465Lの容量がありながら本体幅は600㎜と非常にスリム。マンションなどに住んでいる方も、搬入しやすいと思います。

 また、「選べる4つの切り替えチルド」により、通常のチルドモードに加えて、氷結晶チルドモード、速鮮チルドモード、解凍モードが選択できます。

 ほかにも、扉を軽くタッチするだけで扉が自動で開くタッチオープンや、スマホを充電しながらレシピ動画などを視聴できる給電用のUSBポートなど、便利な機能が搭載されているのもポイントです。

◆独自開発のドアには不評が集中

 一方で、あまりオススメできないのが、シャープの「SJ-G413G」になります。この冷蔵庫は、’20年12月発売で実勢価格は17万円前後。

 容量は412Lで、プラズマクラスターによる冷気除菌や野菜室の密閉性を高めた「シャキット野菜室」などの機能を備えています。

 決して性能が低いわけではありませんが、注意すべきはひとつのドアが右にも左にも開く、シャープ独自の「どっちもドア」が採用されていること。

 左右近いほうから出し入れできて、一見便利そうですが、ドアの閉まりが悪いという声をよく耳にします(ちなみに、2位のSJ-MF46Hはフレンチドアを採用しているのでご安心を)。

◆ドアの開閉は必ず店頭で確認を

 冷蔵庫は値段が高価ですし、10年以上は使用するのが一般的です。

 SJ-G413Gに限った話ではありませんが、購入を検討する際は、実際にドアの開閉を試してみて、閉まり具合や使い勝手のよさを確認したほうが堅実です。

◆〈家電販売員が本当に買っている冷蔵庫BEST3〉

▼1位 日立「R-H48N」 実勢価格:約17万4000円
2℃という少し低めの温度と約80%の湿度を保つ、「まるごとチルド」を搭載した冷蔵庫。すべての冷蔵室をチルドとして使用できるので、食品の鮮度が長持ちしますし、サラダにラップをかけなくていいなど管理も楽に

▼2位 シャープ「SJ-MF46H」 実勢価格:約24万円
まとめ買いや作り置きの保存に便利な「メガフリーザー」を搭載。上部の冷凍室を合わせると、冷凍スペースが全部で4箇所用意されており、大きさに合わせて無駄なく、見やすく保存できます

▼3位 東芝 VEGETA「GR-S470GZ」 実勢価格:約15万円
最新モデルの発売により、いまが狙い目。465Lの容量がありながら600㎜と非常にスリムで、マンションなどに住んでいる方にもオススメ。「選べる4つの切り替えチルド」を搭載しているのもポイントです

◆〈家電販売員は選ばない冷蔵庫のWORST〉

▼1位 シャープ「SJ-G413G」 実勢価格:約17万円
性能が悪いわけではありませんが、「どっちもドア」はドアの閉まりが悪いという声も。長年使うものだけに、購入を検討する場合は、実際にドアの開閉を確かめておきましょう

―[家電屋さんのトリセツ]―

【家電量販店のスズキ】
関東近郊の家電量販店で10年以上働く現役販売員。黒物から白物までジャンルを問わずさまざまな売り場を担当。実績が認められて大型店の店長を務めた経験もあるが、接客のほうが性に合うため、本部に直訴し現場復帰を果たす

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  • 日刊SPA!

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