須田亜香里 ハグシーンに緊張「握手会では手首から上を男性に触れられることがないので」

SKE48の須田亜香里が23日、東京・池袋シネマ・ロサで行われた初主演映画『劇場版・打姫オバカミーコ』アンコール上映記念初日舞台挨拶に、共演の萩原聖人、百合沙、メガホンをとった松田圭太監督とともに登壇した。

劇画が主流の麻雀コミックの世界において、コミカルなキャラクターとコミカルなストーリー&世界観を持った作品を描き続け、この世界の第一人者である片山まさゆきの代表作にして連載7年、単行本全15巻の人気作『打姫オバカミーコ』。本作は、2020年9月からABEMAプレミアム限定で先行配信されたシリーズ5話に、泣く泣くカットされたシーンを加えて再編集し、天然キャラに加えて腕前に問題アリの女流雀士・丘葉未唯子(須田)がかつて最強雀士と言われながら麻雀と訣別した波溜晴(萩原)と最強ライバルに挑む様をコミカルチックに、かつ恋愛チックに描いた、麻雀を知らない人でも大いに楽しめる痛快麻雀ムービーとなっている。

2月5日に公開され、スマッシュヒットを飛ばした本作だが、当時、緊急事態宣言下のために実現したなかった初日舞台挨拶を、この日のアンコール上映会で行うことができた心境を聞かれた須田は「1回目に上映させていただいたときは、緊急事態宣言も出ている中で、舞台挨拶が叶わぬこととなってしまって、それでも多くに方が足を運んでくださったんだと伝わってきて、こうしてアンコール上映をさせていただけて、ステージの上で皆さまにご挨拶をさせていただけたと思っているので、本当にこの作品を愛していただけているんだなと感じてすごく幸せです」と声を弾ませた。

また、萩原と共演した感想を聞かれた須田は「最初のシーンでご一緒するまでは、めちゃくちゃビビっていました」と打ち明け、「麻雀においても俳優においても、ご自身に厳しくされているイメージだったので、どんな仕事でも緩急や優劣はつけるつもりはなかったんですけど、やっぱり緊張しました。もしNGを出して睨まれてしまったらどうしようって思っていたんですけど、ものすごく優しくて、自分が用意していったもの以上の時間を、掛け合いの中でいただく経験を初めてして、お芝居って楽しさを味わいました」と感謝。

そんな須田の印象について萩原は「カラボジティブな感じです」と表現し、「ポジティブなことばかり言うんですけど、全然そうではないなと。カラ元気のカラポジティブな子だなって思っていました」と説明。須田から「どんなときに思いましたか?」と質問されると、「『私、晴れ女なんですよ』って言ってるのに、毎日雨が降って撮影が中断したり(笑)。それでも元気で、周りにエネルギーを与えてくれました。主演をやるってすごくプレッシャーもありますけど、常に現場の中心にいて、僕は監督や主演の人は太陽でいてほしいと思っているので、それにピッタリな存在でしたね。これくらいでいいですか?」と褒めると、須田は「大満足です!」と喜んだ。

さらに、撮影秘話を尋ねられた須田は、ハグのシーンに緊張したことを明かし「最終日に撮影したんですけど、関係値も深まってきて、役としての気持ちも十分に乗ってきたときだったので、最後にあのシーンができたんですけど、本当は2日目くらいに撮る予定で、雨が降って撮れなくて別日になって、“いつ撮れば雨が降らないんだろう”ってくらい毎日雨が降っていたので(笑)、スタッフの皆さんも悩まれたと思うんですけど、最終日になったことによって肩の力も抜けて、未唯子の気持ちになって撮ることができたので、やっぱり私はポジティブにいて間違っていなかったなと思います」と胸を張った。

これに萩原が「ハグのシーン、そんなに嫌だったんだ(笑)」と嘆くと、須田は「嫌じゃないです!アイドルをやっていて、握手会では手首から上を男性に触れられることがないので、ハグって体の面が触れるじゃないですか。なので、すごく緊張したんです」と釈明。最後に萩原は「クランクアップの日にお疲れのハグをしようと思ったら逃げて行きましたからね」と打ち明け、会場の笑いを誘った。

2021/4/23 21:15

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