『戦場のメリークリスマス』の出演オファーを受けた北野武さんが大島渚監督に提示した出演条件とは?

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映画パーソナリティ・コトブキツカサによる「映画のウィスプ 」。 過去の名作映画や新作映画を取り上げて、その映画の裏側やこぼれ話、そして知られざる秘話をご紹介!今回は映画『戦場のメリークリスマス』に関するウィスプをご紹介します。

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『戦場のメリークリスマス』の出演オファーを受けた北野武さんが大島渚監督に提示した出演条件とは?

解説

北野武さんは大島渚監督から『戦場のメリークリスマス』に出てくるハラ・ゲンゴ軍曹役のオファーを受けた際、自分は漫才師だから俳優の様な演技はできないと伝えました。しかし大島監督はそれでも北野武さんに出演して欲しいと返答。監督の思いを知り、北野武さんは出演を受けるのですが、一つだけ条件を出したそうです。それは撮影現場で自分の演技に対して絶対に怒らないということ。大島監督は撮影が思い通りにいかないと役者やスタッフを怒鳴り散らすことで有名だったのです。その条件を監督は受諾して北野武さんの出演が決定しました。実際、現場では大島監督が北野武さんを叱ることはなく、むしろ演技に対してのNGはほとんどなかったそうです。ちなみに元々ハラ軍曹役は緒形拳さんで話が進んでいましたがスケジュール的に難しくなり、その後勝新太郎さんで決定しましたが勝さんが役や脚本などについて口を挟み制作側から降板させられてしまい、最終的に北野武さんに決定しました。

作品紹介

第2次世界大戦中のジャワの日本軍捕虜収容所を舞台としたヒューマンドラマ。日本軍のエリート士官ヨノイ(坂本龍一)と連合軍捕虜セリアズ少佐(デヴィッド・ボウイ)の複雑な感情が絡んだ関係を中心に、日本軍人と西洋人捕虜との関係が描かれています。一時は制作費が捻出出来ずに企画自体が頓挫しそうになりましたが、大島渚監督が自ら資金を提供そして借金をして作り上げた本作は、結果的に世界中で大ヒットしました。

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コトブキツカサ

73年静岡県生。映画パーソナリティとしてTV,ラジオ、雑誌などで活躍中。年間映画鑑賞数は約500本。その豊富な知識を活かし日本工学院専門学校 放送・映画科非常勤講師を務める。

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