乃木坂46・遠藤さくら、4期生が2度目のセンターで、エース確定か?

 乃木坂46の通算27枚目シングル(タイトル未定、6月9日発売)のセンターが、4期生の遠藤さくらに決まった。そして、同作で卒業する1期生の松村沙友理は、2列目中央に配置された。このポジションは“裏センター”とも呼ばれ、センターと同様にパフォーマンスの要であり、テレビカメラで抜かれる頻度も高い。

「これまで乃木坂では深川麻衣や橋本奈々未のように、功績のあったメンバーを卒業シングルのセンターに据えてきました。バラエティ対応に長ける松村は冠番組のみならず、ピンでも多くのバラエティ番組に出演し、グループの認知度アップに貢献してきました。その意味ではセンターを担う資格が十分あり、今回の裏センターは、運営からのせめてもの温情でしょう」(アイドル誌編集者)

 今回、センターを務める遠藤は4期生ながら、24枚目シングル「夜明けまで強がらなくていい」以来、3作ぶり2度目のセンターとなる。実は、これはかなり異例なことでもある。乃木坂の歴代センターといえば生駒里奈、白石麻衣、西野七瀬、齋藤飛鳥といったメンバーがお馴染みだが、一方で2期生だった堀未央奈、3期生の与田祐希&大園桃子のように、加入歴の浅いメンバーがいきなりセンターに抜擢されることがあった。

 ただ、いずれも一度きりで、それ以降“エース格”というほどのインパクトをもたらしていない。

「4期生は、人気も実力もまだまだ古参メンバーの陰に隠れる存在。それでも遠藤が2度目のセンターに選ばれたのは、運営が彼女を“次期エース”に推しているからでしょう。5年ぐらい前から乃木坂には世代交代の必要性が指摘されてきましたが、最近では多くの1期生・2期生メンバーがグループを去り、世代交代が成功したかに見えます。

 しかし、現エースの齋藤、キャプテンの秋元真夏はともに1期生。また、松村もそうですが、生田絵梨花や高山一実といった一般の知名度が高いメンバーも1期生です。つまり未だに中心となっているのは、10年前のグループ発足時から在籍するメンバーなんです。そして、彼女たちを追い越していくような後輩メンバーが、現れていないのが実情」(同)

 運営としては、遠藤に新エースとして中核メンバーの中に割って入るようなカンフル剤の役割を期待しているのかもしれないが、これは両刃の剣でもある。遠藤に2度目のセンターを任せ、ファンの間に彼女を新エースとして遇するようなムードを醸成できればいいが、一歩間違えば“ごり押し”だとソッポを向かれかねない。

 遠藤にとってはセンターに選ばれた喜びよりも、プレッシャーのほうが大きいのではないか。

2021/4/23 6:00

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