ナイロビの路上で商売する「マスクをしたサンダル売りのマサイ族」に声かけてみた / カンバ通信:第76回

ジャンボ〜! チャオスです。ケニアの首都ナイロビでタクシー運転手やっとりますチャオスです。今回はね、ず〜っと気になっていた男に声をかけてみたんだ。名前はわからないけど、マサイ族。ナイロビに生きるマサイ族だ。

彼は、ナイロビのゴン・ロード(Ngong road)にいる。いつも同じ場所にいる。で、何かを売っている。いつも遠目からだったから何を売っているのかわからなかったんだけど、今回、なんとなく接近してみた。

彼はサンダルを売っていた。大人用のサンダルから子供用のサンダルまで、いろいろなサンダルを売っていた。価格を聞くと、モノにもよるが100〜150ケニアシリング(101円〜152円)だという。安っ!

ということで、オレは娘(次女)用のサンダルを買うことにした。価格は100ケニアシリングとのこと。安っ! ちなみにオレの次女は2歳児で、名前はデイジー・マリア(daizy maria)っていうんだ。いい名前だろ。

買ったついでに聞いてみた。

──いつからここに?

「2年前くらいから……かなぁ」

──売れてる?

「見ての通りさ(笑)」

──営業時間とかあるのかい?

「だいたい朝10時から夕方6時までオレはここに立っている。いつも同じ場所さ。他へは行かない。だから、また来てくれよな」

──OK、話をしてくれてアサンテ・サーナ(どうもありがとう)。

「アサンテ・サーナ。ではまた」

彼の名前とか聞いておけばよかったかな……と思いつつ、オレは帰宅して、さっそく買ってきたサンダルを娘デイジー・マリアに履かせてみた。

彼女は大喜びして「アサンテ・サーナ」とオレに言った。とある日の午後。自宅にて。クワヘリ!

執筆:チャオス(カンバ族)

超訳:GO羽鳥

Photo:RocketNews24.

2021/4/20 16:00

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