シャインマスカットを無断で持ち出し!「中国・農産物ドロボー」の実態

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 種なしで皮ごと食べられるうえ、大粒で甘みも抜群。人気急上昇中のブドウ「シャインマスカット」は、ひと房1万円の値がつくこともある高級品だ。

「日本政府の研究機関が、33年かけて生み出した傑作です。日本人技術者の汗と涙の結晶と言えるでしょう」(農業専門紙記者)

 ところが、この宝石のような“日の丸ブドウ”が、中国で勝手に生産、販売されているという。

「“シャイン”を“陽光”とし、“陽光玫瑰”として堂々と販売。国外に輸出もしています。日本の被害額は少なくとも100億円超。岡山県産のシールを貼ることもあって悪質です」(前同)

 日本では近年、ブドウ以外にも国産ブランドの農産物の流出が相次いでいるため、政府は種苗法改正に踏み切っている。

「4月1日からは、種や苗を許可なく海外へ持ち出すことが禁じられ、違反者には刑事罰が科されることになったんです」(同)

 同法に基づいて、シャインマスカット以外にも、お米の「ゆめぴりか」や、リンゴ「紅いわて」など、約1900品種が禁輸リストに指定されたのだが……。

「中国雲南省の農家がシャインマスカットの生産コスト減に成功し、ひと房80元(約1350円)の安値で売っているとか。しかも、これを称賛する記事を掲載したのは、中国共産党機関紙の『人民日報』。あきれてモノが言えません」(同)

 農業と中国問題に詳しいジャーナリストの山口亮子氏が言う。

「味や外観といった“質”でリードしてきた日本に対し、中国では収穫する“量”を重視してきました。要は、見た目や味は二の次だったんです」

 だが、経済成長を遂げた中国でも、よりおいしい品種が求められるようになったという。そこで、手っ取り早く“質”を向上させるため、日の丸農産物の持ち込みに励んでいるんだとか。

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  • 4/19 18:00
  • 日刊大衆

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