欧州スーパーリーグの創設が発表…12クラブが参加表明、初代会長はペレス氏

 18日、欧州スーパーリーグに加盟するバルセロナ、レアル・マドリードなど12クラブが、正式に参加を表明する声明を発表した。

 欧州スーパーリーグとは、UEFA(欧州サッカー連盟)主催のチャンピオンズリーグ(CL)に対抗するアイディアとして計画されたリーグ戦。欧州の12のビッグクラブが18日に参加を表明し、最初のシーズンに向けて、今後さらに3クラブが創設クラブとして加わるようだ。

 18日に参加を表明したのは、アトレティコ・マドリード、バルセロナ、レアル・マドリード(以上スペイン)、アーセナル、チェルシー、リヴァプール、マンチェスター・C、マンチェスター・U、トッテナム(以上イングランド)、ミラン、インテル、ユヴェントス(以上イタリア)の12クラブとなっている。

 この欧州スーパーリーグの開催には、すでに国際サッカー連盟(FIFA)、UEFA、イングランドサッカー協会(FA)、スペインサッカー連盟(RFEF)、イタリアサッカー連盟(FIGC)らが阻止を目指すことを表明。UEFAは、「あらゆるレベルで利用可能な手段を検討します」との声明を出すなど、強硬措置も辞さない構えを見せている。

 そんななか、各クラブは18日の共同声明内で、新たに作られる大会のフォーマットについても発表。15の創設クラブに5クラブを加えた計20クラブを2つのグループに分け、10チームずつでまずはホーム&アウェイのリーグ戦を行うという。そのうち、上位の3クラブずつは決勝トーナメント進出が自動的に決まり、4〜5位のチームが参加するプレーオフを勝ち抜いた2クラブがそこに加わって、8クラブでのトーナメントを行うようだ。

 共同声明では、あくまでも各国のリーグ戦がクラブにとってメインであり、その日程に影響しないようミッドウィークでの開催を予定しているという。また、初代会長にはレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス氏が就任。最初のシーズンは「可能な限り早く開始するつもり」とされており、男子リーグの開幕後は、女子リーグの開幕も予定されているようだ。

2021/4/19 10:06

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