小型犬のはずが1年で体重32キロに! ブリーダーに騙されるも飼い主「手放すことはないわ」(英)

英スタッフォードシャーのタムワースに住むティファニー・キングドンさん(Tiffany Kingdon)とパートナーのリアムさん(Liam)は今から約1年前、ロックダウンをきっかけに犬を飼い始めた。

ティファニーさんは「陸軍に入隊しているリアムは家を空けることが多いから、犬が欲しかったの。それでネットで検索して、ブリーダーから生後11週のメス犬“ウィニー(Winnie)”を約30万円(2000ポンド)で買ったのよ。ミニチュア・コッカプーだと言われてね。体重は当時4.6キロと小さかったわ」と明かし、このように続けた。

「ウィニーを飼う前は、『小型犬のコッカプーなら、餌代なども大きな負担にならずに育てることができるね』とリアムと話し合ったのよ。それでブリーダーを訪ねたところ、ウィニーを一目で気に入って『この子を連れて帰りたい』と思ったわ。」

「それから母犬のコッカースパニエルにも会って、その日のうちに必要な書類にサインをしたの。ブリーダーは、ウィニーの父はミニチュア・プードルだと言っていたわ。ウィニーにはすでにマイクロチップが埋められていて、全てが順調だった。」

「でもウィニーは食欲旺盛で、体重がどんどん増えていったの。脚もどんどん長くなるし、そのうち『この子は本当にコッカプーなのかしら?』と疑問に思うようになったの。」

実はウィニーの体重は現在32キロもあるそうで、大きくても9キロを超えることはないと言われるミニチュア・コッカプーの体重の3倍以上ある。ティファニーさんが「何かがおかしい」と思うようになったのは、ウィニーが生後5か月~6か月の頃で、散歩に行くと「これはコッカプーとは違う」と言われることが度々あったという。またFacebookで「こんなに大きなコッカプーを見たことがある?」と聞いてみたこともあったそうで、もやもやした気持ちを晴らそうとブリーダーにメールを送ったという。

しかしながら未だにブリーダーとは連絡が取れず、ティファニーさんは「私たちはブリーダーに騙されたのよ。だってDNAテストをしてみたら、ウィニーはアイリッシュ・セッターとプードルのミックス犬だということがわかったの」と明かした。

それでもティファニーさんは、1年以上を一緒に過ごしているウィニーが可愛くて仕方がないようで、「餌の量は半端ないし、小型犬ではないことを知って最初はショックだったけど、ウィニーを手放すことはないわ。ウィニーに私の言葉は通じないでしょうけど、私はいつも『あなたはコッカプーじゃなくて、アイリッシュ・プードルなのよ』と言い聞かせているの! ウィニーはかけがえのない存在よ」と笑った。

ちなみに大きな犬と言えば昨年12月、体重89キロ、後ろ足で立つと195センチのロシアン・ベア・ドッグ(Russian Bear Dog)が話題になった。2歳のこの犬の1か月の餌代は、約16700円(120ポンド)を超えるという。

画像は『Birmingham Live 2021年4月15日付「Tamworth woman buys 11-week-old mini cockapoo which has grown to be size of small rhino」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 A.C.)

2021/4/18 21:00

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