広瀬すず「橋本環奈NG」解除の背水事情(1)格の違いで「相手にならないよ」

 絶賛放送中の新ドラマ「ネメシス」で、櫻井翔とW主演を務める広瀬すず。連続ドラマへの出演は「なつぞら」以来、約1年半ぶりとなる。しかも、今まで共演NGが囁かれていた同い年のライバル・橋本環奈との初共演も。いったい何があったのか。その裏事情を探っていくと──。

〈ネメシスに出演させて頂きます! 発表前からバレてる感あったけど、同い年の広瀬すずさんと出演できるなんて~!! 初日からすずちゃんとめっちゃ喋ってた。ふふ ニノさんで放送されてましたね~ やっと言えたぁ〉

 4月3日、楽しげにツイッターに書き込み、広瀬すずとのツーショット写真を投稿したのは、橋本環奈だ。

 広瀬と橋本、ともに22歳の若手女優の共演が話題の探偵ドラマ「ネメシス」(日本テレビ系)が4月11日にスタートした。天才すぎる助手・美神アンナを演じる広瀬は、櫻井翔(39)演じるポンコツ探偵・風真尚希と凸凹バディを組み、探偵事務所ネメシスに舞い込む難事件を次々に解決していくストーリーだ。

 主演の広瀬は数多くの番宣に出演。4月3日に広瀬や櫻井が番宣で登場した「ニノさん」(日テレ系)で橋本が同作品に出演することが発表されるや、「天使のあつまり」などとネットは大盛り上がり。橋本は理系の天才大学生・四葉朋美を演じることになっている。

 ドラマ関係者が首を傾げる。

「冒頭のように橋本がツイッターをアップしたのと同時に、4月3日の広瀬のインスタグラムには、水族館の大きな水槽をバックに、ドラマの衣装のまま橋本とピースサインをする“仲よさげな”写真がアップされました。しかし、実はかねてよりこの2人は『共演NG』とも囁かれ、不仲説が流れていたのです」

 ともに10代から注目されてきた2人。広瀬は映画「海街diary」の演技で注目され、本作で日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞。主演映画「ちはやふる」シリーズ(16年、18年)や「チア☆ダン」(17年)もヒットに導き、毎年のように日本アカデミー賞の優秀主演女優賞や最優秀助演女優賞、紀伊國屋演劇賞やエランドール賞などの名誉ある賞を受賞し続けている。その点、橋本は博多でローカルアイドルをしていた13年に「奇跡の一枚」と言われた写真の拡散によって、彗星のように現れたアイドル。映画「キングダム」(19年)やドラマ「今日から俺は!!」(日テレ系)など話題作に出演し、次世代のコメディエンヌとの呼び声も高まっているが、主演作品の大ヒットはまだない。同じ年のライバルということもあり、なにかと比較される機会も多いが、どうやら広瀬が橋本を嫌がっているようなのだ。ドラマ関係者が続ける。

「広瀬は19年にNHK連続テレビ小説『なつぞら』で主演も務めた国民的清純派女優。演技力に定評のある広瀬からすると、いきなり地方からポッと出てきたアイドルと比較されたくはない。橋本の名が出ると『環奈じゃ相手にならないよ』と言うのが口癖という話も聞きます。格が違う、実力では比較にならないというプライドを懸けた強気な姿勢なのです」

 冒頭のように、同時にアップしたインスタグラムでも、橋本は長い説明書きで仲よしアピールをしていた一方で、広瀬は〈環奈ちゃんです #ネメシス〉という説明のみ。「ニノさん」でも仲よくスワンボートをこぐ対決企画などがあったが、番宣のためにしぶしぶ投稿したことが透けて見えてくる。

 ただし、広瀬にとっては、「ネメシス」は勝負の作品。出演映画は好調で、順風満帆な女優人生を歩んでいるかに見えて、主演した民放連続ドラマでは苦戦し、実はなかなか結果が出ていないのだ。かつて広瀬が主演した15年「学校のカイダン」(日テレ系)は全話平均視聴率が9%台、18年「anone」(日テレ系)は全話平均視聴率が6.1%で、第9話は4.4%まで落ち込む始末。

 嫌っている橋本との“仲よしごっこ”をアピールしてまでも、結果を出さねば「数字が取れない女優」の烙印を押されかねない。「橋本NG」を解除せざるをえない背水の事情が見てとれるのだ。

2021/4/18 5:57

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