ノリッジ、降格決定…独自スタイルを貫き、マンC戦では金星挙げるも力負けの1年に

 ノリッジは11日、プレミアリーグ第35節でウェストハムに0-4で敗戦、1年での2部降格が決定した。

 勝つしかないノリッジだったが、前半12分にCKからマイケル・アントニオに先制点を奪われる。その後ポゼッションを握ったが、終了間際にFKから再びアントニオに頭で合わせられて0-2でハーフタイムへ。後半に入って54分、カウンターからアントニオに抜け出され、GKティム・クルルが1度は防いだものの、頭で押し込まれた。さらに74分にもアントニオにこの試合4点目を許し、0-4の完敗で降格が決定した。

 昨シーズンのチャンピオンシップを席巻し、4度目となるプレミアリーグ昇格を決めたノリッジ。Uー19イングランド代表DFマックス・アーロンズや同DFベン・ゴッドフリー、MFトッド・キャントウェルら若手有望株を多数備え、また補強予算は2000万ポンド(約29億円)に留めるなど健全経営へのこだわりを見せながら攻撃的なサッカーを展開して昇格を掴んだ。

 プレミアでは開幕からエースのフィンランド代表FWテーム・プッキが得点を重ね、5節には昨季王者のマンチェスター・Cを破る金星を挙げるなど健闘も見せた。しかし6節から7試合勝利に見放され、13節に1勝して今度は8戦連続で勝てないなど低空飛行を続けた。冬の移籍期間では2人を補強したが救世主となることはできず、29節から7連敗を喫して万事休す。プレミア挑戦は1年で幕を閉じた。

 数多く在籍する若手有望株の去就にも注目が集まるところだ。

2020/7/11 23:00

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