元テレ東・佐久間P「予測できない企画のほうが面白い」“出演者のまだ見ぬ魅力”が引き出せる企画とは?
お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」。「あなたの心を、ここではないどこかへ」をテーマに、ゲストの「ココロが動く(=エウレカ)思い入れのある場所」へと案内していきます。4月10日(土)お客様は、テレビプロデューサー・佐久間宣行さんです。
佐久間宣行さん
今回のお客様は、テレビプロデューサー・佐久間宣行さん。早稲田大学卒業後、テレビ東京に入社。「TVチャンピオン」などで経験を積みながら、入社3年目に異例の若さでプロデューサーデビュー。「ゴッドタン」や「あちこちオードリー〜春日の店あいてますよ?〜」など数々の人気番組を手掛けています。2019年からは「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」でレギュラーラジオパーソナリティに就任。
そしてこの春、「管理職になるよりも、現場でディレクターを続けたい」という理由から3月末でテレビ東京を円満退社し、フリーランスに転向。現在は、フリーのテレビプロデューサー、演出家、ラジオパーソナリティとして活躍しています。
TOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」。4月10日(土)放送ゲスト:佐久間宣行さん
◆想定外から“面白さ”を生み出すことが好き
川島:仕事をする上での「佐久間ルール」はあるのでしょうか?
佐久間:僕の場合は、出演者とそれなりの距離を取っているほうが、番組がうまくいくと思っているんですね。「出演者と仲良くなるけど、仲良くなり過ぎない」がルール。
川島:それってちょっと難しいことですよね。距離が空き過ぎると、やりたいことがやれなくなりますし。
佐久間:そうそう。相手が何を考えているのかわからなくなるので、相手が考えていることはわかるけど、なあなあにならない距離感を保つようにしています。あとは、スタッフが考えた案のなかで、出演者が“やりたくない”と感じているものをやるようにしています。出演者がやりたいことをやると、だいだいうまくいかないんですよ(笑)。僕の場合はですけどね。
川島:佐久間さん的には、向こうが「うーん」と言っている企画のほうがうまくいく?
佐久間:そう。出演者の見たことがない顔が引き出せるんですよね。
川島:それは、たしかにあるかもなあ。「上品芸人ハメ外しクラブ」もですけど、“ちょっと嫌だな”って思うことがあるんですよ。“自分にこの企画ができるのかな?”って意味でね。でも、最終的にそこでハネたりするわけで。
佐久間:そうなんですよね。あとはやっぱり、“予測できない企画のほうが面白い”と感じちゃうんですよね。収録のときまでに全部が見えている企画って、想定内で終わったりするんで。
川島:小さくまとまっちゃうってことですよね。あと、1点だけ聞きたいことがあります。アイデアが出ないときもあると思うのですが、そういうときはどうしているんですか? 考え方のヒントにしたくて。
佐久間:いろんなやり方がありますね。昔はExcelの左側に「作りたい番組のジャンル」を書いて、右に適当な言葉をブワーっと書いていました。そのあとに言葉をランダムに混ぜて、たとえば「野球」「恋愛」って出たら、「野球×恋愛」の企画を考える、なんてことをしていましたよ(笑)。
川島:へええ! 面白い。気分転換にもなりますね。
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次回4月17日(土)のお客様は、高橋名人さんです。お楽しみに!
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聴取期限 2021年4月18日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SUBARU Wonderful Journey ~土曜日のエウレカ~
放送日時:毎週土曜 17:00~17:55放送
出演者:川島明(麒麟)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/wonderfuljourney/