櫻井翔『ネメシス』好発進!『3年A組』超え“サクラップ”バトルでさらに弾み

 広瀬すず(22)と嵐の櫻井翔(39)がW主演を務める日曜ドラマ『ネメシス』(日本テレビ系)の第1話が4月11日に放送され、平均世帯視聴率が11.4%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と好スタートを切った。

 これは、『今日から俺は!!』(18年10月期)、『3年A組‐今から皆さんは、人質です‐』(19年1月期)、『あなたの番です』(19年4月期)などの話題作を抑え、同局の日曜ドラマ枠で歴代1位の初回放送視聴率となる。

 同ドラマは、広瀬演じる天才すぎる助手・美神アンナと、櫻井演じるポンコツ探偵・風真尚希の迷コンビが、探偵事務所「ネメシス」に舞い込む超難解な事件を次々と解決していくミステリー。「ネメシス」の社長で探偵歴30年の大ベテラン・栗田一秋を江口洋介(53)が演じる。

 また、総監督と脚本を、映画『SR サイタマノラッパー』シリーズや『AI崩壊』の入江悠が務め、トリック監修は『屍人荘の殺人』の作家・今村昌弘が担当するなど(第1話)、謎解きのプロである6人のミステリー作家が脚本とトリック制作に協力している。

■『あぶない刑事』オマージュも好評

 第1話は、美しい女医・上原黄以子(大島優子/32)が、雇い主の“磯子のドンファン”こと、澁澤火鬼壱(伊武雅刀/72)の80歳を祝うパーティーを中止しないと火鬼壱の命の保証はないという脅迫状が届いたと、助けを求めてくる。

 火鬼壱は美しい6人の恋人と黄以子に、莫大な遺産を分け与えると明かしていたが、パーティーの翌日、密室となった自室で死体となって発見される。容疑者は依頼主である黄以子も含め7人の美女たち。探偵たちは推理を始めて……という展開だった。

 ドラマはコメディ色の強い軽快なノリ。天然だけど知的なアンナと、ポンコツだけど人柄の良い風真という役柄が、広瀬と櫻井にばっちりハマっている。また、警視庁捜査一課の刑事“タカ&ユウジ”コンビは、人気ドラマ『あぶない刑事』(同局系)のオマージュに溢れていて、登場シーンは短いが面白い存在だ。

 また、入江監督のこだわりと遊び心が満載で、スピード狂の黄以子が乗っている車のナンバーは「08‐81」で“速い”と読めるし、“タカ&ユウジ”が乗っていた車のナンバーも、“伝説的刑事”に憧れているという設定のためか、「54-17」と、『あぶない刑事』に登場する車と同じだった。

■櫻井翔のフリースタイルが見られる?

 さらに、ツイッター上では、「ネメシス」の事務所が入っている古いビルが、外壁の色は変わっていたが、『あぶない刑事』の定番ロケ地だった老舗バーが入っているビルだったと話題になっており、録画してドラマを細かくチェックしたくなってしまいそうだ。

 次回の予告によると、女子中学生から音信不通になった兄を探してほしいと依頼を受け、「ネメシス」の3人はラッパーを目指していた兄が出入りしていたというヒップホップクラブに潜入。スタッフ役としてラッパーの般若(42)が出演する。

 ラッパーといえば、櫻井はジャニーズにラップを持ち込んだ先駆者で、嵐のデビュー曲『A・RA・SHI』からラップを担当している。劇中でサクラップを披露し、般若とフリースタイルのラップバトルを繰り広げたら、さらなる視聴率のアップに繋がるかもしれない。(ドラマライター/ヤマカワ)

2021/4/17 8:00

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