Ｋｉｓ－Ｍｙ－Ｆｔ２（キスマイ）の横尾渉（３４）がラジオ番組『キスマイｒａｄｉｏ』（文化放送）で、ＳＭＡＰ愛をにじませている。

　４月１４日の放送では、２年１か月ぶりに横尾と北山宏光（３５）のコンビでの放送となった。

　番組冒頭、北山は「２年１か月ぶり……っていうか俺、全然このラジオ呼ばれないのよ」と切り出すと、横尾は「なんで？　嫌われてるんじゃない？（笑）」と辛辣な合いの手を入れる。

　これに北山は「台本通りにいつもいかないから大変なんじゃない、俺（笑）。俺は台本通りにいかないっていうか、いかないことを最初からやってるからね」とその理由について分析すると、横尾は「中居さんじゃん、それ」と、中居正広（４８）もそうだと指摘する場面があった。

　さらに、横尾がバラエティ番組『プレバト!!』（ＴＢＳ系）で詠んだ俳句が教科書に載る、という話題に。

　北山が「いつのまにか俳句が教科書に載る先生ですからね」と言うと、横尾は「でも、キスマイの代表として載るだけですから」と謙遜しつつ、「教科書にはちゃんと“Ｋｉｓ－Ｍｙ―ｆｔ２”って載ってますから、グループ名が載ってますから。ＳＭＡＰさんの次にですよ、我々」とＳＭＡＰを引き合いに出して誇らしげに語った。

■ＳＭＡＰ『世界に一つだけの花』と肩を並べ……

「３月２５日放送の『プレバト!!』で、横尾をはじめ、梅沢富美男（７０）、皆藤愛子（３７）が過去に番組で詠んだ俳句が、明治図書出版の２０２１年度の中学国語教科書副教材に掲載されることが発表されました。

　このサプライズに横尾は“やったー！”と大きくガッツポーズをし、“まさか自分が……と思っていたんで。でも中学生にハマッてる句だと思います！”と喜ぶ場面がありました」（女性誌ライター）

　その教材には横尾の「休暇明アルトのビブラート太し」という句が掲載されている。

「横尾は“ＳＭＡＰさんの次に”と話しましたが、ＳＭＡＰによる国民的ソング『世界に一つだけの花』、さらに『夜空ノムコウ』は中学の音楽の教科書に掲載されています。また、２０１３年の中学の英語の教科書にも載っていて、“日本の人気アイドル”として英文で紹介されています。

　横尾はそんな尊敬するＳＭＡＰと同じく、教科書に“Ｋｉｓ－Ｍｙ－Ｆｔ２”の名前が載ったことが相当嬉しかったのではないでしょうか」（前同）

■キスマイの後列４人にスポットライト

　キスマイといえば、ＳＭＡＰのチーフマネージャーだった“Ｉ氏派”で、Ｉ氏がジャニーズ事務所を退社してからも、特に中居とは共演する機会が多かった。

　２０２０年３月に中居がジャニーズ事務所を退所してからも、キスマイの宮田俊哉（３２）は中居がＭＣを務める『中居正広のニュースな会』（テレビ朝日系）や『ＵＴＡＧＥ！』（ＴＢＳ系）にレギュラー出演している。

　また、キスマイのグループ内ユニット・舞祭組も中居の言葉をきっかけに誕生している。

　２０１３年１０月放送の『キスマイＢＵＳＡＩＫＵ!?』（フジテレビ系）に中居がゲスト出演した際、キスマイのフロントメンバーの北山、藤ヶ谷太輔（３３）、玉森裕太（３１）の３人に比べて、後列の横尾、宮田、二階堂高嗣（３０）、千賀健永（３０）の４人にスポットが当たっていないと指摘。

　その場で、４人で曲を出すことを提案。さらに４人のユニットに「ぶさいく」と命名し、これにジャニー喜多川氏が「舞祭組」と漢字を当てた。

「デビュー曲の『棚からぼたもち』は、中居が作詞作曲だけでなく、振り付けやＭＶの企画・監督まで担当しています。横尾は自分たちにスポットライトを当ててくれた中居に、心から感謝しているのでしょうね」（前出の女性誌ライター）

■横尾の“歌ヘタキャラ”を引き出した中居

　２０１９年２月放送の『キスマイＲａｄｉｏ』で、二階堂が「中居さんには安心感がある」と話すと、横尾も同意しつつ「（中居の前なら自分が）子どもに戻れる」とまで話している。

「横尾といえば、“歌ヘタキャラ”や“噛み噛みキャラ”が定着していますが、それを引き出したのも中居です。

　中居といえば、ジャニーズの元祖歌ヘタアイドル。そんな中居が、横尾が『ＵＴＡＧＥ！』で歌を披露すると“俺より下手”とイジり、さらに“師匠”という呼び名までつけて、横尾のキャラを際立たせたんです。

　横尾としては自分の、そしてグループの個性を引き出してくれた中居、さらにはＳＭＡＰと同じ教科書に掲載されたことが本当に嬉しかったのでしょう。ラジオでもたびたび“中居さん”や“ＳＭＡＰさん”という言葉が飛び出しますが、それだけ横尾は中居のことを尊敬しているんでしょうね」（前出の女性誌ライター）

　ＳＭＡＰと同じように教科書に掲載されたキスマイ。メンバーの、そしてグループの快進撃はこれからも続きそうだ。