他人が見たら笑い事、飼い主的には悪夢! 公園で死んだふりをする“帰宅拒否症”の犬(オランダ)
オランダのアムステルダムにあるフォンデル公園で今年2月、マックス・ルーカスさん(Max Lukas)が捉えた動画が拡散中だ。
動画は多くの人がサイクリングや散歩を楽しむ公園のある一角を映し出しており、主人公は白い犬だ。
動画を撮影していたマックスさんは、友人らと芝の上でくつろいでいる時に初老の女性に気が付いたという。
女性からそう遠くないところに座っていたマックスさんは「女性は明らかに苛立っているのが分かり、最初は相手が小さな子供なのかと思ったのですが、よく見ると大きな犬だったのです」と当時を振り返り、このように続けた。
「女性は帰宅しようとしていましたが、犬はまだ帰りたくなかったのでしょう。歩くことを拒否して仰向けになり、死んだふりを始めたのです。犬もやるもんですよ。攻防戦は15分ほど続いて、ついに女性がギブアップしてリードを外していました。すると犬はまるで息を吹き返したように立ち上がり、走り去っていきましたよ。犬の作戦勝ちということでしょうね。演技とはいえ、その賢さに感心しましたよ。」
マックスさんは女性と犬のやり取りがあまりにも可笑しくて「きっと、誰も信じてくれないんじゃないか」と撮影を始めたそうで、動画をTikTokに投稿したところ、これまでに再生回数が240万回を超えた。
動画の犬は、女性にリードを引っ張られてその場にゴロンと倒れこんで動かなくなったり、お腹を出し足を上にあげて死んだふりをしたり、地面に寝ころんだまま引きずられるなど駄々っ子同然で、この投稿には次のようなコメントがあがった。
「まるで大きな赤ちゃんだね。」
「犬の気持ちもよくわかる。」
「女性もかなり辛抱強いよね。」
「賢いのか、頑固なのか…。うちの犬も同じことをするわ。」
「自分の犬じゃないから面白く見ていられるけど、これが自分の犬だったら恥ずかしい。」
「飼い主には悪いけど、笑わせてもらったよ。」
ちなみに2019年にはスコットランドで散歩道がいつもと違うと寝そべってしまう犬が、2017年にはオーストラリアの公園で「もっと遊びたい」とお腹を見せて死んだふりをする犬が話題となった。
画像は『Maximilian Lukas 2021年2月20日付TikTok「I hope this dog I saw in Vondelpark in Amsterdam is still waking up everyday」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)