公開希望!日本未公開の新作映画おすすめ5選【2021年】
傷つけられた女の壮絶リベンジ!
Violation
姉夫婦の別荘へ遊びに来た妹夫婦。しかし妹は夫とうまく行っておらず、義兄に相談を持ち掛ける。やがて彼女の身に起きるひどい裏切り。心を深く傷つけられた妹は、壮絶な復讐を開始する……。
ジャンルとしてはホラー、いわゆる「レイプリベンジもの」のくくりに入ると思うのですが、これまでのこの手の作品とは明らかに趣きが違います。
傷ついた女性が修行して強くなったり、殺されて生き返って特殊能力に目覚めたりしない。女性の力と機転と覚悟のみで復讐が遂行されるのです。
映像は静謐で自然描写が多く、どことなくアート寄り。過去と現在を行き来し「何が起きたのか」と「何をしているのか」を交互に見せる手法も、我々の中にある「思い込み」をあぶり出すことに成功しています。
そして、本作が素晴らしいのはこの手のジャンルに必要な「過剰なリベンジ」もしっかりと見せつける点。
アートなドラマ映画かと思いきや唐突に入り込むグロテスクな「暴力」が、観客に強烈なショックを与えるのです。
そう、それこそがまさに女性にとっての「Violation」なのだということ。
そういう意味では「アンチ」リベンジムービーとも言えるかもしれません。
ショッキングな作品ですが、観る人によっては深く突き刺さる忘れられない映画になると思います。
監督は、ジェンダーや女性の性被害などに関する数本の短編で高い評価を得てきたMadeleine Sims-FewerとDusty Mancinelliの男女コンビ(Madeleineha本作でも主人公を演じています)。
森暮らしの一家を襲う「狼」の正体は……
Hunter Hunter
森の奥で前時代的な狩猟生活をして暮らしている三人家族。毛皮もかつてほど高くは売れず生活は困窮、年頃の娘が学校にも行かず動物のさばき方に夢中になっているのを、母親は心苦しく思っている。父親は、代々続けてきたこの生活を変えるつもりはないらしい。
ある日狩りに出かけると、罠にかかっていた動物が狼らしき獣に食われてしまっている。周辺に腹をすかせた狼が潜んでいるようだ。森の奥へ狼を捜索する父親だったが、そこで衝撃的な光景を目の当たりにする……。
一家を襲う「狼」の恐怖!その正体とは!?
終盤のツイストで一気に引き込まれる、森が舞台のサバイバル&サスペンススリラー。
雰囲気作りが本当に素晴らしく、緊張感を持続させる演出は秀逸。広大な森のロケーションもとても良いですね。
長らく休載している同名の日本の大人気漫画作品とは関係ありません。あしからず……。
極悪エイリアンと最凶サイコガール!
PG:Psyco Goreman
幼い兄妹が庭で見つけた光る石。それは宇宙からやってきた極悪エイリアンを封印していた不思議な力を秘めた石だった!
そうとは知らずに封印を解いてしまった兄妹。エイリアンが蘇り、地球人たちに襲い掛かる!!
……かと思いきや、サイコな妹に弱みを握られたエイリアンは「サイコゴアマン」と名付けられ彼女の手下にされてしまうのだった!!!
サイコゴアマンとしばしの交流を楽しむ兄妹だったが、サイコゴアマン抹殺のために宇宙から使者がやってきてしまい……。
アンチヒーローがサイコ少女とその家族とともに騒動を繰り広げる、ハートウォーミング(?)なSFホラーコメディ。
主人公の兄妹もかわいいし、サイコゴアマンとのちぐはぐなやりとりに爆笑。めちゃくちゃ面白いです。
監督は『マンボーグ』『ザ・ヴォイド』のスティーブン・コスタンスキ。仮面ライダーなどの日本の特撮ドラマが大好きなコスタンスキ監督らしく、随所に着ぐるみと特殊メイク、特撮愛に溢れています。
ただ、キッズムービーなのにグロすぎてキッズには見せられない(笑)。
ホームレスはスーパーヒーロー?
Archenemy
バズるネタを探していたウェブライターの青年が出会ったのは、自分は違う世界から来たヒーローだと思い込んでいるホームレスの男。誰も相手にしないその男の与太話に青年は興味を持つ。
同じ頃、青年の妹がギャングがらみのヤバイ事態に巻き込まれてしまう。男はスーパーパワーで兄妹を救おうとするが……男は、本当にヒーローなのか?
ジョー・マンガニエロ主演のSFアクション。
監督は先日公開されたパトリック・シュワルツェネッガー、マイルズ・ロビンスの二大二世俳優共演の『ダニエル』も好評のアダム・エジプト・モーティマー。
同作や『マンディ地獄のロード・ウォリアー』と同じ製作陣とのことで、赤と青、赤紫色が効果的に使われるドラッギーな映像や、時折差しはさまれるアニメーションもかっこいい!
ハードボイルドサンタクロース
FATMAN
サンタクロースが実在する世界。金と権力でなんでも解決する金持ちの悪ガキ少年は、クリスマスのプレゼントが石炭だったことに激おこ!「サンタクロースを殺せ!」とお抱え暗殺者に依頼するのだった。
一方、プレゼントの配達を終えたサンタは、子どもにライフルでそりを撃ち抜かれ、自身も怪我を負って満身創痍。体力的にもそろそろこの仕事も潮時では、と妻に愚痴る始末。
そこへ、サンタの居場所を突き止めた暗殺者が現れて……ヒットマンVSファットマン(サンタクロース)の激シブバトルが勃発!
もうね、「サンタが普通に一般化している」というこの世界観のアイデアが秀逸すぎます。ふっつーの、そこら辺にいるおじさんなんですよ、サンタクロースが。全然、ファンタジーさがない(笑)。
そんな枯れ渋サンタを演じるのは『ブルータル・ジャスティス』での味わい深い演技も記憶に新しいメル・ギブソン!
監督はイケおじジョン・ホークスの魅力がたっぷり詰まったオールドスタイル探偵映画『スモール・タウン・クライム』のネルムス兄弟。
ハードボイルドなユニークサンタ映画、今年のクリスマスシーズンに是非!
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