【皐月賞枠順データ分析】好走率はほぼ互角も、馬券妙味は圧倒的に外枠

 18日に中山競馬場で行われる皐月賞(3歳・牡牝・GI・芝2000m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、東京競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。

 過去10年、馬番別では最多となる6回の馬券絡みが7番。次点で3回の11番、14番が続く。馬券絡みを果たしていないのは15番。

 参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。

1枠 2-0-0-17/19 複勝率10.5% 複勝回収率17%

2枠 1-1-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率25%

3枠 0-1-1-18/20 複勝率10.0% 複勝回収率17%

4枠 2-3-1-14/20 複勝率30.0% 複勝回収率77%

5枠 0-1-2-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率101%

6枠 2-0-3-15/20 複勝率25.0% 複勝回収率88%

7枠 2-2-0-24/28 複勝率14.3% 複勝回収率38%

8枠 1-2-2-23/28 複勝率17.9% 複勝回収率75%

【ひとケタ馬番と2ケタ馬番の比較】

1〜9番 5-6-3-76/90 複勝率15.6% 複勝回収率32%

10〜18番 5-4-7-69/85 複勝率18.8% 複勝回収率80%

 昨年は1枠1番のコントレイルが1番人気に応えて勝利を収め、4枠7番のサリオスが3番人気2着、8枠16番のガロアクリークが8番人気3着。内外の成績を比較すると、好走率には大差がないが、回収率には大きな差があり、2ケタ馬番(=外枠)に馬券妙味があるのがよく分かる。

 1・2枠から勝利した15年ドゥラメンテ(2枠2番)、14年イスラボニータ(1枠2番)、20年コントレイル(1枠1番)はいずれも、直線では外から差し脚を伸ばしていた。連続開催日の最終日だけに、馬場の内側が荒れていることが外枠優勢の要因の一つだろう。天気予報によると、週末に降雨がありそうで、時計を要する馬場であれば、なおさら外枠に注意を払いたい。

2021/4/15 18:40

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます