【アーリントンC 血統データ分析】種牡馬傾向に偏りは少なく、どの馬にもチャンスあり

 17日に阪神競馬場で行われるアーリントンC(3歳・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、2月下旬〜3月上旬に開催されていた2011〜2017年もデータの集計対象とした。

 過去10年で最多となる3回の馬券絡みがダイワメジャー。2回でハーツクライ、ディープインパクト、アグネスタキオン、キングカメハメハ、マツリダゴッホが続く。

 初出走となるモーリス産駒はピクシーナイトが上位人気と目される。Roberto系と大まかな種牡馬傾向で見れば、16年ダンツプリウス(父ブライアンズタイム)がハナ差2着の惜敗を喫しており、昨年もプリンスリターン(父ストロングリターン)が3着と好走していた。なお、下級条件を含めたモーリス産駒のコース成績は[2-1-4-21]となる。

 キングカメハメハ産駒は[0-1-1-5]。好走馬の内訳は14年2着タガノグランパ、18年3着レッドヴェイロンとなり、次走で前者は14年ファルコンSを勝ち、後者は18年NHKマイルCで9人気3着と大駆けしている。直近10年は勝ち馬こそ出せていないが、ここで好走した馬は次走以降の動向にも注視すべきだろう。今年はホウオウアマゾンが唯一の該当馬。

 ロードカナロア産駒は[1-0-0-2]。19年イベリスが12人気1着と2ケタ人気の低評価を覆す逃げ切り勝ちを披露。一方で、19年シンザン記念勝ちを評価された19年ヴァルディゼールは2人気の支持に応えられず8着と凡走している。なお、残る1頭はのちにスプリント重賞を席巻することになる18年ダノンスマッシュ(6人気5着)だ。今年はバルドルブレイン、リッケンバッカーの2頭が特別登録をしている。

 ダイワメジャー産駒は[1-1-1-5]。好走数ではディープインパクトなどを上回り、12年2着オリービン、13年1着コパノリチャード、15年3着マテンロウハピネスとすべて違う年に好走していることも評価に値する。今年はサンデージャックが該当。

2021/4/15 16:07

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