女性探偵が教える、“夫の浮気を見抜く”5ポイント。使える証拠の集め方
有名人の不倫が連日メディアで報道されています。勝手に不倫の証拠を集められる有名人とは違い、一般人である私たちが夫の不倫を疑っても、証拠を集めるのは難しいものです。
そこで今回は夫の不倫を見抜く方法から証拠集めまで、どのように「夫のあやしい」の裏づけをとっていくべきなのかを取材。VIVID女性探偵社・代表の北川舞子さんにお話を聞きました。
◆コロナで不倫にも変化が
さっそくですが、コロナ禍でも不倫をしている人っているんですか?
「いますよ! 不倫する人は頭がお花畑状態なんでしょうね。コロナだろうがなんだろうが、今までと同じ頻度で不倫相手の家に通っています。子供がいても、感染の心配などおかまいなしにデートしてますからね。そういう人たちを見ると、不倫って簡単には辞められないんだなって、改めて思いますね」(コメントは北川舞子さん、以下同)
コロナ禍で、不倫は減っているのかと思っていました。
「マッチングアプリ経由で不倫している人たちの動きは鈍くなりましたね。さすがに、どこの誰かわからない人と密着するリスクは、避けてるんだと思います。ただ、そういう人たちは、水面下に潜っているようで、『コロナが落ち着いたら会おうね』というやりとりを夫がしている、と相談にくる依頼者さんは増えています。今後コロナの状況を見て、ここぞとばかりに動き出すんでしょうね」
◆夫のその行動怪しいです
不倫している夫がとりがちな行動ってありますか?
「スマホを肌身離さず持ち歩くようになった、筋トレを始めた、スキンケアや毛周り(髪・ひげ・体毛)の手入れを念入りにするようになった、帰宅時間が遅くなった、出社が増えた、この5つは不倫夫のテッパン行動ですね」
夫が不倫しているかも?と思ったとき、何から始めればいいでしょうか。
「証拠集めと言いたいところですが、私が依頼者さんに最初にお伝えするのは、まずは深呼吸して冷静になりましょう、ということです。当然、怪しいだけでシロという場合もあります。動揺して腹が立つ気持ちは十分なほどわかりますが、確実な証拠がない状態で問い詰めても、はぐらかされるか揉めるだけなのでおすすめできません」
ムダな言い合いになりそうですね。
「最悪な場合、妻に不倫がバレたと気付いて、証拠を隠す夫もいます。そうなると証拠集めに時間がかかって、長期戦になってしまいます。まずは冷静になること、その上でこっそりと証拠を集めて、集まった証拠をもとに、自分がどうしたいのかを考えることが大事です」
◆使える証拠と使えない証拠
どのような物を「証拠」として集めればよいのでしょうか。
「何をもって証拠とするか、というのは本当に難しいところで、これさえあれば裁判で勝てる!という絶対的な証拠は、性行為をしている動画くらいです。これはトランプでいうところのジョーカー的な存在で、裁判でも圧倒的に有効な証拠になります」
写真だと証拠としては弱いんですか?
「夫と不倫相手の顔が写っていればOKです。ただし、両者の顔がはっきり写っていない写真だと、『これは俺ではない。似ている誰かだ』と言い逃れされるケースが非常に多いので、注意が必要です」
◆法廷で聞いた夫たちのあきれる言い訳
そんな言い訳通用するんですか?
「似ている人の性行為の画像を収集している人も、いないとは言い切れませんからね。『どう見てもお前やろ!』と詰めたいところですが、法律上では確実な証拠がないと不貞行為は立証できません。他にも、性行為をしていることが確実にわからないと、『ジャレていた』『マッサージしていた』など、いろんな言い訳で逃げ切る輩が出てきます」
無理すぎる言い訳…。
「言い訳をする夫は、どこまでも言い訳をして逃げ切ろうとします。不倫相手とラブホテルに入っていく証拠写真を見せても、『介抱していただけ』と言う人はまだかわいいもんです。法廷で証拠写真をつきつけられて、『それは俺じゃない!双子の兄だ』と言った男性や、『ドッペルゲンガーだ!』と言った男性も見たことがあります」
法廷で!!!???
「さすがに双子・ドッペルゲンガー説は認められませんでしたけど、ラブホテルで介抱していたという言い訳はサラっと言われる方は沢山います。どんなに苦しい内容でも、言い訳されてしまえば、立証しなくてはいけなくなります」
◆継続した関係がわかる証拠が大事
確実な証拠を集めるのは、ほぼ無理ということですか…?
「例えば、『また会いたいな』というLINEのやりとりだけでも、夫がそれで素直に不倫を認めさえしてくれれば、自白の証拠になります」
素直な夫だと、証拠集めもラクということですね。
「その場合でも、後日『そんなこと言ってない』とゴネる夫もいるので、必ず不倫を認めた会話を録音しておくことが大事です。夫がどこまで言い訳をするかで、どこまで証拠を集めるかは変わってきます」
確実に使える証拠は、どうやって集めればいいですか。
「不倫相手と会った日にち・時間・場所・滞在時間をおさえ、継続的に会っている証拠を集めていく必要があります。継続的に会っていることが立証できれば、『ホテルに入ったけど介抱していただけ』『仕事の話をしていた』などの言い訳が通用しなくなるからです」
なるほど。
◆証拠集めはパズルのピースを埋めていく作業
「不倫調査はパズルに置き換えるとわかりやすいのですが、いくつかの細かい証拠をたくさん集めて、事実をつきとめていくことが大事なんです。我々探偵はそのパズルの四隅など、重要なパーツを調査によって集めていくので、依頼者さんは自宅で細かい証拠をたくさん集めて、パーツをどんどん埋めていくことで事実に近づいていきます。
真ん中だけちょこちょこ埋まっていても、事実の全体像は見えません。自宅で見つけた証拠と、外で確実に嘘をついている証拠をはめていけばパズルの内容がわかって解決する方法も見えてくるんです」
◆自宅での証拠集めのコツ
自宅では、どんな証拠を集めるのがいいでしょうか。
「家で集める証拠はなんでもいいので、違和感を感じたらどんどん集めておいてください。スマホ、カバン・サイフ・スーツのポケットは何かしらの証拠が出てきやすいです。ポイントカードやレシートもこまめに見ておくといいと思います。車の場合はドライブレコーダーの映像や走行距離をチェックすると、不自然な動きに気づくことがあります。ちなみに私のオススメは靴下の裏です」
靴下の裏?
「帰宅後に、夫の靴下の裏を見て不倫に気づいたという奥様は意外に多いです。部屋のゴミやほこりって毎日掃除しても、どうしても靴下についちゃうんですよね。髪の毛はもちろんですが、飼っていないペットの毛とか、見覚えのないラグの糸くずとかいろんな証拠がつきやすいです。見たこともないゴミが靴下についていて、それが決まって金曜日だったことで、不倫をつきとめた奥様もいました。夫は金曜日になると、不倫相手の家に行っていたようです」
なるほど。
「家の中に落ちていた長い髪の毛を、自分の髪じゃないとジッパーに入れて持ってきた奥様もいらっしゃいました。もちろんそれだけでは証拠になりませんが、証拠写真に写っていた女性が長い髪だったら、不倫相手の人物が確定できますし、家に呼んだ事実にもつながります。パズルのピースがどんどん埋まっていくんです」
◆メンタルが削られる前にプロに頼ってほしい
気が遠くなりそうな作業ですね。
「そうだと思います。証拠集めは、労力はもちろんですがなによりもメンタルが削られます。さきほど言った、性行為の動画は強力な証拠ですが、その証拠を手に入れるのとひきかえに、自分のメンタルもボロボロになります。そういう意味でも、プロの手を借りるという選択肢も考えてほしいと思っています」
北川さんのお話を聞いて、不倫の証拠集めは肉体的にも精神的にも辛い作業であることを改めて実感しました。
次回は、北川さんが実際に携わった、不倫調査について詳しくお話をお聞きします。
【北川舞子】
VIVID女性探偵社(キタガワ万博株式会社)・代表取締役。大手調査会社2社を経て、独立10年目。現在は二児の母としても奮闘中。別名、ママ探偵として、依頼者が抱える不倫問題や夫婦の想いに寄り添いながら、解決に導く。インスタグラム #ママ探偵 にて不倫問題のアドバイスもしている。インスタグラム:@mama_vivid/公式ホームページ
※調査内容や方法は、特定を避けるため一部内容を改変したうえで記載しています。
<文/瀧戸詠未>
【瀧戸詠未】
ライター/編集者。趣味は食べ歩き・飲み歩き。
そこで今回は夫の不倫を見抜く方法から証拠集めまで、どのように「夫のあやしい」の裏づけをとっていくべきなのかを取材。VIVID女性探偵社・代表の北川舞子さんにお話を聞きました。
◆コロナで不倫にも変化が
さっそくですが、コロナ禍でも不倫をしている人っているんですか?
「いますよ! 不倫する人は頭がお花畑状態なんでしょうね。コロナだろうがなんだろうが、今までと同じ頻度で不倫相手の家に通っています。子供がいても、感染の心配などおかまいなしにデートしてますからね。そういう人たちを見ると、不倫って簡単には辞められないんだなって、改めて思いますね」(コメントは北川舞子さん、以下同)
コロナ禍で、不倫は減っているのかと思っていました。
「マッチングアプリ経由で不倫している人たちの動きは鈍くなりましたね。さすがに、どこの誰かわからない人と密着するリスクは、避けてるんだと思います。ただ、そういう人たちは、水面下に潜っているようで、『コロナが落ち着いたら会おうね』というやりとりを夫がしている、と相談にくる依頼者さんは増えています。今後コロナの状況を見て、ここぞとばかりに動き出すんでしょうね」
◆夫のその行動怪しいです
不倫している夫がとりがちな行動ってありますか?
「スマホを肌身離さず持ち歩くようになった、筋トレを始めた、スキンケアや毛周り(髪・ひげ・体毛)の手入れを念入りにするようになった、帰宅時間が遅くなった、出社が増えた、この5つは不倫夫のテッパン行動ですね」
夫が不倫しているかも?と思ったとき、何から始めればいいでしょうか。
「証拠集めと言いたいところですが、私が依頼者さんに最初にお伝えするのは、まずは深呼吸して冷静になりましょう、ということです。当然、怪しいだけでシロという場合もあります。動揺して腹が立つ気持ちは十分なほどわかりますが、確実な証拠がない状態で問い詰めても、はぐらかされるか揉めるだけなのでおすすめできません」
ムダな言い合いになりそうですね。
「最悪な場合、妻に不倫がバレたと気付いて、証拠を隠す夫もいます。そうなると証拠集めに時間がかかって、長期戦になってしまいます。まずは冷静になること、その上でこっそりと証拠を集めて、集まった証拠をもとに、自分がどうしたいのかを考えることが大事です」
◆使える証拠と使えない証拠
どのような物を「証拠」として集めればよいのでしょうか。
「何をもって証拠とするか、というのは本当に難しいところで、これさえあれば裁判で勝てる!という絶対的な証拠は、性行為をしている動画くらいです。これはトランプでいうところのジョーカー的な存在で、裁判でも圧倒的に有効な証拠になります」
写真だと証拠としては弱いんですか?
「夫と不倫相手の顔が写っていればOKです。ただし、両者の顔がはっきり写っていない写真だと、『これは俺ではない。似ている誰かだ』と言い逃れされるケースが非常に多いので、注意が必要です」
◆法廷で聞いた夫たちのあきれる言い訳
そんな言い訳通用するんですか?
「似ている人の性行為の画像を収集している人も、いないとは言い切れませんからね。『どう見てもお前やろ!』と詰めたいところですが、法律上では確実な証拠がないと不貞行為は立証できません。他にも、性行為をしていることが確実にわからないと、『ジャレていた』『マッサージしていた』など、いろんな言い訳で逃げ切る輩が出てきます」
無理すぎる言い訳…。
「言い訳をする夫は、どこまでも言い訳をして逃げ切ろうとします。不倫相手とラブホテルに入っていく証拠写真を見せても、『介抱していただけ』と言う人はまだかわいいもんです。法廷で証拠写真をつきつけられて、『それは俺じゃない!双子の兄だ』と言った男性や、『ドッペルゲンガーだ!』と言った男性も見たことがあります」
法廷で!!!???
「さすがに双子・ドッペルゲンガー説は認められませんでしたけど、ラブホテルで介抱していたという言い訳はサラっと言われる方は沢山います。どんなに苦しい内容でも、言い訳されてしまえば、立証しなくてはいけなくなります」
◆継続した関係がわかる証拠が大事
確実な証拠を集めるのは、ほぼ無理ということですか…?
「例えば、『また会いたいな』というLINEのやりとりだけでも、夫がそれで素直に不倫を認めさえしてくれれば、自白の証拠になります」
素直な夫だと、証拠集めもラクということですね。
「その場合でも、後日『そんなこと言ってない』とゴネる夫もいるので、必ず不倫を認めた会話を録音しておくことが大事です。夫がどこまで言い訳をするかで、どこまで証拠を集めるかは変わってきます」
確実に使える証拠は、どうやって集めればいいですか。
「不倫相手と会った日にち・時間・場所・滞在時間をおさえ、継続的に会っている証拠を集めていく必要があります。継続的に会っていることが立証できれば、『ホテルに入ったけど介抱していただけ』『仕事の話をしていた』などの言い訳が通用しなくなるからです」
なるほど。
◆証拠集めはパズルのピースを埋めていく作業
「不倫調査はパズルに置き換えるとわかりやすいのですが、いくつかの細かい証拠をたくさん集めて、事実をつきとめていくことが大事なんです。我々探偵はそのパズルの四隅など、重要なパーツを調査によって集めていくので、依頼者さんは自宅で細かい証拠をたくさん集めて、パーツをどんどん埋めていくことで事実に近づいていきます。
真ん中だけちょこちょこ埋まっていても、事実の全体像は見えません。自宅で見つけた証拠と、外で確実に嘘をついている証拠をはめていけばパズルの内容がわかって解決する方法も見えてくるんです」
◆自宅での証拠集めのコツ
自宅では、どんな証拠を集めるのがいいでしょうか。
「家で集める証拠はなんでもいいので、違和感を感じたらどんどん集めておいてください。スマホ、カバン・サイフ・スーツのポケットは何かしらの証拠が出てきやすいです。ポイントカードやレシートもこまめに見ておくといいと思います。車の場合はドライブレコーダーの映像や走行距離をチェックすると、不自然な動きに気づくことがあります。ちなみに私のオススメは靴下の裏です」
靴下の裏?
「帰宅後に、夫の靴下の裏を見て不倫に気づいたという奥様は意外に多いです。部屋のゴミやほこりって毎日掃除しても、どうしても靴下についちゃうんですよね。髪の毛はもちろんですが、飼っていないペットの毛とか、見覚えのないラグの糸くずとかいろんな証拠がつきやすいです。見たこともないゴミが靴下についていて、それが決まって金曜日だったことで、不倫をつきとめた奥様もいました。夫は金曜日になると、不倫相手の家に行っていたようです」
なるほど。
「家の中に落ちていた長い髪の毛を、自分の髪じゃないとジッパーに入れて持ってきた奥様もいらっしゃいました。もちろんそれだけでは証拠になりませんが、証拠写真に写っていた女性が長い髪だったら、不倫相手の人物が確定できますし、家に呼んだ事実にもつながります。パズルのピースがどんどん埋まっていくんです」
◆メンタルが削られる前にプロに頼ってほしい
気が遠くなりそうな作業ですね。
「そうだと思います。証拠集めは、労力はもちろんですがなによりもメンタルが削られます。さきほど言った、性行為の動画は強力な証拠ですが、その証拠を手に入れるのとひきかえに、自分のメンタルもボロボロになります。そういう意味でも、プロの手を借りるという選択肢も考えてほしいと思っています」
北川さんのお話を聞いて、不倫の証拠集めは肉体的にも精神的にも辛い作業であることを改めて実感しました。
次回は、北川さんが実際に携わった、不倫調査について詳しくお話をお聞きします。
【北川舞子】
VIVID女性探偵社(キタガワ万博株式会社)・代表取締役。大手調査会社2社を経て、独立10年目。現在は二児の母としても奮闘中。別名、ママ探偵として、依頼者が抱える不倫問題や夫婦の想いに寄り添いながら、解決に導く。インスタグラム #ママ探偵 にて不倫問題のアドバイスもしている。インスタグラム:@mama_vivid/公式ホームページ
※調査内容や方法は、特定を避けるため一部内容を改変したうえで記載しています。
<文/瀧戸詠未>
【瀧戸詠未】
ライター/編集者。趣味は食べ歩き・飲み歩き。
