岡田健史『ウチカレ』スットコな懐かし少女漫画展開に射す希望の光

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 連続ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」(日本テレビ系)。第6話まで来たが、正直、ストーリー的には困惑が続いている。

 第6話では、浜辺美波(20)演じる水無瀬空が、菅野美穂(43)演じる水無瀬碧と血のつながりがないことが分かり、ショックを受けるというシーンがあった。碧とゴンちゃん(沢村一樹/53)の幼なじみ設定もノスタルジーを覚えたが、ひょんなことから血液型で血のつながりがないことが分かるというのも、ああ、懐かしや昔の少女マンガ風味……。

 このドラマのとまどい点は、照れくささもあるのだが、女性陣と男性陣のテンションの違いもある。ゴンちゃんを演じる沢村一樹や、その父の俊一郎を演じる中村雅俊(70)はとてもナチュラルなのだが、碧と空は「~だ」「母ちゃん」というブツ切りのセリフ、さらに友達親子のキャッキャがひたすら浮世離れしていて、ナチュラルとは程遠い。世間知らずの小説家とオタという設定なので、それはそれで演技として正解ではあるのだが、違和感はぬぐえない。

 が、だからこそ、その間というか、ちょうどいい振り幅を見せるサリー役の福原遥(22)と、入野光役の岡田健史(22)の存在にホッとしてしまう。

■岡田健史は2021年の最ブレイク候補

 特に岡田健史は、このドラマで逸材と確信できた。2018年『中学聖日記』(TBS系)でデビューしたときは、教師と生徒の禁断の恋、というストーリーで「リスキーな役でデビューしたなあ」というイメージが強かった。ところが、『MIU404』(TBS系)の九重役で「よくまあこんな伸び伸びと育って!」とうれしくなり、そして今この『ウチカレ』で伸び伸びどころか今後、日本を代表する器だったとびっくりしている。

 最初こそカンノちゃん目当てで見始めたこのドラマだが、ここ数回は、岡田くんにロックオン。彼の等身大の大学生ライフを見守る気分で見ている。彼が浜辺美波に寄り添うシーンは、枕を抱きながら体の横揺れが止まらない。このこそばゆさ、甘酸っぱさをもたらす彼はすごい!

 ということで、今後、どれだけスットコな展開があろうとも、彼が出る限り見続ける。役名通り、『ウチカレ』の“光”となった岡田健史、お見事。(田中稲)

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  • 2/24 7:30
  • 日刊大衆

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