「永遠にいると思っていた」…トッティ氏、ローマへの複雑な思いを語る「今も外国人のクラブ」

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 現役時代にローマ一筋でプレーした元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ氏が、元同国代表FWクリスティアン・ヴィエリ氏のソーシャルチャンネル『Bobo TV』に出演し、古巣に対して抱く思いを赤裸々に語った。

 現在44歳のトッティ氏は1992年から2017年にかけてローマ一筋でプレーし、現役引退後はローマのSD(スポーツ・ディレクター)に就任した。しかし、ジェームズ・パロッタ元会長らとの間に確執が生じ、2019年6月にSDを辞任。現在は、昨年2月に自ら設立した選手のスカウトやコンサルタントを行う会社で働いている。

 トッティ氏は退団当時を振り返って、「私は永遠にローマにいるものだと思っていた。彼らは私を追い込み、そして私が一生してこなかったような決断を私に迫ったんだ。ローマを離れるくらいなら死んだほうがマシだった。私はクラブにポジティブなものだけをもたらすことができたのに」と語り、当時のフロントによって苦渋の決断を強いられたことを明かした。

 ローマは昨夏にアメリカのフリードキン・グループによって買収され、8年間続いたパロッタ政権は終焉を迎えた。トッティ氏は「もし、ダン・フリードキン現会長から連絡があったらどうする?」との質問に対して、「私は腰を据えて話し合うだろう。今は、私が敷いた道(コンサルタント業)を完成させたいと思っている。もしそれが終わってしまったら、私が立ち上げたチームだったとしても、私の心は平穏ではいられない。協力者と離れるのは嫌な気分になるだろうから。もし(今の仕事に)疲れてしまったら、何をするかを考えてみるだろう」と回答。一方で同氏は次のようにも語り、ローマに関われないことへの歯がゆさも抱いていることを認めた。

「私はファンとしてチームを見ているが、彼らがより高い順位でシーズンを終えることを願っているから、腹立たしさを覚えることもある。私は自分の仕事で、外野からとなってでも、ローマの成長を助けたいと思っている。だが、私はそのことに苦しんでいるんだ。他の幹部よりも多くのことができたかもしれないが、私は最後の“生き残り”だった」

「私は決して、クラブの決断に関わることができなかった。今も、クラブは外国人のものだ。監督もSDも外国人だ。ローマのことをすべて知っている人が誰かいれば、きっと役に立つだろう。それが今の彼らに欠けているものだ」

「なぜ多くの元選手がクラブの一員になれないのか、わかるかい? 恐らく、彼らは(経営陣にとって)迷惑な存在だからだろう。もし私がサッカークラブを経営することになったら、元選手を何人か呼ぶだろう。彼らはサッカーを知っているからね」

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