林修、池上彰の3番組が終了!?コロナとコアで教育系番組が終わるワケ!

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『グッとラック!』や『サワコの朝』(ともにTBS系)をはじめ、『メレンゲの気持ち』、『火曜サプライズ』(ともに日本テレビ系)など、春の改編期を前に2021年3月をもって終了する番組が続々と発表されている。

 そんな中、数年間にわたってお茶の間を席巻してきた“知的な”人気者2人の番組にも終了がささやかれているという。制作会社関係者が話す。

「あの池上彰さん(70)の冠番組『池上彰のニュースそうだったのか!!』(テレビ朝日系)と、林修さん(55)の冠番組『林修の今でしょ!講座』(テレビ朝日系)と『林修のニッポンドリル』(フジテレビ系)の終了の可能性がささやかれていますね」

「いい質問ですね」と「今でしょ!」という流行語を生み出し、情報番組や教養系バラエティ番組を中心に活躍してきた池上と林先生の番組に終了話が浮上し、林先生の番組に至っては2つが同時に終了する可能性もあるとは驚きだ。

「池上さんの『ニュースそうだったのか!!』は一時、特番などでは15%近い視聴率を記録していました。また、林先生については“何をやっても成功する”と言われ、テレビマンの間では林先生自身がキラーコンテンツ、という定評があったんです。

 ただ、2人の番組は2つの要因が重なり、3月いっぱいで終了するのでは、と見られています。1つ目の要因は、テレビ各局の評価基準がコア層の個人視聴率に移行したことです」(前同)

■世帯視聴率がよくても打ち切りに!

 ここ数年、ほぼすべてのテレビ局が世帯視聴率から“コア層”と呼ばれる13~49歳の若年層の個人視聴率を重視するようになった。

「スポンサー企業がCMを入れたいと考えるのは、世帯視聴率が高い番組よりも、コア層の個人視聴率が高い若者向けの番組なんです。『メレンゲの気持ち』や『火曜サプライズ』も世帯視聴率は決して悪くはありません。ただ、これらの番組のメイン視聴者層はコアより上の人たち。特に『メレンゲの気持ち』はそうでしょう。そのため、3月の打ち切りが決まったといいます」(民放キー局ディレクター)

『ニュースそうだったのか!!』と『林修の今でしょ!講座』を放送するテレビ朝日の編成担当の西新取締役は、2020年3月の定例会見で「個人視聴率が導入されたからといって、特に変える点はありません。時間帯を考え、番組のバランスを取っていく。オールターゲットにテレビをご覧いただけるすべてのみなさんに楽しんでいただける番組を作れるように今後も頑張りたいと思います」と語っている。

 また、『林修のニッポンドリル』を放送するフジテレビでは、2020年5月、遠藤龍之介社長が「フジテレビでは4月より『13歳~49歳の男女(弊社ではキー特性と呼びます)』の視聴率をより重視していく方針で臨んでおります」とコメントを発表している。

■今、視聴者が求めている番組とは?

「フジテレビでは明確に、コア層に向けた番組作りを推し進めています。テレビ朝日も定例会見で“特に変える点はありません”と言っていましたが、『ニュースそうだったのか!!』と『林修の今でしょ!講座』を打ち切りが検討されているという話は、間違いなくコア層を意識してのことでしょう。

 池上さんや林先生の番組は、楽しみながら知識が身につく教育系バラエティ番組といった内容ですが、こういったジャンルの番組はどうしても視聴者の年齢層が高くなる。コア層を重視して、広告が入りやすい若者に訴求できる番組を求める現状の地上波テレビでは、端的に言うと、“求められていないジャンル”になってしまうんです」(前出の制作会社関係者)

 2つ目の要因だと言われているのが、新型コロナウイルスの影響だという。

 前出の制作会社関係者は言う。

「深刻なコロナ禍で今、視聴者の多くが疲弊しています。ニュースだけでなく、ワイドショーや情報番組でもネガティブな話題ばかりの中で、池上さんや林先生が出演する教育系の番組が苦戦していると。その分析として出ているのは、バラエティ番組を見ようという視聴者は今、難しいことを考えたくない、複雑なことで頭を悩ませたくない、という状態なのではということ。

 一方、今人気なのが、何も考えずに見られるバラエティ番組。年末年始もネタ番組やコント番組が数多く放送されましたが、それは、視聴者が今、単純な笑い、面白さを求めているからなのではと見られています。

 多くの人が日々、“今日の感染者数が何人だった”、“緊急事態宣言が発令された街の様子は”といった情報にさらされ、緊張状態で生きている。“だったらテレビぐらいは何も考えずに見たい”という心理になるのもうなずけます。池上さんのためになる解説より、有吉弘行さん(46)の『有吉の壁』(日本テレビ系)を見て大笑いしたい、ということでしょう」

 数年前まで教育系バラエティ番組は、高い視聴率が期待できる“テッパン”のコンテンツだと言われていたのだが……。

「それがここにきて、そのジャンルを代表する池上さんと林先生の番組が終了する方向だとささやかれるのは、民放各局の評価基準が変わったのと、コロナ禍のご時勢が原因。今後は何も考えずに楽しめるお笑い系のバラエティ番組、それも若者に訴求力の高い第7世代の芸人をメインにした番組が、より増えていきそうですね……」(前同)

 誰もが無料で見られる地上波テレビには、画一的ではなく、さまざまなジャンルのコンテンツがあってほしいものだが……。

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  • 1/16 7:20
  • 日刊大衆

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この記事のみんなのコメント

8
  • トリトン

    1/17 13:24

    池上なんか韓国を日本が植民地にしたとか半島よりの元NHKの手先だからな消えて正解だね。

  • つまり、一番TV離れの進んでいる、発信力は、あるが、購買力は、それほど無い世代を、ターゲットにした番組を作っていかれるんですね…スポンサー、付くといいですね (^_^;)

  • 13才~49歳までの層をターゲットはとは 随分と画一的な番組編成になるのですね。 益々、観るものがなくなりますね。 テレビを見て育ってきた私、孫と見る楽しみもなくなりますね。 悲しいかな。残念です。 時代の変化は理解できますが、 視聴者の気持ちを蔑ろにするテレビ局は、 如何なものかと、思う。 今日この頃です。

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