ふりかけの元祖・熊本の「御飯の友」とは何か? お取り寄せしてみた

 ニッポン人のソウルフードといえば、なんといっても白いご飯。そしてそのご飯をさらに美味しくしてくれる調味料が、“ふりかけ”ですよね。そのふりかけ、実は生まれたのは、九州・熊本だというのをご存知でしょうか?

 熊本の食品会社・株式会社フタバが製造する「御飯の友(ごはんのとも)」という商品がそれで、なんと大正時代初期に誕生した、まさに“ふりかけの始祖”。ちなみに考案者は吉丸末吉さんという方で、同氏の誕生日である5月6日は“ふりかけの日”にも制定されているのです。

 さてこの「御飯の友」、令和のいまも熊本人の家には必ず一袋は常備してあると言われる超ロングセラーふりかけです。しかし熊本県民以外は食べたことがないという人も多く、かくいう筆者も、長年その存在すら知りませんでした。

 一度は食べてみたい…というわけで、フタバ食品のオンラインショップからお取り寄せしてみました。炊きたてのご飯にたっぷりかけてみたところ、ご飯の水分と馴染んで、ふわ~っといりこの香りが立つのに驚きました。口に入れると、カリカリッとした食感で、いりこ、昆布などの魚介系の濃厚な旨みと香りが口中に広がります。これは確かに美味しい!

 それもそのはず、調べてみれば、原材料の40%以上がいりこで、なんと選別の専門スタッフが、いりこの脂の乗り、香り、食感などを吟味して厳選しているんだそう。さらにこの御飯の友専用の醤油を使うなど、こだわりがハンバではないのです。

 ちなみに考案者の吉丸さんの職業は意外や意外、薬剤師。食糧不足の時代で、日本人のカルシウム不足を補うために、「魚を骨ごと細かくし、ふりかけにしてご飯にかけて食べる」という発想で、健康に配慮して作られているのも特徴です。

 誕生当初は近所におすそ分けする程度だったそうですが、それが口コミで評判となり、100年以上経ったいまでも、魚嫌いな子どもでも美味しくカルシウムをとれるふりかけとして定番となっています。食べたことがないという人は、ぜひ一度味わってみることをオススメします。元祖とか抜きにして、本当に美味しいですよ。

(取材・文◎布里かけ蔵)

●DATA

「御飯の友」
株式会社フタバ

http://www.gohannotomo.co.jp/

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