頭が2つある女児が誕生 家族は「中絶すべきだった」と発言し物議(ウズベキスタン)

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ウズベキスタン東部サマルカンドの病院で先月27日、帝王切開により体重4600グラム、身長48センチの女児が誕生した。女児は頭が2つあるものの臓器のほとんどを共有し、1人は鼻のすぐ下で上唇が分離する口唇裂を患っていた。また呼吸が困難で心不全を起こすなど危険な状態が続いたため、生後3日目に設備の整った小児病院に転送されたという。

女児には3人の健康なきょうだいがおり、母親は妊娠中に医師から「胎児に異常があるため、中絶をしたほうがいい」と言われていた。しかし母親の義父が非常に信仰深く「どうかこのまま妊娠を継続させて欲しい」と強く希望したため出産に至った。

この結合双生児誕生のニュースは地元でも大きく取り上げられており、義父は7月1日にメディアのインタビューに応じ、次のように話している。

「健康な子供が誕生すると信じて、祈りを捧げてきた。でも妊娠を継続させたのは間違いだった。これから女児をどこに連れて行ったらいいのか。今後どれだけ長く生きられるかわからないのに、どうしろというのか…。」

女児は今も一進一退の状態が続いており、新生児集中治療室でのケアを受けている。しかし義父がまるで女児を見捨てるような発言をしたことから物議を醸し、このニュースには「まだ赤ちゃんが危険な状態で闘っているのに、見捨てるのか」「自分勝手すぎる」「命をなんだと思っているんだ」といった非難の声が相次いだ。

女児が入院する病院のソビルジョン・ラフモノフ医師(Sobirjon Rakhmonov)は、「結合双生児は20万人~22万人に1人の割合で発生する。ただ私が知る限りでは、ウズベキスタンでのケースは聞いたことがない。今後さらに詳しい検査を行うが、国外の専門家にも相談して女児の命を救うため尽力したい」と述べている。

なお米ワシントン州のシアトル・チルドレンズ病院の調査機関によると、体の一部分を共有する結合双生児は約40%が死産で、約35%は生後1日で死亡してしまうという。また約75%が女児で、約70%は胸部や腹部で結合しているそうだ。ただ、結合双生児の中でも長生きするケースもあり、2017年には米コネチカット州ニューミルフォードに住む結合双生児で、当時16歳だったカルメンさんとルピタ・アンドラーデさんが「分離手術は望まない」と明かし注目された。また米ミネソタ州で誕生したアビゲイル&ブリタニー・ヘンゼル姉妹は、今年3月で30歳を迎えている。

画像は『Daily Star 2020年7月1日付「‘Two-headed’ baby born to baffled doctors and placed in intensive care」(Image: STV.UZ)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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  • 7/3 6:45
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この記事のみんなのコメント

8
  • RZM

    7/6 10:42

    祈ってどうにかなる、と半ば以上本気なんですよね、信仰深い人は。

  • トリトン

    7/6 9:07

    国を滅ぼすのは信仰と宗教だというからな、ローマしかり。

  • この様子を信仰深いと言えるのか疑問だな。神様に祈った結果も受け入れるというのが信仰では無いのかな?生まれてきたことが間違いみたいに言われたら、この子たちか不憫ですね。

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