借金返済のため銃を貸し出した警察官、おとり捜査で逮捕(南ア)

拡大画像を見る

南アフリカ警察特別組織「Hawks」のリンダ・ステイン准尉は『News24』の取材に対して、市のVIP警備ユニットに所属していたノクソロ・ジョブ巡査(Noxolo Job、34)が逮捕されたことを発表した。ジョブ巡査は10月8日、ある人に「お金に困っているので、警察から支給されている銃を売りたい」と持ちかけた。しかしその人は悪事に加担せず、そのまま警察へと報告した。そこで警察の犯罪捜査班と「Hawks」は、ジョブ巡査を誘き出すことにした。

まずおとり捜査官が、ジョブ巡査に近づいて「銃が欲しい」と持ちかけた。するとジョブ巡査は自身の働く警察署へ行くように指示、警察署のどこに銃が保管されているかを伝えてもっと銃が盗めることを示唆した。

おとり捜査官はジョブ巡査の銃を受け取り、後日彼女と会った時に「警察で盗んできた」と言って複数の銃を見せた。もちろん銃は盗んできたものではない。おとり捜査官はそこでジョブ巡査に協力代として約22万円(3万ランド)を支払い、ジョブ巡査に領収書を書いてもらった。その領収書が決定的な証拠となり、ジョブ巡査は逮捕され、銃、車両、携帯を押収された。『Netwerk24』によると、ジョブ巡査は金銭問題を抱えており、銃を貸し出して得た現金を借金返済にあてたかったようだ。

フリーステイト州「Hawks」のクバンドラン・ムードリー少将(Kubandran Moodley)は南アフリカ警察内部の汚職について危惧しており、今回のおとり捜査に関わった犯罪捜査班、「Hawks」及びブルームフォンテーンとプレトリアの重大汚職ユニットのメンバーに対して、迅速な行動及び情報の傍受、人命が守られ、警察の銃が犯罪者の手に渡らなかったことなどについて感謝の言葉を述べた。またムードリー少将は、今回の捜査がうまくいかなければ「冷酷な犯罪者に銃を奪われていたかもしれない」と捜査の成功に安堵している。

銃による犯罪を減らそうと活動している団体「Guns Free South Africa」によると、南アフリカで銃を保持しているのは約535万人、そのうちライセンスを登録しているのはわずか300万人、残りは違法で所持しているということになる。しかも紛失、または盗まれている銃は年間およそ9855挺というから驚きである。貧困世帯の多い南アフリカ、銃犯罪はまだまだ減りそうにない。

画像は『DFA 2019年10月10日付「FS policewoman in dock for hiring out gun used in cop shop burglary」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

関連リンク

  • 10/15 12:20
  • Techinsight japan

スポンサーリンク

この記事のみんなのコメント

1
  • トリトン

    10/15 12:49

    アフリカ人なら仕方がないかも。

記事の無断転載を禁じます