「なつぞら」146話。天丼の謎が解けた!お母さんは戸田菜穂

連続テレビ小説「なつぞら」 
◯NHK総合 月~土 朝8時~、再放送 午後0時45分~
◯BSプレミアム 月~土 あさ7時30分~ 再放送 午後11時30分~
◯1週間まとめ放送 土曜9時30分~

第25週「なつよ、千遥よ、咲太郎よ」146話(9月17日・火 放送 演出・田中正)視聴記録


戸田菜穂がお母さん トレンド入りも
この朝のトレンドは 「なつぞら」から#戸田菜穂さん 「おしん」再放送から #恒子さん
戸田菜穂は、空襲で亡くなったなつ(広瀬すず)たちのお母さん役で登場した。彼女も歴代朝ドラヒロインのひとり、「ええにょぼ」(93年)のヒロインだった。

146回は最大のクライマックスのひとつだろう。
30年ぶりくらいの兄妹再会。千遥(清原果耶)の料理店・杉の子へ、なつと咲太郎(岡田将生)と光子(比嘉愛未)、信哉(工藤阿須加)、明美((成海唯)が訪れた。
カウンター席を所望する咲太郎。5人はぐるりとカウンターを囲み、千遥の料理する姿を見つめながら、料理に舌鼓を打つ。感無量の時間。
千遥が料理人であることを知った咲太郎は最後に天丼が食べたいと頼む。
そして出てきた天丼は父の味がした。
と、ここでドンデン返し。
なつが天丼は母が作っていたのだと思いだした。
なつと咲太郎が東京で再会したとき、何度か、天丼の話が出てきて、咲太郎の熱さと比べなつは覚えていないという温度の低さで、これは何かの仕掛けなのかとずっと気になっていた。咲太郎が偽・咲太郎じゃないか説とか、なつが戦争のショックで記憶を失っている説とかいろいろ。でも時が経って忘れかかっていたところに、ついに真相が。

天丼を作っていたお母さんが戸田菜穂。じつに美しかった。
でも、天ぷらをあげてるお父さんはついに顔を出さなかった。後ろ姿のみ。ウッチャンはあくまで声しか出演しないのか。まあ、ここでウッチャンが出ちゃうと、「LIFE!」かと思っちゃいそうな気もするし。それにしても何気にそれっぽい後ろ姿だった。

笑わない姉妹
5人の知り合いに囲まれて、千遥もさぞやプレッシャーであったことだろう。
終始、警戒心を解かない表情で対応する。
複雑な事情があるのはわかる。が、料理人であることも差し引いても、愛想なさ過ぎ。
こんなこわばった顔をして、ぼそっとしゃべる人がカウンターの中心にいたら、どんなに美人でもちょっとなあ……。
せめて板前・上田(助川嘉隆)と店員・村下孝子(根本江理)に「今日の女将さん、様子がへん」とか言わせるなどフォローがほしかったが、台本ではそこまで険しい表情になるとは思ってもなかっただろう。客商売は客商売でも剣客商売のほうが向いていそうな鋭い目つき。

いや、17歳にしてはよくやってると思う。
何度も書いているが、「なつぞら」は最初に「無理に笑うことはない」(4話)と泰樹(草刈正雄)に言わせてしまっていることが尾を引いているかのように、登場人物が笑わな過ぎる。主に主人公が。そのムードに合わせてか千遥まで笑わない。回想の北海道では笑っていたのに〜。回想の千遥と明美にほっとした。

いろいろ苦労しているという意味合いもあるにしても、ここでは、ニコニコしながら心は泣いている、みたいな人情もの路線に大きく振ってほしかった。広瀬すずも、清原果耶も、力のある俳優だから、そういう難しいこともできたと思うのだ。そんななかで咲太郎と光子の明るさが救い。

ただ、広瀬も清原も笑わずとも美しく、目を反らせない魅力がある。
敵と味方に別れた姉妹が戦場で出会ったみたいな話を今度はやってほしい。
戦場で唯一休戦状態になるレストランで料理人をしている千遥のもとにやってきたなつと咲太郎。
じつは千遥は敵軍のスパイで、料理に毒を混ぜるおそれもある。素知らぬ顔して過ぎていく緊迫の食事時間みたいな話。

さて、ここで明美がなぜ同席しているか考察。北海道で千遥と仲良くしていたこともあるし、なんといっても、“妹”つながりだからだろう。初期の頃、なつが明美を見て千遥を思い出す場面もあったほどで、なつにとって明美と千遥は近い存在。大事な妹同士がここで顔を合わせることは分離していたものがひとつになることでもある、地味だが意外と感動部分だ。成長した明美が千遥に目線を送っているところはぐっと来た。

【第25週あらすじ】「なつよ、千遥よ、咲太郎よ」 9月16日〜21日


ある日突然、生き別れた妹・千遥(清原果耶)が娘(粟野咲莉)を連れて、なつのアニメ会社を訪ねてくる。娘がアニメ「大草原の少女ソラ」の大ファンだというのだ。28年ぶりに千遥と再会したなつは感極まるが、嫁ぎ先に生い立ちを秘密にしている千遥は、あいさつするとすぐに帰ろうとする。引き止めるなつに、千遥は神楽坂の小料理屋で働いていると明かし、お客としてなら来てもいいと言う。後日、咲太郎(岡田将生)、光子(比嘉愛未)、信哉(工藤阿須加)と店に入ると、出迎えたのは板前姿の千遥だった。千遥の料理を口にすると、なつたちは料理人だった父の懐かしい味を思い出す。

第147回 あらすじ 9月18日(水)


千遥(清原果耶)が働く神楽坂の料理屋に、咲太郎たちとともに訪れたなつ(広瀬すず)は、去り際に千遥にとある手紙を渡す。それを受け取った千遥は思わぬものを目にし、涙するのだった。次の日曜日「大草原の少女ソラ」を見ている柴田家や千遥達。アニメの中で牛の乳搾りをしているのを見て、千夏(粟野咲莉)は乳搾りがしたいと言う。時を同じくして、坂場家でも、アニメを見ていた優(増田光桜)が乳搾りをしたいと言い…。

第148回 あらすじ 9月19日(木)


神楽坂の料理屋に行き、千遥(清原果耶)に手紙を渡したなつ(広瀬すず)。その後、「大草原の少女ソラ」を見た千遥と千夏(粟野咲莉)は、再びマコプロダクションを訪ねてくる。アニメを見て、改めてなつがどんな境遇で育ってきたかを知ったという千遥に、料理を食べてみて、千遥がどれだけ誇りをもって料理をしているかを感じたと話すなつ。しかし、そんな千遥から突然、お店を辞めたいと思っていると打ち明けられて…。
(木俣冬)

登場人物とキャスト 登場順


奥原なつ 広瀬すず 幼少期 粟野咲莉…主人公。戦争で父母を亡くし、兄と妹と別れ、剛男に連れられて北海道に引き取られてきた。生活を保障してもらう代わりに酪農の手伝いをする。父の描いた家族の絵を大切にもっている。生きるために感情を押し殺してきたが、柴田家、とりわけ泰樹と触れ合うことで、素直に感情を出せるようになっていく。これからは酪農の時代だと考え、十勝農業高校で学んでいる。演劇部に入る。
高校卒業後、アニメーターを目指して東京に出てくる。
佐々岡信哉 工藤阿須加 幼少期 三谷麟太郎…空襲のとき、なつを助ける。孤児院で働きながら勉強している。
柴田剛男 藤木直人…柴田家の婿養子。なつの父の戦友で、戦災孤児となったなつを十勝に連れて来た。妻を「ふじこちゃん」と呼ぶときがある。1955年時点では音問別農協組合で働いている。
柴田富士子 松嶋菜々子…剛男の妻。開拓で苦労してきたので、ひとに優しい。
柴田照男 清原翔(13 回から) 幼少期 岡島遼太郎…柴田家長男。搾乳をさせてもらえない代わりに薪割りを頑張っていたが、なつが来たことを機にようやく搾乳させてもらえた。
柴田夕見子 福地桃子(13回から)幼少期 荒川梨杏…柴田家長女。牛乳嫌い。同い年のなつに嫉妬を覚えたが、剛男に説得されてなつを受け入れる。勉強ばかりして家の手伝いを全然しない。
柴田明美 平尾菜々花(13回から) 幼少期 吉田萌果…柴田家次女。
柴田泰樹 草刈正雄…柴田家当主。頑固者で幼いなつにも容赦なく厳しく接するが、意地悪ではなく、彼の人生哲学に基づいたもの。他人に頼らず己の力で人生を切り拓くことを心情としている。甘いものが好き。
なつをほんとうの家族にしたいと願い、照男と結婚させようとする。
奥原咲太郎 幼少期 渡邉蒼…なつの兄。タップダンスが得意で、米兵にかわいがられていた。孤児院を出て新宿で亜矢美に助けられ、ムーラン・ルージュを経て、浅草の劇場で働いていたが、盗み濡れ衣を着せられ捕まってしまう。
奥原千遥 幼少期 田中乃愛…なつの妹。親戚に引き取られている。

2回
焼け跡にいたおばあさん北林早苗…情にほだされなつたちに食べ物を分ける。演じている北林は朝ドラ第1作め「娘と私」の娘・麻里の少女時代役を演じた。
戸村悠吉小林隆…柴田牧場で働いている。貧しい開拓団の八男に生まれ、幼い頃に奉公に出され、泰樹に世話になった恩を感じて尽している。
戸村菊介音尾琢真…悠吉の息子。嫁募集中。

4回
小畑とよ 高畑淳子…帯広在住。泰樹の昔なじみ。口の減らない元気な人。
小畑雪之助 安田顕…とよの息子。菓子店・雪月の店主。菓子作りに情熱を注ぐ。
小畑妙子 仙道敦子…雪之助の妻。
小畑雪次郎 山田裕貴(13回から登場) 幼少期 吉成翔太郎…雪之助、妙子の長男。十勝農業高校に通っている。演劇部。高校卒業後、川村屋に修業に出る。

5回
山田天陽 吉沢亮 幼少期 荒井雄斗…音問別小学校でなつと同級生になる。東京からやって来た。馬が好き。農業をしながら絵を描いている。
大作 増田怜雄…音問別小学校の生徒。
実幸 鈴木翼…音問別小学校の生徒。
さち 伍藤はのん…音問別小学校の生徒。
山田正治 戸次重幸…天陽の父。東京から北海道にやって来たが土地が悪く、農業ができず、郵便局で働いている。泰樹の協力を得て、土地を蘇らせる。

8回
山田陽平 (31話から)犬飼貴丈 幼少期 市村涼風…天陽の兄。絵がうまい。東京で芸大に通いながらアニメの美術の仕事をしている。なつに絵画の道具を贈った。東洋動画に就職。

9回
なつの父 内村光良…日本橋で料理人をしていた。絵が上手。家族のことを思いながら戦死した。

10回
花村和子 岩崎ひろみ…音問別小学校の教師。 
校長先生 大塚洋…音問別小学校の校長先生。
山田タミ 小林綾子…天陽の母。

13回
居村良子 富田望生…十勝農業高校の生徒。演劇部に入り衣裳を担当する。「白蛇伝説」のラスト、白蛇として登場し喝采を浴びる。
村松 近江谷太朗…柴田牧場と長い付き合いのあるメーカーの人物。奥様封筒をもってくる。

倉田隆一 柄本佑…十勝農業高校の国語の先生。演劇部の顧問。「魂」が口癖。なつの問題、十勝の伝承を交えて「白蛇伝説」の台本を書く。

14回
田辺政人 宇梶剛士…音問別農協組合組合長。農協で一手に酪農事業をとりまとめ十勝を酪農王国にしたいと考えている。 

19回
門倉努 板橋駿谷 …十勝農業高校の番長。クマとサケを争った逸話をもつ。演劇部に入り、村長役を略奪する。
高木勇二 重岡漠 …十勝農業高校演劇部。メガネ。門倉に役をとられてしまう。
石川和男 長友郁真…十勝農業高校演劇部。
橋上孝三 山下真人…十勝農業高校演劇部。

21回
太田繁吉 ノブ(千鳥)…十勝農業高校の教師。ヤギのチーズは牛より「クセがすごい」と言う。

27回
前島光子 比嘉愛未… 川村屋のマダム
野上健也 近藤芳正… 川村屋のギャルソン
茂木一貞 リリー・フランキー… 角筈屋社長
煙カスミ 戸田恵子… 歌手。クラブメランコリーの看板。ムーラン・ルージュにいた。
三橋佐知子 水谷果穂…川村屋の店員。川村屋社員寮でなつと同室に。咲太郎を「同志」と思っている。
土間レミ子 藤本沙紀…カスミのいるクラブの店員。咲太郎のことが好き。「真心を一晩貸したままだから」返してほしいと思っている。

28回
島貫健太  岩谷健司
ローズマリー  エリザベス・マリー…浅草の踊り子

30回
藤田正士 辻萬長  親分
松井新平 有薗芳記 …浅草の芸人
岸川亜矢美 山口智子 …元ムーランルージュの踊り子。咲太郎を助けた。

31回
下山克己 川島明 …新人アニメーター
仲努 井浦新 … 実力派アニメーター

37回
阿川弥市郎 中原丈雄 … 東京から北海道に移住。彫刻で生計を立てている。
阿川砂良 北乃きい… 弥市郎の娘。

44回
杉本平助 陰山泰… 川村屋の料理長

45回
蘭子 鈴木杏樹… 劇団の女優
虻田登志夫栗原英雄… 劇団の俳優

49回
井戸原昇 小手伸也… 東洋動画アニメーター

55回

森田桃代 伊原六花…仕上げ課の先輩、といっても年齢はなつと同じで19歳。あだ名は「モモッチ」
山根孝雄 ドロンズ石本…仕上げ課のえらい人。
石井富子 梅舟惟永…仕上げ課のベテラン。といってもまだ30歳。
大沢麻子 貫地谷しほり…原画スタッフセカンド。周囲に一目置かれている才能あるアニメーター。
おしゃれしているなつを敵視している。
堀内幸正田村健太郎…動画スタッフ 芸大出身で、線画のきれいさには定評がある。

58回
露木重彦木下ほうか…演出家、第一製作課長
山川周三郎古屋隆太…東洋動画スタジオ所長

66回
泉千恵
岡部たかし
池間夏海


脚本:大森寿美男
演出:木村隆文 田中正ほか
音楽:橋本由香利
キャスト:広瀬すず 松嶋菜々子 藤木直人 岡田将生 比嘉愛未 工藤阿須加 吉沢亮 安田顕 仙道敦子 音尾琢真 戸次重幸 山口智子 柄本佑 小林綾子 高畑淳子 草刈正雄ほか
語り:内村光良
主題歌:スピッツ「優しいあの子」
題字:刈谷仁美
タイトルバック:刈谷仁美  舘野仁美 藤野真里 秋山健太郎 今泉ひろみ 泉津井陽一
アニメーション時代考証:小田部羊一 
アニメーション監修:舘野仁美
アニメーション制作:ササユリ 東映アニメーション

制作統括:磯智明 福岡利武

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