壮大すぎる! 雪原に描かれるスノーアートがスゴい

 真っ白な雪原いっぱいに規則的な模様がつけられ、まるで巨大な絵のように見える。ヨーロッパの冬山に大規模なスノーアートを描くのは、イギリス人のサイモン・ベックさん。

 サイモンさんは5年前からスノーアートに専念してきた。なぜスノーアートを作ろうと思ったのか尋ねると「完成したスノーアートを見るのが好きだから。それに一作品を作るだけでかなりの運動になります」と冗談めかして語ってくれた。

虫メガネだけを使って描く絵が凄い

 雪面にコンパスでマークをつけたうえで、足で雪をかき分けながら進み、生み出されるスノーアート。1日がかりの作業だ。「スノーアートのいい写真が撮れるとうれしいです。でも、足跡を残したくない部分に足跡をつけないで歩くのは難しいね」と苦労を明かした。

 模様はどこか謎めいているが「とくに意味はない」そうだ。人々の反応について「多くの人は気に入ってくれていますが、なかには時間の無駄だとか、ただの落書きにすぎないとか、雪景色を損なうものだと思う人もいるようです。でも写真を撮る前にスノーアートの上を横切ったりされなければ、何を言われようと気にしません」とのこと。

 サイモンさんは2002年に日本を訪れている。そこで目にしたものは今でも印象に残っているという。

 「冬の日本に滞在してみたいです。日本の方にはぜひ富士山に登ってほしいと思います。僕もまだ登ったことはないですけどね。日本はとてもいい国ですから、ほかの国を見に行く前に自分の国の素晴らしいところを見てほしい」と日本のファンにメッセージを送った。

 ちなみに夏の間は「冬になっている南半球に行くことを真剣に考えている」と語るサイモンさん。そこでも素晴らしいスノーアートを作り出してくれそうだ。

●サイモン・ベック
1958年、イギリス南西部生まれ。オックスフォード大学出身。元コンピューターエンジニア。冬の間はフランスのスキーリゾートLes Arcsに住み、夏の間はイギリスの両親の家に暮らす。旅行に出ていることも多い。好きなものはクラシック音楽、ドライブ、スキー、オリエンテーリング、山岳ハイキング。

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