天文学的防御率を記録した伝説の左腕とは?

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 セ・リーグの新人王争いで、もっか最有力といわれているのが広島の大瀬良大地だ。2ケタ勝利となる10勝を挙げ、年間を通してローテーションを守ったことも評価されている。広島ではほかにも、レギュラーを勝ち取った田中広輔の数字も本来であれば新人王にふさわしい。また、ここ10年の間では梵英心が新人王(2006年)に輝くなど、広島には新人選手が活躍しやすい土壌がある。ただ、過去には新人年にとんでもない汚点を残した選手もいるという。そこで、先頃『野球次郎VOL.1 広島東洋カープ大事典』を発売したばかりの『野球太郎』編集部に、カープ新人選手の伝説を聞いた。

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 カープの歴代選手の中で、新人年にとんでもない数字を残した、といえば大野豊だ。『野球次郎VOL.1広島東洋カープ大事典』の「大野豊」のページから、そのデビュー戦の様子を抜粋しよう。

《まるで物語のような大野の野球人生はここからが本番だ。1年目の9月4日の阪神戦でプロデューも1アウトしかとれず、掛布雅之、田淵幸一、佐野仙好、川藤幸三ら、錚々たる顔ぶれの打者に打たれた安打は、満塁本塁打を含む5本、四球2、自責点は5。大野を語る上で欠かすことができない、天文学的防御率「135.50」の誕生である》

 この「天文学的」というフレーズは、登板日の翌日の新聞で実際に記述された言葉だ。大野の広島入りにつながる入団テストのキッカケを作ってくれた山本一義(当時の1軍打撃コーチ)は「お前、間違っても自殺するなよ」とわざわざ電話をして心配したという。

 そんな屈辱的なデビューにもかかわらず、カープの左のエースとしてプロ通算148勝138セーブを挙げ、昨年遂に野球殿堂入りを果たしてしまうのだから、人生とはわからないものである。もちろん、大野豊の壮絶な努力の賜物であることはいうまでもない。

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