マッカーシー、サラサルアレキサンダー、ジャーマイアス……夏の甲子園大会「横文字」選手名鑑!!

 今年も様々なドラマを見せてくれた夏の甲子園大会。ここ数年、個性際立つ選手が昔に比べて増えてきているように思う。例えば「琉球のライアン」山城大智(沖縄尚学)や、「上州のゴジラ」というアダ名を持つ脇本直人(健大高崎)らが今大会を沸かせてくれた。

 今回はプレーではなく、その名前で甲子園を沸かせた「横文字」選手を紹介しよう。いわゆるカタカナの名前を持つハーフ選手のことで、かつては東北(宮城)で大活躍したダルビッシュ有(レンジャーズ)や日章学園(宮崎)で甲子園に出場し、後に中日へ入団した瀬間仲ノルベルトの名前を例に出せば、わかりやすいだろうか。

 大会期間中も連日、甲子園情報を発信している『週刊野球太郎』編集部の協力を得て完成した「第96回全国高校野球選手権大会横文字選手名鑑」。果たして、このなかから、未来のプロ野球選手が生まれるのか? 甲子園が終わった後も引き続き名前を覚えておこう。

     *   *   *

■佐久長聖(長野)
◎マッカーシー龍海鳩/2年・左投左打(外野手)

 今大会で最もその名前でインパクトを与えてくれたのは、マッカーシー龍海鳩だろう。龍海鳩と書いて「りゅうみっく」と読むのだ。背番号16ながら堂々とライトのレギュラーを獲得。182センチ79キロの立派な体躯は、カナダ人の父親譲り。まだ2年生のマッカーシーとは、来年の甲子園で再会できるかもしれない。

 ちなみに今春のセンバツ大会では、同じ長野県から東海大三高が出場した。そして同校のエースを務めたのが、高井ジュリアンという、これまたハーフの横文字選手。こちらはフィリピン人の母を持つ“イケメン”エースとして評判で、センバツでは140キロを超えるストレートを計測するなど、その将来性に注目が集まっている。

■近江(滋賀)
◎サラサルアレキサンダー英二/2年・右投右打(投手)

 背番号10の控え投手として、今大会に出場した。父はメキシコ人で、177センチ77キロとそれほど大柄ではないが、滋賀大会では3試合に登板し、リリーフとして活躍。ストレートで押す投球で、甲子園出場に貢献したが、残念ながら甲子園で登板機会はなかった。

 今大会は3回戦で聖光学院(福島)に9回サヨナラ負けを喫した近江。サラサルもマッカーシーと同じく2年生で、来年の甲子園でマウンドに立った時は、今大会のサヨナラ負けを払拭するような活躍を見たいものだ。

■九州国際大付(福岡県)
◎ジャーマイアス賢三/3年・右投右打(投手)

 背番号11の控え投手ながら、今大会は伝令として甲子園の土を踏んだジャーマイアス。カナダ生まれで、ハンガリー出身の父を持つ。昨秋の九州大会ではリリーフ投手として活躍。今夏の福岡大会、甲子園では登板がなかった。もし、甲子園で勝ち進めば、登板機会があったかもしれない。


◎アドゥワ大/3年・右投右打(投手)

 優勝候補に挙げられながら、まさかの1回戦負けを喫した九州国際大付には、もうひとり秘密兵器がいた。ナイジェリア人の父を持つ、背番号14を付けたアドゥワ大(まさる)だ。こちらは福岡大会では2試合に登板。196センチ84キロの立派な体躯から投げ下ろすストレートは出色だが、3回2/3で5四死球と、制球力に課題が残る。

 前述したダルビッシュや瀬間仲ノルベルトの他、2003(平成15)年には、カルデーラ・チアゴ(羽黒)がおり、2001(平成13)年に1年生ながら登板したグエン・トラン・フォク・アン(東洋大姫路)や、もう少し遡ると1998(平成10)年に出場したバービー・シーモア(平塚学園)らが思い出される「横文字」選手たち。来年以降の甲子園大会でも引き続き、注目していきたい。

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