甲子園大会中の今こそ読みたい、オススメ高校野球漫画

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 熱戦続く甲子園。高校野球の季節になると、なぜか読みたくなるのが高校野球漫画だ。そこで野球のことなら2次元も3次元も詳しいスマホサイト『週刊野球太郎』編集部に、今オススメの高校野球漫画について教えてもらった。

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 高校野球漫画は、いつの時代も漫画雑誌の「エースで4番」的な存在だ。現在連載中の高校野球漫画の中で一番メジャーな存在といえば、アニメ化もされた『ダイヤのA』(寺嶋裕二/講談社)だろう。

 ただ、この夏勢いのある高校野球漫画、という視点では次の2作品をオススメしたい。それが『砂の栄冠』(三田紀房/講談社)と『野球部に花束を』(クロマツテツロウ/秋田書店)。どちらの作品も、7月・8月と異例の2カ月連続で単行本が発売された作品だ。そして、どちらの作品でも、いい場面で夏の甲子園の大会歌「栄冠は君に輝く」が流れる演出があり、共通点といえる。

 『砂の栄冠』は、1000万円をどのように使っていくかで、公立校が甲子園に出場できるのか? という「高校野球と金」をテーマに、『ドラゴン桜』(講談社)などでおなじみの漫画家・三田紀房氏が描いた作品。7月・8月に刊行された18巻と19巻では、21世紀枠でセンバツに出場を果たした主人公・七嶋裕之率いる樫野高校野球部が、夏の甲子園出場を目指し、埼玉大会を戦う様子が描かれている。

 主人公・七嶋の一番の特徴は、左右どちらからでも投げられること。右投げはドラフト1位間違いなしの超高校級レベル。左投げも並の高校球児であれば問題なく打ち取れるレベルを誇る。現実の世界でも今年、埼玉大会で所沢商の増田一樹が「リアル二“投”流投手」として話題を集めたことからも、『砂の栄冠』が虚構とリアルの間の絶妙なバランスで描かれた作品であることを示している。

 一方の『野球部に花束を』は、甲子園とは縁遠い、都立高校を舞台にした野球部の物語だ。7月・8月に刊行された3巻と4巻では、主人公・黒田鉄平のいる都立三鷹東高校野球部が西東京大会に挑む過程が描かれている。もっとも見どころは、試合内容の描写以上に、野球部とサッカー部の仲違い、試合前のノックにおいてキャッチャーフライは「最強のラスボス」、開会式の行進の練習がある、応援席の悲喜こもごも……といった笑える「野球部あるある」に関する描写だ。

 作者のクロマツテツロウ氏は自身も元高校野球部員。実体験も踏まえたリアルな野球部描写は必見だ。甲子園に出場する球児たちよりも、地方大会で1勝、2勝の野球部員こそが「日本の高校球児代表」であることを痛感できるのではないだろうか。

 今回、紹介した2作品の作者、三田紀房氏とクロマツテツロウ氏はともに雑誌『野球太郎』とも縁が深い。

 クロマツ氏は不定期連載「名門野球部あるある」でこれまでにPL学園や池田、龍谷大平安といった、誰もが知る名門野球部の特集コーナーでイラストを担当している。

 また、三田氏は現在発売中の『野球太郎No.010 高校野球監督名鑑号』でインタビュー記事に登場している。野球漫画における高校野球部の監督描写の妙を赤裸々に語っているので、こちらもぜひチェックしていただきたい。

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スマートフォンマガジン『週刊野球太郎』(http://yakyutaro.jp)は最新のプロ野球情報はもちろん、夏の高校野球を大特集中。甲子園出場49校のみどころ、バックネット裏で試合を見続けるラガーシャツのおじさんの観戦レポートなど、高校野球観戦をもっと楽しくする連載が盛りだくさん! 雑誌『野球太郎No.009 夏の高校野球大特集号』、『野球太郎No.010 高校野球監督名鑑号』も好評発売中!

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