えっ、まさか!? 甲子園の優勝旗を折ってしまったのは、あのミスタータイガース!?

拡大画像を見る

 サッカーW杯ブラジル大会で優勝したドイツ代表が祝勝会において優勝トロフィーを破損させていたことが明らかになった。もっとも、オリジナルのトロフィーは表彰式後に国際サッカー連盟(FIFA)が安全のために預かっており、損傷したのはレプリカ。ただ、サッカー界では過去にもヨーロッパリーグやJリーグでも祝勝会において優勝カップが破損した例が実は多い。では、野球界ではそんな「事件」は過去にないのだろうか? 野球界のうんちくに詳しい『週刊野球太郎』編集部に話を聞いた。

     *   *   *

 野球の場合、プロ野球やWBCなどでは優勝トロフィーが存在しますが、日本人にとっては高校野球の甲子園大会優勝校に授与される夏の「深紅の優勝旗」、春の「紫紺の優勝旗」のほうがイメージしやすいのではないでしょうか。過去、この優勝旗を壊してしまった人が存在します。それは、「初代ミスタータイガース」として有名な藤村富美男(大阪タイガース、のちの阪神)です。

 藤村はプロ入りする前の学生時代からスター選手。大正中学では、1932(昭和7)年、1933(昭和8)年の大会に出場し、優勝こそ叶わなかったものの投打の柱として活躍しました。そして、校名が呉港中学に変わった1934(昭和9)年の夏の大会でついに全国制覇を達成。人々は彼のことを“甲子園の申し子”と呼びました。

 しかし、その優勝後に事件が起きます。甲子園から地元広島に帰ると、駅前は優勝を喜ぶ人で黒山の人だかり。そんな中、藤村が優勝旗を皆に見せようとした瞬間、旗の柄の部分が何かにぶつかりポキリと折れてしまったのです。

 その場はやり過ごしたものの、翌夏には優勝旗を甲子園球場に返す決まりになっているため、慌てて旗屋に折れた優勝旗を持ち込み、柄の部分を取り替えたといわれています。

 そんな伝統を持つ深紅の優勝旗。藤村の時代からはさすがに代替わりしているものの、伝統と誇りが詰まった、高校球児の夢の結晶であることは変わりません。この夏はどの高校が持ち帰るのか? 夏の甲子園大会は8月9日開幕です。

※『週刊野球太郎』は、プロ野球・高校野球を楽しむネタが満載。auスマートパス、Yahoo!プレミアム、ドコモSPモードでサービス中です。
スマートフォンマガジン『週刊野球太郎』(http://yakyutaro.jp)は最新のプロ野球情報はもちろん、夏の高校野球を大特集中。地方大会で評価を上げた選手のレポートや、高校野球観戦マニアのとっておきの知識など、高校野球観戦をもっと楽しくする連載が盛りだくさん! 雑誌『野球太郎No.009 夏の高校野球大特集号』、『野球太郎No.010 高校野球監督名鑑号』も好評発売中!

関連リンク

  • 7/30 12:57
  • Scoopie News

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます