チーム唯一のオールスターゲーム出場……鈴木大地は間違いなくロッテの顔だ!

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 完封リレーあり、本塁打の応酬あり、そして162キロあり……と、大盛り上がりだった今年のプロ野球オールスター戦。リアルタイムで試合のすべてを見ることはできなかったが、両リーグを代表する、素晴らしい選手たちのパフォーマンスはファンの目に焼き付いたはずだ。

 ところで、その選手たちの中で、(監督を除く)所属チームから唯一の出場となってしまった選手がいる。千葉ロッテマリーンズの鈴木大地だ。井口資仁でも、今江敏晃でも成瀬善久でもなく、鈴木大地だった。鈴木大地がどんな選手か、アマチュア時代から追いかけているスマホサイト『週刊野球太郎』編集部に聞いてみた。

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◎どんな選手?

 鈴木は1989(平成元)年8月18日生まれの24歳。静岡県駿東郡出身で、高校時代は神奈川県の桐蔭学園高で一番・遊撃手としてプレー。東洋大に進学すると、1年春からリーグ戦に出場。野球部史上初となる、3年生で副主将に指名されるなど、プレーはもちろん、その人望の厚さも評価が高かった。2011年ドラフト4位でロッテから指名を受けた。当時の記事によれば、東洋大野球部・高橋昭雄監督は鈴木を「性格もよく、純真。学生野球の本筋をいってますよ。」と評している。

◎アマ時代から続く打撃ルーティン

 真面目な性格を持つ鈴木。アマ時代からプロ入り後も続けている“儀式”があるという。打席に入る前に、必ず一礼するのだ。ヘルメットに手をあて、上体を深く折りながら球審へ挨拶するその姿は、球場で鈴木の打席を目にする機会があったら見逃さないようにしたい。

 野球に対して真摯な性格は、この例だけではない。ルーキー時代のキャンプ中、同期選手同士で遅刻しないようにと、最も早く起きた選手が、各人の部屋のチャイムを鳴らすルールを設けた。そこでも一番早く起床し、チャイムを鳴らしていたのが鈴木だったという。

 こうした真面目で責任感ある性格は周囲も認めており、今季はプロ3年目ながら、伊東勤監督からチームのキャプテンに任命されたのだった。

◎後半戦の巻き返しに期待!

 今季は開幕5連敗を喫するなど、前半戦を終えてイマイチ波に乗り切れていないロッテ。キャプテンである鈴木も当然ながら責任を感じている。

 ここまでチーム全試合にあたる84試合に出場している鈴木。その責任感がありすぎる性格は、時にマイナスに作用してしまう場面が見受けられる。特に打撃に関しては、連敗中のチームではその気合いが空回りして、なかなか結果が出ないこともあった。その都度、真面目に考え過ぎる鈴木は、なかなか不調を脱することができないという、負の連鎖が続いてしまったようにもみえた。

 しかし、遊撃手や二塁手など、主にセンターラインを守る鈴木の守備は固く、打撃で結果を残せなくとも、その堅守でチームのピンチを何度も救ってきた。チームにとって必要不可欠な選手であることは間違いない。

 その存在感が評価され、今年のオールスターゲームではロッテから唯一の選出となった。第2戦では1安打2打点を記録。「とにかく打ててよかった。正直、1人で寂しかったですけど、みんなと一緒になれた気分ですね」とホッとした様子。

 その鈴木の打席では、チームから1人だけ出場した鈴木を思ってか、球場全体がロッテのチャンステーマで後押しする場面もみられた。鈴木は「感激しました。もう最高です」とコメント。真摯な態度で野球に取り組む鈴木大地には、それをしっかり見ている多くの野球ファンが味方についている。自信を持って、後半戦に臨んで欲しい。

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スマートフォンマガジン『週刊野球太郎』(http://yakyutaro.jp)はプロ野球やMLBはもちろん、高校野球をはじめアマチュア野球&ドラフト情報も網羅。野球に関する本や映画の紹介コーナーもあります。現在、同編集部が発行する雑誌『野球太郎No.009 夏の高校野球大特集号』が好評発売中。鈴木大地のような球界のリーダーになるような選手がこの中に!?

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