王、木田、工藤、田中……プロ野球選手はなぜ「気」の字を「氣」と書くのか?

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 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大が右ヒジに痛みを訴え、15日間の故障者リスト入りした。これによりオールスター戦への出場も辞退。ファンにとっては今こそ、応援の「氣持ち」をアメリカに向けて送りたいところだろう。

 田中将大のオフィシャルブログのタイトルでもあり、Twitterのヘッダーにも使用されている「氣持ち」の文字。田中はいつも「気」の字を「氣」と表記しているのをご存知だろうか? 実は球界には田中将大以外でも「気」の字を好んで「氣」とする選手が多い。その理由について、野球界の裏事情に詳しいスマホサイト『週刊野球太郎』に教えてもらった。

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 一般的には「気」という字ですが、野球界では意識して「氣」の字を使う選手が相当数います。ヤンキースの田中がブログのタイトルで「氣」の文字を使っているのがその代表例です。

 ところが、もっと影響力のある野球人が、昔からこの「氣」の文字を愛用していました。それが「世界のホームラン王」こと王貞治氏です。王氏はサインを求められると、昔からよく「氣力」と書いていました。

 こだわりを持って「氣」の文字を使っているのが、現在はBCリーグでGM兼投手として活躍する木田優夫です。2冊ある自身の著書(『DAKY~僕のサムライ野球~』、『木田優夫のプロ野球選手迷鑑』)の中では、全ての「気」の字を「氣」にするほどの徹底ぶり。巨人にドラフト1位で指名してくれた王貞治監督に影響を受けたのかもしれません。

 また、ダイエーで王氏と師弟関係となった工藤公康氏も「気」ではなく「氣」を好んで使用しています。工藤氏は自身の著書の中で、その理由をこう記しています。

《ふつうは「気」と書くが、本来は中に米という字を使う。米の形はエネルギーが八方に飛び散っている様子を表しているそうだが、「気」では中が「〆切」になって、「氣」を閉ざされてしまうという》(工藤公康著『折れない心を支える言葉』)

 田中将大においても、今こそ、この「氣」の力でケガを克服し、また元気な姿をマウンドで見せてもらいたいものです。

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