チームが勝てば「ハフマンゾク!!」 熱血助っ人チャド・ハフマンを知っているか?

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 ロッテにプレーも言動も“アツい”助っ人外国人選手がいるという。今季から新加入した、チャド・ハフマンだ。

 6月終了時点で34試合に出場。打率.272、1本塁打、16打点と、数字だけみると大した選手ではないかもしれない。しかし、外野守備では必死のダイビングキャッチ、凡打に打ち取られても、一塁への全力疾走を怠らないなど、高校球児顔負けの、そのハッスルプレーが話題を呼んでいるのだ。

 プロアマ問わず、野球情報を毎日発信している『週刊野球太郎』編集部に、この熱血助っ人・ハフマンについて聞いてみた。

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◎来日初本塁打が満塁弾!

 ハフマンは6月24日のヤクルト戦の3回、シーズン第1号満塁本塁打を放った。来日初本塁打が満塁アーチだったのは、現在はオリックスに在籍しているヘルマンが西武時代の2012年に放って以来、21人目。ロッテでは2005年のパスクチに次いで2人目の快挙だ。

◎涙ながらに誓った活躍

 ハフマンはいわゆる「苦労人」だ。2006年のメジャーリーグドラフトでサンディエゴ・パドレスに入団した後は、長きに渡ってマイナー生活が続いた。2010年にニューヨーク・ヤンキースに移籍し、メジャー昇格して初安打を放つも、クリーブランド・インディアンズに移籍した2011年と2012年は、やはりマイナー暮らし。出場機会を求めて2013年にはセントルイス・カージナルスと契約。しかし、メジャーの舞台で活躍することはなかった。

 出場機会を求めて、ハフマンは海を渡る決意を固める。2013年、ロッテの秋季キャンプにテスト生として参加したハフマンは、紅白戦で猛アピール。打撃面ではもちろん、守備面でもダイビングキャッチを魅せて、ユニフォームは泥だらけ。この必死さがテスト合格の決め手となった。

 年が明けた春季キャンプでも、ハッスルプレーを続けるハフマン。キャンプ中に何度か2軍落ち候補に挙がるも、その都度、紅白戦で結果を出すなどして踏みとどまり、なんとか開幕を1軍で迎えた。

 しかし、開幕3試合が終わった時点で結果が出ず、ハフマンは残念ながら2軍落ちを通告される。伊東勤監督の元に挨拶へ訪れたハフマンは、悔しさのあまり人目をはばからず、涙を流したという。

◎キャラクターグッズも発売!

 だがハフマンは腐ることなく、2軍でも練習に明け暮れた。降格直後の試合でも猛アピールし、首脳陣にプレーで訴え続けた。外野の守備位置までも、全力疾走を怠らなかったという。そしてハフマンの全力プレーは首脳陣に伝わり、伊東監督は再び1軍昇格を決めたのだった。

 その後は、清田育宏や大松尚逸らの実績あるメンバーを押しのけて1軍に定着。タレント揃いのロッテ外野陣で、伊志嶺翔大や岡田幸文、加藤翔平らとレギュラー争いを続けている。

 前述したヤクルト戦の満塁本塁打について、ハフマンは「最高の気分だよ」とコメント。試合後には「ハフマンゾク(満足)!!」と、決めゼリフとなった(?)ひと言を叫んだ。昨日、2号本塁打を放った時も、一塁まで全力疾走した勢いで余韻に浸ることなくダイヤモンドを颯爽と回った。しかし、本塁打を打っても、チームが勝たないと「ハフマンゾク」にはならないそうだ。

 すっかりチームのムードメーカーになったハフマン。オールスター明けにはオリジナルのキャラクターグッズ「ハフマント」も発売されるという。その商品は、その名の通りマント(フードタオル)で、ふなっしーやチーバ君などのご当地人気キャラクターに次ぐ第3弾の商品として、ハフマンがそのキャラクターに選ばれたのだ。

 プロレスラーのキラーカーンの登場曲が原曲だという噂の、勇ましくて個性的なハフマンの応援歌も必聴だ。いつも全力プレーを魅せるハフマンのプレーに、ロッテファンならずとも是非、注目してほしい。

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