さらっと息を止める「死神」。中日・岩瀬仁紀がひっそりと大記録を達成!

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 中日が誇るクローザー・岩瀬仁紀が地味に大記録を達成した。5月25日、対ソフトバンク戦で今季13試合目の登板となった岩瀬は、これで通算868試合登板を記録。梶本隆夫(元阪急)の867試合を抜いて、歴代最多登板記録の単独3位に浮上した。

 今季でプロ16年目を迎え、11月には40歳になる岩瀬。現役選手ながら数々の大記録を持っている、球界屈指の大投手である。しかし、なぜかそのスゴさを語られることは少ない。今回の史上3位となる登板記録についても、ほとんど報じられることはなかった。

 その“地味さ”も岩瀬の魅力の1つなのだが、その岩瀬のスゴさをプロ野球情報も毎週発信しているスマホサイト『週刊野球太郎』編集部に聞いてみた。

     *   *   *

◎ネット上では「死神」の呼び名も!

 1998(平成10)年のドラフト2位で中日に入団した岩瀬仁紀。背番号はプロ入りしてから「13」のままだ。西洋の占いで用いられるタロットカードには、不吉な暗示を予想させる死神のカードがある。そのカードは13番目に数えられることから、ネット上などではその番号を背負う岩瀬は「死神」と呼ばれている。

 試合終盤に細身の姿でフラリと現れ、無表情のまま淡々と打者を打ち取る岩瀬の姿は、簡単に死に追い込む「死神」と重ならないこともない。また大きく曲がる決め球のスライダーは、その軌道から大きな鎌を彷彿とさせ、岩瀬のスライダーは「死神の鎌」と称されている。

◎実はスゴイ! 数々の大記録

 それでは岩瀬がこれまでに築きあげた大記録を再検証してみよう。
 2004(平成16)年からクローザーに定着した岩瀬は、2005(平成17)年には46セーブを挙げて、シーズン最多セーブの日本プロ野球新記録を樹立。以降、昨季まで9年連続で30セーブ以上をマークしており、これは自身の持つプロ野球記録でもある。さらに岩瀬は昨季、佐々木主浩(元横浜ほか)が持つ日米通算記録を抜き、日本人最多となる通算382セーブを達成しているのだ。

◎常識を覆す「勤続年数」

 そして何といっても岩瀬のスゴいところは、その勤続年数。1年目の1999(平成11)年から昨季までの15年間、連続して50試合以上に登板している。

 昨今のプロ野球界にはリリーフ“3年寿命”説がある。肉体的な消耗はもちろん、精神的にもタフさが要求されるリリーフ投手。試合の大事な場面で登場する彼らは、肉体的にも精神的にも「持って」3年、それ以上の勤続年数を超えて活躍し続けるのは、球界でも数えるほどで至難の業といえる。その中で岩瀬は15年……。どれだけ偉大か、わかるだろう。


 5月終了時点で8セーブを挙げている岩瀬。これで通算390セーブとなり、自己が持つ日本最多セーブ記録を淡々と更新している。大台の400セーブまであと少し。こんな歴史的瞬間をプロ野球ファン全員で是非とも「死神」を祝福しようではないか。

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この記事のみんなのコメント

2
  • マニング

    6/4 0:50

    入団当時からスライダーのキレが左打者の手元からストライクゾーンを通過してボールになるイメージ★ 中継ぎから抑えに変わっても試合登板数は常に50試合登板は素晴らしい偉業だと思う!! 近年はキレが無くなり救援失敗することもあるがそれでも出てこれるのは首脳陣の期待の現れ♪

  • Nya-Ojo

    6/3 11:47

    死神と呼ばれるぐらいの、タフさ。絶対に欲しい。

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